ジャブの刺し合いを制するのは…
「WBA世界バンタム級タイトルマッチ」
元OPBF東洋太平洋スーパーフライ級チャンピオン
元OPBF東洋太平洋バンタム級チャンピオン
元WBOアジアパシフィックスーパーバンタム級チャンピオン
元日本スーパーバンタム級チャンピオン
元WBC世界バンタム級暫定チャンピオン
WBA世界バンタム級チャンピオン
井上拓真(28=大橋)
戦績:20戦19勝5KO1敗
vs
元日本スーパーフライ級チャンピオン
WBA世界バンタム級第1位
石田匠(32=井岡)
戦績:37戦34勝17KO3敗
石田選手は昨年6月にWBA挑戦者決定戦で、
勝利して王座挑戦権を獲得していた指名挑戦者。
拓真選手は2月に初防衛戦を終えたばかりだが、
2019年11月以来4年半ぶりに兄尚弥選手と共演
当時WBA・IBFバンタム級王者だった尚弥選手は、
WBAスーパー王者ドネア選手とWBSS決勝で、
世界一と王座統一を懸けて試合を行い判定勝ち
拓真選手は当時WBC同級暫定王者で、
セミファイナルで同級正規王者の、
ウーバーリ選手と試合を行ったが判定負け…
4年半ぶりの競演で勝利なるか
結果は3-0(118-109×2,116-111)の判定で、
拓真選手が勝利してWBAニ度目の防衛に成功
まず第1ラウンドが始まって2分が経過する頃か、
石田選手の突き刺すような左ジャブで拓真選手がダウン
これには本人も観衆もびっくり
しかしダメージはまったくなく、
たまたま当たったパンチに滑っただけという事で(笑)
その後拓真選手は立て直し、
バリエーション豊富なパンチで、
石田選手をサンドバッグ状態にしていく。
アッパー、フック、ストレート、
ボディと拓真選手の多彩な攻撃に、
石田選手はジャブしかないのか、
ほとんど同じ攻撃にしか見えなかった。
解説の元世界三階級制覇王者長谷川穂積氏も、
石田選手のディフェンス面での癖を指摘してたし、
個人的に見ても石田選手は世界レベルにはまだ遠い…。
そんな印象だった。
実況、解説は高度な技術戦と謳ってたけど、
個人的には石田選手は終始押されていたように見えた。
石田選手は途中から鼻血を出していて、
拓真選手のパンチを貰っていた証拠だが、
お互いクリーンヒットがないまま試合終了。
拓真選手にはKOで勝ってほしかったし、
「倒せ倒せ
」って思って観てたけど、
さすがは世界ランキング1位だけあって、
最後までやりにくそうな印象だった…😞
それでも日本人同士の殴り合いは、
胸が熱くなる試合でした
次戦は年間最高試合にも選出された試合で、
モンスタートーナメントでも優勝した、
元日本バンタム級王者の堤聖也選手が有力か
亡き穴口選手の為とは言わないが、
堤選手には様々な想いを拳に託し頑張ってほしい
他バンタム級では先日IBF王者ロドリゲス選手に、
西田凌佑選手が下馬評を覆してIBF王座を奪取
WBOでは武居由樹選手がマロニー選手に勝って、
日本人選手がバンタム級を独占するという快挙
「黄金のバンタム級」
面白くなってきたぞ
全選手の皆様にお疲れ様でした