8/3(日)。
人生初のTIFに参戦してきました。
これまでTIFへの参戦を避けてきたのにはいくつかの理由が。
1つは悪天候のリスク。
野外フェスで悪天候,しかも遠征民で荷物をもって参戦した場合,着替えや靴など,もろともやられてしまうと大変だと。今年も台風の接近の情報もあり,実際に1日目はかなりの雨に見舞われる時間帯もあったとのこと。慣れてくればどうってことないかもしれませんが,もし悪天候だっらたと考えるとなかなか一歩踏み出せなかったということはありました。
2つ目はやはり東京の夏の暑さ。
地方民からすると,やはり東京の暑さは別格で。しかもここ数年は特に暑いと言われている中に敢えて飛び込んで行くのはなぁ…という気持ち。
しかも家族に黙ってオタ活をしている身としては,日焼けなんてもっての外。
出張に行って真っ黒に焼けて帰ってくることはできませんからね…。
3つ目は私のアイドルに対する知識のなさ,もっと言えば興味のなさ。
いや,アイドルを材料にブログを書いていながらアイドルに興味が無いとは?という一見トンチのような内容ですが,私は本当に特定のアイドルだけしか興味がありませんで…。
昔は莉乃ちゃんがいた頃のAKB,そしてHKT。
その後はイコラブ,ノイミー,ニアジョイ。
そしてここ最近急速に好きになった透色ドロップ。
こう書くとそれなりにたくさんのアイドルを追っているようですし,世間一般には十分にアイドルオタクと言われるんでしょうが,これ以外については本当に全くと言っていいくらい興味が湧かず。
例えば坂道グループもほとんどメンバーの顔と名前は分かりませんし,今はやりのKAWAII LAB. 系列も全くわかりません(HKTつながりで月足天音さんとか村川緋杏さんなんかは分かりますが)。楽曲に至っては,たまにイコノイジョイメンバーが坂道系列の曲をShowroom配信のカラオケで歌ってくれるのを聞く程度。
最近は透色ドロップを追うようになって対バンにいっていろいろなアイドルさんを見る機会はありますし,もちろん皆さん可愛いし楽曲も面白いな,いいなって思うことはあるんですが,どうもやっぱり興味が湧くのかと言われればそこまでで…。
ということで,TIFのようなアイドルフェスに行っても,そんなに楽しめないんだろうなというのもありました。
以上の理由から,これまではそもそもイコノイジョイにしか興味がなく,天候のリスクを冒してまで見に行かずとも別にいいかと思っていたところでした。
が,今年は…。
やはり透色ドロップとの出会いが大きかったと思います。
というかTIF参戦を最終的に決断した理由は透色ドロップがすべてと言ってもいいかもしれません。
それぞれ15分ずつという短い時間ではありますが,2つのステージでのライブがあり,特典会もある。
イコノイジョイの観覧のための耐久戦に耐えられなかったとしても,最悪この2つのステージを見られる。
さらには朝にはさなつんのソロステージ,そして,イコノイジョイの音漏れだけでも聞くことができれば十分に参戦の意義はあるな。
ということで,初めてのTIF参戦を決めたのでした。
前乗りも少し考えましたが,むしろはじめてのTIF参戦をしてその日に夜行バスで帰るというスケジュールに自身が耐えられるのか?ということが心配であったため,どちらかというと後泊の方がいいと考え,節約のため当日の始発新幹線にて金沢を出発。
9時には現地に到着。
前日の参戦者のポストで聞いていた通り,リストバンド交換の列が東京クルーズターミナル駅近くまで伸びています。
さて,どれくらいかかるのか?
さなつんのステージには厳しいかな?でも少しでもいいからソロで歌っている姿を見てみたい!
そう思っていると,意外や意外するすると列は進みます。そして,9:20にはリストバンドを手に入れ,最初の目的地,HOT STAGEを目指します。
ここは公式サイトのマップとgoogleマップを駆使して何度もシュミレーションをした,(初めて来たけど)勝手知ったる場所。
9:25には到着し,待ちます。
3組ほどのグループさんが出てきてまずはラジオ体操。
いや,ここ最近夏休みに入り,毎朝子供たちと一緒に町会のラジオ体操に出ていますのでこれは任せろとばかりに張り切って体操を。
ヲタクたちが真面目にラジオ体操をしている姿がとても微笑ましく,楽しかったですw
そしていよいよ私の人生初のTIFがスタートします。
さなつんのソロコンサート。
開始前に,運営さんからさなつんが誕生日であること,そしてみんなでハッピーバースデーを歌おうということで音楽が流れ,皆でハッピーバースデーを歌います。
夢のソロコンサート(すでに感謝祭ではやってますが),それを誕生日当日に。
巡り合わせの素晴らしさにすでに胸が熱くなります。
そしてイコラブのOvertureが流れ,白い衣装に身を包んださなつんが登場。
1曲目は…。
すみません,私,知らない曲でした。
まねきケチャさんの「あたしの残りぜんぶあげる」。
知らない曲だけど…めちゃめちゃいい曲で。
あたしの残りぜんぶあげる
いろいろあったあたしでよければ
あなたの残りぜんぶちょうだい
きっと恋愛の歌なんでしょうが,さなつんとさなつん推しとの間の会話に聞こえて。
信じたくなくてもアイドルは有限。
その有限の時間で残された時間をさなつんもさなつん推しも全て捧げあう。
そんなことを想像するだけでもう涙が溢れそうに。
凄いですよね。さなつんが歌うことで,知らない曲聞いて泣けるんですから…。
その後,「とくべチュして」「青春サブリミナル」「絶対アイドル辞めないで」とイコラブ曲が続きます。
当たり前ですが,Aメロも,Bメロも,すべてがさなつんコール。
さなつんも笑顔。
ファンも笑顔。
この会場のどこを切り取っても笑顔に溢れています。
もう“幸せしかない空間”です。
そしてラストは“My Voivce is For You”。
この曲,本当に聞くたびに思います。
なんていい曲なんだろう。
私がいつもグッとくるフレーズ。
ねえ 君の好きな声でいたいずっと
言ったからには 約束するよ
もっと もっと もっと 上手くなる
オタクって,今の推しのままで十分大好きなんですよね。
少なくとも私そう思っています。
別に推しがこれ以上うまくならなくたって,これ以上可愛くならなくたって,これ以上大きくならなくたって,もう十分大好きなんです。
でも,推しがもっとうまくなりたい,もっとかわいくなりたい,もっと大きくなりたい。
そう思って努力していること自体が愛しくて,そして応援したい。
そしてそれが結果につながった時には,推しを世界一誇らしく思って。
結果につながらなかったら,結果が出ないことよりも,結果が出なくて落ち込んでいる推しの姿を想像して落ち込んで。
なんか私が考えるメンバーとオタクの姿がこのフレーズですごくイメージ出来てしまうんです。
そんなことを考えてたら,もう当然のように涙がぼろぼろと…。
いや~,もうあさイチから来てよかった。
これを見れただけでTIF参戦の価値があった。
そう思えたステージでした。
とはいえ,まだまだTIFは始まったばかり。
まだまだ楽しみます!!