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こちらは自閉っ子育児ブログです。
ニコニコうーさん

ニコはじめくん

一歩(いっぽ)くんニコ
知的障害を伴うお笑い好き自閉症児
感覚過敏強め(鈍麻もあり)

特別支援学校一年生

よろしくお願いします。



深部感覚(固有覚)が鈍麻な子



一歩くんは以前OTさんから


外からの刺激には敏感だけど

身体の内側を感じる力は鈍感


ということを言われていて


小さい時はよくわからなかったけど

大きくなるにつれて顕著になって


それは尿意便意を感じる力が弱かったり

腹圧がうまくかけられなかったりして

トイトレが一向に進まないのもあるし


 深部感覚(固有覚)


身体部位の位置や動きを把握したり

抵抗や重さ、振動を感じる力


が全体的に弱いので、運動面の遅れが大きいんだろうと思っています。



OTさんからよく言われたのは


重いものを持つ(運ぶ)こと

坂道を上り下りすること

とにかく手を使うこと



と言っても、

一歩くんは触覚過敏が強く手をあまり使えなかったので、何かを持たせることもなかなか難しかったんですが


原始反射統合トレーニングの成果もあってか

ここ1年くらいの触覚過敏の緩和で

だいぶいろいろ触れるようになりました手


その後から、


ボディイメージがついてきて

着替えが自分でできるようになったり

荷物を1人で持ったり


あとこーゆーブルブル振るえるオモチャを

手で待っても大丈夫になったり




だいぶ自分で身体を動かせるようになり、

運動面だけでなく認知面や社会性にも成長が見られるようになりました。



深部感覚と社会性は繋がっている


こちらの研究によると



〜​以下、研究結果より抜粋〜

身体の中の感覚に気づきやすい人ほど表情模倣が起こりやすいことや、「視線」などの社会的シグナルに敏感である可能性を、世界で初めて明らかにしました。つまり、内受容感覚の個人差が、他人からの影響の受けやすさの程度に関連していました。これらは、「ヒトの社会性が身体に根差す」という仮説を支持する新しい発見です。



つまり、社会性の発達は身体感覚が基盤となる可能性を示しているというわけです。



身体の中の感覚を感知することは、自分の感情を認識するのに重要な役割を果たす。

自分の気持ちをしっかり感じ取れないのに、他人の気持ちに気づけるはずもないわけで。



以前、「触覚は共感性、社会性の源」という説に触れた記事がありますが



触覚は外からの刺激を皮膚を通して感知する力


深部感覚(固有覚)は内側の関節や筋肉の位置や動きを感知する力


表裏一体、という気がします



固有覚の鈍麻が大きいタイプだと、

運動面の発達が進みにくく

自分からあまり動きたがらない

トイトレ、身辺自立が進まない

動作を練習してもなかなか身につかない

できるようになったはずのことも少し時間が経つとできなくなる


=身体で覚えられない


となりがちで、

見ていてすごくもどかしく

どうしたらええねん凝視となりますが


過敏も鈍麻も、適切な刺激を入力することは

どちらも大事なはず


骨に振動を与えるのは何かしら効果がありそううーん


これとかどうやろ…使えるかな歯






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