徒然なるヨッシ~の雑学日記 -8ページ目

雑学日記 その495(素朴な疑問編20)

みなさま、お疲れ様です。

 

遅ればせながらですが、今回が今年、初回のブログとなります。

本年もよろしくお願いいたします。

 

さて、今日も前回の続編と参ります。

 

『どうして足をのせるだけで「体脂肪率」がわかるのか?』

 

いまどきの体重計(ヘルスメーター)には、「体脂肪計」つきのものがよくあります。

体脂肪とは、体内にたまっている脂肪のことです。体重にしめる体脂肪の割合が体脂肪率で、一般に男性は10~20%、女性は20~30%が標準とされます。そして「体脂肪計つきヘルスメーター」に乗ると、この体脂肪率が瞬時にしてわかってしまうのです。

足を乗せるだけで体重が測れる理由は、だいたいは皆様も分かるとは思います。しかし、なぜ、足を乗せるだけで体脂肪率なんてものまで分かってしまうのでしょうか?

体脂肪率を測定するカラクリは、実は厳密に体重計のしくみを説明するより、ずっと単純なのです。原理は、人間の脂肪は電気を通さないのですが、筋肉などは水分を含んでいるため電気を通す――これだけです。

体脂肪計つきのヘルスメーターには、足を乗せるところに銅板がついています。この銅板は、体内に電気を流すための電極になっていて、電流は右足つま先から腰のあたりを経て、左足の電極に戻るようにできています。

さて、実際に体脂肪計つきのヘルスメーターに乗る、つまりあなたの体に電気を流すと、脂肪は電気を通さないため、脂肪の多い人は電気が流れにくいです。反対に、脂肪の少ない人は、電気がよく流れます。

この‟電気の流れにくさ”を数値化したものが「電気抵抗」で、体脂肪計つきのヘルスメーターでは、この電気抵抗を瞬時にして測定、そこから体脂肪率をはじきだしているのです。

ただ、こうして測定された体脂肪率、いかにも正確という感じですが、実はそうでもありません。なぜなら、人間の体重は朝と夜、食前、食後で変化するし、電気抵抗も水分を多く取ったときと取ってないとき、あるいは体温などによっても変化するからです。

体脂肪計つきのヘルスメーターと上手につきあうためには、なるべく同じ条件、同じ時間帯で測定することです。

また、家庭用のものは誤差も少なくありません。はじきだされた数字に一喜一憂せず、長い目でうまく利用していきたいものです。

 

 

 

さて、いかがでしたでしょうか。

 

それでは、次回までごきげんよ~!

 

 

さて、いかがでしたでしょうか。

 

それでは、次回までごきげんよ~!