「偏差値ジェットコースター！ 全統小テスト（小２秋）の結果」からの続きです。⇒
入塾資格を兼ねた四谷大塚「リトルスクールオープンテスト」を受けてきました。全員が同じカリキュラムで努力するため、入塾（普通は小４？）から半年程度の偏差値が定位置となるケースが、統計的には大多数を占めることが明らかになっています。そのため、低学年から中学受験向けスパイラルを早めに回し始めることで、高学年までには応用クラスに入ることを目標にしています。
浜学園では一旦は応用クラスに入りましたが、夏休み後に偏差値３０まで下落。授業スピードについていけないため、受講をすっぱり止めて本人なりのペースに合わせたパパ塾１００％で何とか偏差値５０前後のボリュームゾーンには戻ってきました。しかし、偏差値５０では、応用クラスの扉は開きません。真ん中よりちょい上じゃないと駄目なんですよねー。
ちなみに前回（７月）は、偏差値４０台後半でした。真ん中よりちょい下ですね。
四谷大塚「リトルスクールオープンテスト」の傾向ですが、基本的には塾授業の内容そのまんまです。全国統一小学生テスト（全統小）は、公立小学校レベルの超簡単な問題から、大人でも解けねーよ的な他塾生向け（SAPIXとか）超難問まで幅広く出題されます。
ところが「リトルスクールオープンテスト」は四谷大塚の塾生向けということもあり、簡単すぎる問題が出ない一方で、超難問も出ません。
うちが毎月受験してる浜学園「公開学力テスト」だと、１枚目は塾授業ベースの基本問題。２枚目は塾授業の内容から少しひねった「初見の」応用問題が出てきます。基礎クラスで教えてもらえる典型題の内容では、歯が立ちません。応用問題については、四谷大塚の方が易しいように感じます。
た・だ・し！
全統小ほどではありませんが、基本～中盤の問題数が多いーーーー！！ 超スピードで！ ノーミスで！ 浜学園より簡単そうに見えて、実は全く別の能力が求められてしまいます。
浜学園の場合：
計算問題×１０問
１行問題×４問
応用問題×２問（小問としては×６問）
合計：２０問
四谷大塚の場合：
計算問題×１４問
１行問題×７問
中堅問題×３問（小問としては×１３問）
応用問題×１問（小問としては×３問）
合計：３７問
多い、多い、だから多いんですって、四谷大塚さん！ テスト時間、わずか３０分ですよ？ 週テストの集合体みたいな感じで、どれも見たことある問題ですが、見た瞬間に解き方をイメージできないならアウトです。
ではどんな問題が出たのか、算数から振り返って行きましょう。
① 計算問題
間違えちゃ駄目です。ノーミスが当たり前です。検算はしたっぽいですけど、どうでしょうか？
② 一行問題
お買い物の足し算・引き算、時間を求める問題です。簡っ単っ。ケアレスミスで落とすと、偏差値５０に届かなくなります。
③ 中堅問題（平面図、立体図）
直方体の展開図とか出ましたが、基本中の基本です。同時期に浜学園では既に、立方体の切断を習っていますからね。
④ 中堅問題（グラフの読み取り）
これも授業でやりました。楽勝です。
「むちゃくちゃ簡単だった！ だって、棒グラフを読む問題なのに、みんなゼロなんだよ、ゼロ！」と、塾から出てきたゆうくんも、余裕の表情です。
待て。
ちょっと待て。
問題文を良く読んでみましょう。
「下のように、描きかけの棒グラフがあります。ＢはＡの半分です・・・（以下略」
問題文で判明している数字を手掛かりに、自分でグラフを完成させていって、そのグラフに基づいて答えることが求められています。単純作業なので時間との勝負という面はありますが、内容自体は足したり引いたりするだけのシンプルな計算です。それなのにゆうくんは、白紙のグラフを見て「みんなゼロじゃん！ うわ、すっげー簡単！」と大喜びだったようです。
Ｂはいくつでしょうか？ 答えゼロ！ Ｃはいくつでしょうか？ またまた答えゼロ！ だってグラフが空欄だから！ そんな問題、出る訳ないだろうがああああ！！！！
はい、今回も応用クラスは無理でしたー。さようならー（凹。
⑤ ラスボス問題（植木算）
のりしろを考慮しながら、テープの長さを求める問題です。ラスボスを名乗るには力不足ではないでしょうか。これも中学受験生なら、何度も見掛けていると思います。公式とか使わなくても、ごり押しで普通に解けます。
最後の小問なんかはテープの長さが複数あったりして、表に整理しながら組み合わせを書き出さないといけません。ただこれも、ごり押しで溶けるはずです。ゆうくんには「ラスボス問題は捨てて良い」と言ってあったので、不戦敗です。
⇒「リトルスクールオープンテスト（新小３・１２月）の難易度：国語編」に続きます