小学校のカレーと図工展示会」からの続きです。⇒
 

東京駅から徒歩1分、日本郵政JPタワーにある「インターメディアテク」に行ってきました。いつか行ってみたいなーとは思っていたものの、そのためだけに東京駅まで行くのもなーと、なかなか足が伸びなかったスポットです。


ゆうくんにとって東京駅は通り過ぎるばかりで、あまり降りたことのなかった駅です。歴史好き、建築好きになってもらえると、その素晴らしさが分かるんでしょうけどね。


実のところお出掛けの目当ては「インターメディアテク」ではなく、テレビでやっていたらしい八重洲口地下の「東京キャラクターストリート」と「東京おかしランド」です。ちいかわ、人気ですね。ゆうくんも大好きです。


ハッピーターンを作っている様子を見ることが出来ます。まあ、油で揚げて、怪しいパウダーを振りかけるだけなんですけど。怪しくないよ!


店舗限定で、通常の3倍のパウダーがこれでもかと山盛りです。粉まみれ。すごい。お茶がほしくなる! 他には、柿の種のかつお節トッピングを食べました。540円です。かつお節の方は、家でも作れるんじゃね? こうした非日常なスペースだと、財布の紐も緩んでしまいますね。


ここからが本題。ゆうくんとママの目的を果たした後は、パパの目的である「インターメディアテク」目指して、八重洲口から丸の内口まで横断です。
駅から出て左手すぐが、JPタワーです。下層部分で昔の面影を再現している都市計画デザイン、いいですよね。実はゆうくんが小さい頃にも来ているんですが、当然、本人は覚えていません。2階と3階に、ビル内のコンパクトな博物館「インターメディアテク」はあります。


本日のお供のぬいぐるみは、三葉虫です。ゆうくんは自慢のぬいぐるみを大人に見せるのが大好きです。ウザい子供ですいません。スタッフ(学芸員?)のお姉さんに大うけで、ゆうくんは上機嫌でした。


メインフロアに入る前に、昔の地図のコーナーなどがありました。上野の立体地図にプロジェクションマッピングで時代の変化が映し出されていきます。何で上野? 東京駅が舞台だと、江戸城と武家屋敷だけになっちゃうので、面白くないからでしょうか?


メインは「Made in UMUT 東京大学コレクション」となります。東京大学が蓄積してきた学術標本ですね。スペースは決して広くありませんが、展示物はとんでもなく充実しています。密度が濃いよ! 博物館の目玉になっているが、クジラやウマの骨格標本です。


施設の特徴としては、科学館ではなく博物館であること。雰囲気は美術館寄りで、解説などは最小限に留まっています。標本はアンティーク的な見せ方になっており、レトロな工業品や美術品と区別なく並べられています。大金持ちが所蔵するコレクションを、覗かせてもらっているような趣きを味わえます。
解説が少なめなので、「分かる人ならすごく楽しめる」けど、「分からないと、表面的にさーーっと眺めておしまい」となっちゃいますね。

ゆうくんの場合は、解説があったところで、じっくりと読んだりはしません。チラ見するだけで十分で、それ以上に知りたいとか調べたいとか思ってはくれないようです。この辺りが、本当の理科好きっ子とは大きく違うところですね。
どの科学館や展示イベントでも同じなんですが、さーーっと流し見して、「見終わったから、もう帰る!」となります。


チラ見だけで次の展示に進もうとするのを、パパが止めて解説しようとすると、へそを曲げてしまいます。思い通りにならなかったり、他者から指示されたりすると、外界から自分をシャットダウンする特性は、保育園の頃から治っていません。
部屋の隅に閉じこもって、しばらく、どんな働き掛けにもイヤイヤ以外の反応を示さなくなります。どこにいるか分かりますか?


はい、ここにいました。スタッフのお姉さんから「可愛いですねー」と声を掛けていただきましたが、親としては何とかしてほしい特性です。
本来なら、パパが面白く解説できれば良いんですけどねー。本人が聞きたいと思ってくれるような解説をできるのなら、「指示されている感」がなくなるんですけど。この辺りは完全にパパの能力不足です。


時間さえ経てば、ケロっと回復します。気分を持ち直したゆうくんが、比較的じっくり見ていたのが剥製コーナー。「あれはゴンちゃん(キツネ)! あっちは夏テンと冬テン!」と、うちにあるぬいぐるみ達を、剥製と比べていました。


爬虫類好き、両生類好きを自称する(その割には自ら知ろうとか調べようとかはしない)ゆうくんですが、お気に入りだったのはカメの骨格標本。パパも知りませんでしたが、甲羅に背骨がくっついていて、骨だけだと甲羅の中身は空洞に見えます。収容力バツグンです。


オタマジャクシからカエルになるまでの、ホルマリン漬けです。「かなり最後の方まで尻尾が残ってる」と小さな発見をしていました。

 


パパも詳しくないのでほぼ解説できませんが、昆虫標本も大量に並べられています。「昆虫最強王図鑑展」にも登場していたリオック(最強コオロギ)もありました。「針で刺されて、死んじゃったの?」と、ゆうくんドン引きです。うん、剥製とかホルマリン漬けとか、みんな死んじゃってるけどね・・・。
なお、人体も展示してありましたが、そちらは撮影禁止。「ミイラは過去に生きていた人の遺体であり、彼らの尊厳は尊重されなければならない」とされています。


巨大な葉っぱの標本。これはパパも初めて見ました。


植物標本や岩石標本も豊富に揃っています。わ、分からん(汗。解説なしだと、どこをどう注目して見るべきなのか、さっぱり分かりません。好きな人や詳しい人にとっては、たまんない展示なんだろうなー。


先ほども述べましたが、学術標本はアンティーク類と区別されずに展示されています。レトロな工業品や美術品も数多く並びますが、ゆうくんはスルーです。「自分で工作したり絵を描くのは好きだけど、他の人のを見るのはつまらないから嫌い」と断言。無理強いしてもヘソ曲がるだけなので、あきらめます。
美術品はパパもさっぱり理解できませんが、本当はカメラの仕組みとか解説したいのになー。この辺りは科学館にある体験型の展示じゃないと、ノってくれませんね。


東京駅前にある博物館「インターメディアテク」。予想以上の充実っぷりでした。決して広い訳ではありませんが、解説パネルなどにスペースを割いていない分、学術標本の密度がすごいです。知識豊富な方なら、1コーナーだけでも丸一日話題を拡げられるんでしょうね。さーーっと流し見するだけなら、所要時間は1~2時間ほどでした。

ちなみに「無料」ですよ。日本郵政さん、東京大学さん、太っ腹! 新幹線に乗るといった用事がなくても、たまには東京駅で降りてみるもの楽しいかも知れませんよ?

 

⇒「次記事」に続くかも?(予定)

 

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