love storys  ~17歳、私と君と。~ -40ページ目

love storys  ~17歳、私と君と。~

どれだけ、時間が戻ればと思っただろう。

どれだけ、彼が愛おしいと思っただろう。

どれほど・・・

       私は君との未来を願っただろう。

夕暮れになると共にカラスが鳴き出した。


部活がない人は帰り支度をはじめ、帰っていく。


部活がある人は部室へ向かう。


「だるいなぁ・・・」


そんなことをぼやきながら。


僕は部活に入っていないので前者だ。


帰り支度をして帰ろうとする。


その時「雨宮」


先生が僕の席のところまで来た。


「なんですか?」


「少し話しあるから職員室に来てくれ」


何の用だろうか?


特に目をつけられるようなことはした覚えないけど・・・。


そんな疑問を抱きながら「わかりました」


僕はそう言った。


「なんかやったのか?」


帰り支度を終えて、机から立ち上がった良一はニヤニヤしながら僕にそう言った。


良一は高校で1番最初に仲良くなった男だ。


まだ高校が始まってそんなに経っていない今、僕が一番頼りにしている友達だ。


「別に・・・心当たりはないな」


苦笑して、教科書をカバンに入れながら僕は答えた。


「どっかのモデルさんに手を出したとか?」


良一の言葉は当然冗談だ。


それは分かっていた。


けど・・・奈々の話、それもこういう嫌な意味での話では僕は融通が利かなくなる。


「そんなはずないだろ」


手を止めて、低めの声で良一を横目で睨みつけながら答えた。


「冗談だよ。冗談。じゃあ、また明日な」


何かしらの危険を察知したのか、良一は僕と話すのを中断させて、帰って行った。


あいつは空気は読める。


そこが1番ありがたいところだ。


対照的に僕は・・・大人げないというか・・・。


奈々と僕の幼馴染であるという関係をばらしてない以上、こんなジョークとかもっとディープなうわさ話とかも出てくるだろう。


そのたびに僕は食ってかかるんだろうか?


「それは避けないとなぁ・・・」


荷物をカバンに入れ終わった僕はカバンを背負って職員室に向かった。


すでに下校している人が多く、廊下や教室など校舎の中に残っている生徒はほとんどいない。


廊下だけを見ていてもつまらないだけなので、僕は他の教室に誰か残っているのかなどを見ながら歩いていく。


「あ・・・」


僕は思わず足を止めた。


隣の隣のクラス。


1組の教室の中に2人の生徒がいた。


その2人は抱き合ってキスをしていた。


当たり前のようにかわされるキスは僕の描く恋愛とは全然違うもの。


高校生って・・・・こういうものなのかな。


僕は2人に気づかれる前に、その教室を後にする。


職員室に着き、ノックをしてドアを開けた。


「小林先生いますか?」


近くにいた先生に聞いた。


「あの柱の奥にいますよ」


眼鏡の優しそうな先生はそう答えた。


「ありがとうございます」


僕は一礼をして教えてくれたところに向かう。


それらしき人物が見え、その人が座っている椅子までいく。


・・・小林先生は小説を読みながら欠伸をした。


職務はどうした、職務は。


そんな突っ込みをしたい気持ちを抑えながら


「小林先生」


先生の名前を呼ぶ。


「おお。雨宮か」


小説を閉じて、椅子を反転させた。


小説は表を向いて閉じてあったので題名が見えた。


『ラブ・ミー・テンダー』


今話題の恋愛小説だった。


内容は恋人同士の男女が遠距離恋愛の中で辛い思いをしながら愛を育んでいくという・・・。


・・・何読んでんだこのおっさんは。


「先生。それで何のご用でしょうか?」


「ああ。大した用ではないんだが・・・」


じゃあ、呼ぶな。


そう思う。


「もうすぐ体育祭あるの知ってるか?」


「知ってます」


体育祭というのは秋がセオリーだ。


けど、この学校は春にやる。


まだ団結力の欠片もないこの時期に。


「そこで、お前には選抜リレーに出てもらう」


「は?」


訳の分からない話に目を点にする。


「うちの学校では、クラスで1番速いやつを選出して競う競技があるんだ」


「はぁ・・・」


「それは全学年のクラス対抗で行われる。1年から3年までの1組。とかそんな感じで。まぁ、それだと3人になるから3年のみ2人だけどな」


「それはわかりました。けど、なんで僕なんですか?」


「体力テストでお前が一番速かったからだ」


「そうですか」


僕はため息をついた。


あったなぁ・・・そんなの。


とか思いながら。


「やってくれるか?」


「選択権はあるんですか?」


「ないな。残念ながら」


笑いながら小林先生は答えた。


「わかりました。やります」


僕はそれに渋々了承した。




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こんにちわ。



雨が降っています。



明日も雨らしいです。



明日から合宿なんだけど。。



夏も雨だったし。



だれだ、雨女雨男は。



まあ、そんな話はいいとして・・・。



昨日のアメンバー限定記事。



さすがです。



大人の方々のコメントはすごくありがたかったです><



友達とは訳がちがう!!ww



小説はゆっくりとやって行こうと思います。



とりあえず、今日は一話だけで><



テンション上げる時に聴く曲 ブログネタ:テンション上げる時に聴く曲 参加中
本文はここから


ん~・・・。



僕はaquataimesのがーネットですね。



あんまりメジャーな曲ではありませんがw



あとはヒルクライムの大丈夫とか。



激しい歌じゃなくて、バラードです。



内からテンション上げるタイプなのでw



皆さんのテンション上げる歌はなんですか?





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いつも通りの平凡な日常。


普通に登校して、授業を受けて下校して。


景色は何も変わらない。


心の色に変化は見られない。


同じような毎日が淡々と繰り返される。


なにも『変わらない』んだ。


僕が奈々に抱いている思いも。


それを伝えることができないことも。


奈々が気付くことがないということも。


そして、僕らの距離は広がることはあっても狭まることはないんだ。


一気に広がった僕らの距離は修復を不可能にさせる。


喧嘩をしたわけじゃない。


ただ、高校生という思春期に入った。


それと同時期に君が夢を叶えた。


この二つが影響したんだ。


一つ目だけなら僕らの距離は中学生のころと変わらなかっただろう。


けど、二つ目が大きすぎたんだ。


僕とは違った世界に足を踏み入れた君は特別な人。


限られた「輝ける者たち」の仲間入りを果たした。


対する僕は平凡な人間。


どこにでもいるような冴えない男だ。


いくら昔仲が良くてもここまでの差ができてしまうとけん制してしまう。


僕自身が身を引くと同時に君も・・・僕と距離を取るようにしているのだろう。


それが正しい。


雑誌の表紙を飾るほどの君はある程度、名の知れた有名人だ。


記者とかだってマークしているはず。


そんな君が男と二人で歩いてたら・・・昔みたいに一緒に帰っていたらどうなるだろう?


どこかしらの週刊誌に載る可能性は否定できない。


「モデル!!交際相手発覚!」


みたいな見出しで。


だから僕は決めた。


今後、僕は彼女を遠くから見るだけにすることを。


辛い?


そう問われたら僕は辛いと答えるだろう。


絶対に。




今までと違う生活。


君が傍にいなくなってしまう生活は嫌だ。


けど、彼女の夢を尊重する。


壊してはいけないものなんだ。


それが僕にできる唯一の彼女への協力。


奈々。


君は少しでも僕と同じ気持ちを抱いてくれているだろうか?


君の中で僕の存在はどれほどのものなのだろう。


ふとそんなことを考えるときがある。


けど、全く分からない。


「分かる必要もない・・・か」


分かれば辛くなるかもしれないし。


きっと、いいことなんてなに一つない。


『今』の君の想いを聞いても。




4月半ば。


新しい学校での生活はそこそこ充実はしていた。


特別スタートダッシュに遅れたわけでもなく、友達もできて十分普通でありふれた日常を手に入れることができたのだから。


それは君も同じようだった。


友達を作って、いつも笑顔で。


違うところといえば・・・目にクマがよく見られること。


仕事と学校の両立は大変なのだろう。


学校もたまに早退することがあるぐらいだ。


まだ始まったばかりですでに片手は越える回数だ。


大丈夫だろうか?


そんな心配をする。


けど彼女にそんな言葉をかけることはない。


そうあるべきだと思っているから。


「千草さんって可愛いよな~」


そんな話は日常茶判事。


可愛いの基準がどこにあるかは知らないが。


「モデルやってるらしいな~」


僕はすべて知らないふりをして「そうなんだぁ」


そう答える。


幼馴染であるということは誰も知らない。


・・・奈々が言っていないこと前提にする話だが。


まあ、そんな心配はする必要はないだろう。


“奈々だから”




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ではでは!!

まずお知らせです。



今日は、アメンバー限定記事とプロローグを更新しました。



どちらも見ていただけると嬉しいです。



プロローグは少し変えました。



アメンバー限定記事は・・・うんww



あと、アメンバーですが少し減らさせていただきました。



一切絡みのない方、記事を見られたくない方を・・・。



すいません><



男女の友情は何をもって成立という? ブログネタ:男女の友情は何をもって成立という? 参加中
本文はここから



なんでも話せるような相手になったらじゃないですか?



そこに恋愛関係がないのを前提としますが。



恋の悩みとか相談できたら、相手を意識しなくなったってことになるから完璧じゃないですかね。



ではまた明日!

僕らが愛を確かめ合うのに言葉はいらなかった。


行動・・・動作・・・息遣い。


ただそれだけで感じ合う。


そんな愛はとても甘い。


そして、どこかほろ苦いような・・・。


そう思えた。


所詮は高校生の恋。


ちっぽけで自由がきかないもの。


その中で精一杯の愛情表現。


・・・なんて。それはただの言い訳。


経験というものが一切ない僕らが作った馬鹿みたいな言い訳だった。


手の温もりだけで僕らはお互いを感じ合う。


小さい頃に何度も握っていたその手。


今、こうしてもう一度握ってみるとそれは特別なものに変わっていた。


小さい頃と今では全然違う。


何が違う?


『言葉にできない何か』


それは到底他人が理解できるものではない。


味わっている当人でしか得られない・・・特別なものだ。


握り合った手はそこから動くことはない。


静止して、ただ相手の感触を確かめるだけ。


彼女は下に向けていた顔を上げて、僕をまっすぐ見た。


頼りなく灯されているただ一つの街灯が彼女の顔を映す。


ニコッと笑いながら頬を赤らめている彼女の顔は当然ながらとても可愛らしかった。


そんな彼女を見て愛おしく思うと同時に過去のことが少しだけ頭に浮かんだ。


常に傍にいた君。


そんな君は隣にいて当たり前で、傍からいなくならないと思っていた。


だけど君は遠くに羽ばたいていってしまった。


好きだった。


けど、想いは伝えることはしなかった。


ずっと傍にいてくれたから。


それに怖かったから。


想いを伝えることで君が遠のいてしまうのが。


なんて言ってはいるけど・・・気がつけば手の届かない存在になった。


僕がどんなに手を伸ばしても、か細い手を差し出してくれるはずがないと断言できる遠い存在。


でも、この時。この瞬間。


君は僕のそばにいた。


そして、手を握ってくれている。


そんな今が夢みたいに思える。


ここに広がるのはあり得ないような光景。


信じられない光景。


もし夢ならば・・・覚まさないでほしい。


ぼくはずっと夢の住人でありたい。


そこまで思えるほど幸せな時間。


どんな瞬間よりも貴重で大切な時間だ。


その時、頼りない街灯が光を消した。


ふっと消えた明かり。


僕らを包む景色は一瞬であたりを闇に覆い、少しだけ寂しさ、悲しさという感情を浮き出させる。


「あ・・・」


「消えたね・・・」


彼女の顔が見えなくなる。


暗闇に慣れてきたとはいえ、鮮明に表情が分かるほどまでには至らない。


おぼろげに見えるだけ。


「場所・・・変える?」


僕は聞いた。


「ん~・・・見つかっちゃうかも・・・」


「ああ・・・。でも大丈夫じゃない?こんな深夜だし」


「侮れないですよ?」


これは彼女の癖。


たまにこうした敬語を使うんだ。


「そう?」


「うん。それに・・・」


彼女が僕の手を握る力が強くなる。


「それに・・・何?」


「暗い方が言いやすいから・・・」


消えていくような弱々しい小さな声。


だけど、はっきり聞こえる。


周りの雑音は僕の耳には一切入らないから。


視界が見えなくなると、異常なほどに感触、声が聞こえるようになるんだ。


「何か言いたいことがあったの?」


「うん。あった。ずっとずっと言いたかったことが・・・」


彼女は今どんな表情をしているだろう。


どんな気持ちでいるだろう。


僕には何もわからない。


ただ一つだけ分かること。


彼女は・・・。


「私・・・君のことが・・・」




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むらさきはしどい。



花言葉は純愛。



僕は純愛なんかしたかなぁ・・・。



なんて考えたりww



そうえば、アメンバー限定更新しました~。



今日はプロローグだけです。