「好きでもないのに結婚した」 | 吉村カウンセリング研究所

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幼少期のショックやトラウマを癒す「チャイルド・ワーク」のカウンセラー養成スクールを主宰しています。カウンセラー講師の他、カラーセラピスト養成講師、風水鑑定も♪収益の一部はユニセフや恵まれない世界の子ども達への寄付しています。

皆さん、おはようございます。

吉村涼子です。

 

ここ数年の

クライアントさんの共通事項。

 

それが

「好きでもないのに結婚した」

というものでした。

 

何を隠そう、

私もそうでした。

 

そして私はすぐ離婚。

 

それはそうですよね。

好きでもないのですから。

 

中には好きだと

思い込んでいる患者さんも

いらっしゃいます。

 

インナーチャイルドが癒されたくて、

自分をマインドコントロールしている

状態です。

 

好きだ。

愛している。

 

そう自分に言い聞かせて

「愛してくれない人」

「大切にしてくれない人」と

関係を続け、

その変わりそうにない人を

変えようと「頑張る」という

かなり努力家なクライアントさんも

いらっしゃいます。

 

そのような徒労に終わる

恋愛・結婚を継続させて頑張るものの、

 

苦しい。

ツライ。

 

そこでジレンマに陥るわけです。

 

ではなぜ

インナーチャイルドは

わざと自分を洗脳するのでしょうか?

 

それはその関係性から

癒されたいが故です。

 

しかし、

それは決して癒されません。

 

わざと自分を洗脳する

もう1つの理由が

発達障害で大人になったが故、

大人として

「責任を取りたくない」というのも

あります。

 

厳密に言うと

「責任を取れない」

 

「どう責任を取って良いか、知らないので

できない」

という言い方もできるでしょう。

 

子どもが

悪智恵を働かせて行動し、

その責任を取れない様子は

誰もがご存知です。

 

大人になっても

そのような人たちを

見ることも

ありますね。

 

そのような人たちを

私たちは

「大人げない」と

表現します。

 

つまり

大人になれない。

 

子どものまま

 

発達できていない

と言うことに

なります。

 

「チャイルド・ワーク」を学び

それを知り、

ようやく自分を大人へと育む。

 

そうすると

たいていのクライアントさんは

こう言います。

 

「先生、好きでもないのに結婚しちゃいました!

どうしたら、いいでしょう!?」

 

目が覚めたように

言うのが

共通点です。

 

あれほど「好きだ」と

惚れ込んでいたのにです。(笑)

 

そして

こう続けました。

 

「条件が良いから結婚しただけなのです」

 

それは、

「もうこの歳でないと

できないのではないか?」という恐れ。

 

「ちやんと稼いでくれるから」という依存心。

 

「ラクできそう」というパートナーシップや

リーダーシップを取りたくない

言い換えると責任を取りたくないという

他力本願

 

などなど、

インナーチャイルドが抱える

様々な感情や固定観念が

見え隠れします。

 

私などカウンセラーは

こうした思考、感情を

クライアントさんと一緒に

深く探り込んで行きます。

 

 

「条件が良いと思ったけれど・・・」

当てが外れた。

 

インナーチャイルドの失敗したという

喪失感も

時には共に味わいます。

 

「ああ、ズルかったわ、わたし・・」

という罪悪感。

そうした思考もです。

 

そのような負に見える

思考・感情を

発見すると、

「良い気分」では

ありません。

 

でも、それで

いいのです。

 

大人の部分の表層意識は

そのような未熟なインナーチャイルドを

発見する事が

重要です。

 

なぜなら発見しない事には

認め、

そして

許していく作業には

進めませんから。

 

発見できれば、

更に「チャイルド・ワーク」で

相手のインナーチャイルドから

自分も見ることも可能です。

 

『ああ・・・私と同じか・・・』

 

そう気づけます。

 

病んだ異性を

自分は癒せる、

救える。

 

私の大きな愛で

変える事ができる。

 

そうなれば

私は無力感から

解放される。

 

世の中には

こうした純情な乙女たちが理想とする

恋愛・結婚ドラマが

テレビ、映画、マンガ、小説、童話と

あらゆる所で

流れています。

 

そう夢見るのも

無理はありません。

 

そのように

マインドコントロールされていれば

未熟なインナーチャイルドが

そう思うのも当然なのです。

 

大人の部分、

表層意識が発見したら、

しっかり未熟なインナーチャイルドを

育てましょう。

 

本来は

幼少期から思春期、大人になるまでに

両親が

そのお手本となるべき異性の関係性を

見せ、伝授すべきなのですが、

 

それができるのは

ごく稀な家庭でしょう。

 

世間体だけを鵜呑みにして

生きて来た昭和時代。

 

このツケが

50代でも引きこもって

親に面倒をみてもらう

(50、80問題)

 

結婚し子どもを虐待してしまう。

 

そんな風に表れているように

思えます。

 

誰のせいでも

ありません。

 

「好きでもないのに結婚した」自分を

認め、許し、

 

大人への一歩を踏み出しましょう。

 

そうすれば

最も進むべき正しい道へ

神が

導いてくれるでしょう。

 

自分を癒せば

相手が本物なら

同じように成長し、

寄り添ってくれます。

 

好きでもなかったけれど、

新たな良さ、尊敬できる部分、

信頼できる部分を

相手に見出すことが

できるようになり、

まるで初めてあった人のような

恋人関係、

密な関係を

享受できます。

 

そうでなければ

自然と疎遠になり、

「痛みを伴わず離れる」ことが

でき、

やがて本物の関係性を築ける人と

巡り合えるでしょう。

 

もしかしたら

私のように来世で出会うため、

今は別々の道で

互いに精進するという人も

いるかもしれません。

 

どの道であっても

自分にふさわしい道、

適切な道、

歩むべき道。

 

だから間違いは

ありません。

 

そうそう、

あのイエス・キリストさえ、

ゲッセマネの園で

祈ったほどなのです。

 

嫌いな部分、

苦しい部分が満載なのに、

盲目的に目をつむり、

自分を偽る人生。

 

そのような人生よりも

はるかに

幸せで平和な精神状態に

居られます。

 

私は「インナーチャイルド・ワーク」と出会えて

本当に良かったと思います。

 

読者の皆さんの身近な人も

そのような人がいらっしゃいましたら

「チャイルド・ワーク」で

寄り添ってあげて下さい。

 

そして自分を愛し、

その愛で

ミラクルな人生を歩めると

その人の人生の道のりに

光を射し示してあげてください。虹