人生初! 偏差値60の浜学園・公開学力テスト(小3・5月)」からの続きです。⇒

 

さーーーー、やってきました、中学受験業界のお祭り!! 年に2回の祭典、全国統一小学生テスト(全統小)です!

実力を測るために、ノー勉強で挑むご家庭も多いことでしょう。うちは違います。何しろ四谷大塚の入塾資格に直結しているからね!

クラスによって教える内容が変わらないと噂のSAPIXと違って、四谷大塚や浜学園は応用クラスに入れないと、難度の高い単元や解法を教えてもらえません。あと多くの校舎では、ベテラン社員の講師は上位クラスを受け持つことが多いらしく、成績が悪いと講師の「アタリ」「ハズレ」のギャンブル率が高くなります。
もちろんアルバイト大学生でも情熱と指導スキルを備えた講師は多くいらっしゃると思うので、あくまで確立での話しです。

という訳で、対策講座での過去問解説などガッツリやってから挑んでいきます! うちは四谷大塚ですが、提携塾や早稲アカといった塾・校舎によって対策は違うんでしょうけど、その辺りどうなんでしょうね?
1年生、2年生との大きな違いとして、3年生からマークシートになります。対策講座でマークシートの塗り方とか教えてくれるんだろうなーと一方的に期待していたんですが、そこは特に教えてもらえなかったそうです。

ということで以下の解き直し結果は、マークシートの塗り間違いがないことが前提とあります。やらかしていそうで、結構、怖いなーー。


それでは早速、算数から振り返って参りましょうーーーー!!
※ 例示の問題文は、実際の出題から意図的に改変しています。

(1)計算問題
ノーミスクリア、かな? いよいよ、たぶお式の効果が明らかになってきたのでしょうか。良い傾向です。

(2)一行問題
ここも、ノーミスクリアかな? 苦手な単位の問題も、ミスらないですんだようです。
対策講座で「出やすいよ」って教えてもらった折り紙問題とか出てました。対策講座って自作プリントなんですけど、あれって校舎ごとに「ここ出るんじゃね?」とか山はって作ってくれているんですかね? それとも全校舎、共通なのかな?

(3)積み木問題
ここも対策講座で「出やすいよ」って教えてもらった単元です。習うのは小1や小2なので、忘れている可能性が高い単元です。逆に「できる子」なら、それぐらいの学年でも解けるんじゃないかな?
毎回、色々な工夫をしてくれる積み木問題。今回は、白い積み木と黒い積み木を、前後左右上下で隣り合わないように交互に積んだ場合の、黒い積み木だけを数える問題でした。

ゆうくん玉砕ーーーー!

数え間違えているー。1段ずつ分解しながら数えないといけないのに、そのまま数えようとしたみたいです。この辺りは天才的な空間認識能力か、もしくはテクニックが必要ですね。

(4)図形の周囲の長さ問題
面積の公式を習う前だと、面積計算代わりに良く出てきますね。方眼用紙に描かれた図形の周囲の長さを、地道に数え上げて、足し算するだけです。これも「できる子」なら、小1や小2で解けるんじゃないかな?

ゆうくん玉砕ーーーー!!!!

これは痛い! おそらく正答率がすっごい高いと思われる、小問1まで落としています。色々な色紙を重ねて図形が作られているんですが、問われているのは青い色紙の周りの長さでした。ゆうくんは、赤い色紙の周りの長さを数えています。
学習障害(ディスレクシア)の特性による読み間違いです。今回は計算途中で数字が化けるケアれミスミスはありませんでしたが、読み間違いは起きてしまいました。この2つは本当に対策が難しく、これの有無が、結果に大きく影響してしまいます。

(5)折り曲げた紐を切る問題
パパ的に感心した良問。浜学園の公開学力テストを毎月受けてきたおかげで、出題パターンはそれなりに見てきたつもりです。それでもこのパターンは初見です。
紐を真ん中で二つ折りにして、さらに真ん中で四つ折りにして、と何回か重ね折りした上で、ハサミで切断します。さあ、何cmの紐が、それぞれ何本できたでしょうか! 的な問題です。

ゆうくん玉砕ーーーー!!!!!!

何をやって良いのか、さっぱり分からず手も足も出なかったそうです。なのでテスト会場から出てくる時、半泣きでした。

例えば24cmの紐を半分に折ると12cmになります。さらに半分に折ると6cmになります。真ん中の3cmのところにハサミを入れて切ります。すると、最初と最後は、3cmの切れ端が2本できます。残りは6cmの紐が3本できます。
出題では逆に、切る前の長さを聞いてきます。なので上に書いたような計算を、後ろから逆向きに解いていけば答えが出ます。大人だと簡単そうに思えますが、子供にとっては「人生で初見」になるので、難しいんでしょうね。お子様によっては、スムーズにイメージできるのかな?

(6)場合の数
あれ? あれれ? ラスボス問題(百点阻止問題)として定番の、場合の数がないだとぉーーーー!? 公開学力テストや全統小のラスボス問題でお馴染みの、多量の組み合わせパターンを書き出していくタイプの問題が、出てきませんでした。
今回は「制限時間内だと、大人でも解けねーよ!」的な難問・奇問は出なかったように思います。代わりに図形や立体の問題が多いように感じました。


難問が出なかったということは、平均点が良くなって、相対的に同じ点数だと偏差値が下がるはずです。基礎問題は積み木を除いて、取りこぼしなかったように思うので、偏差値50は狙えそうです。
ただ、応用問題に当たる大問2つで小問全滅したので、応用コース(マンスリー講座やSクラス)の受講資格は、今回も無理だろうなー。

小学4年生からの通塾をどうするのか、本当に悩ましいです。

 

⇒「心折れる! 全統小テスト(小2・6月)の出題:国語編」に続きます。

 

最初から読む◆ 「中学受験」に療育っ子がチャレンジ!
◆ 「家庭学習」で四谷大塚の授業に追いつきたい!
◆ 「療育」(発達グレー)のあれこれ!