3月。

年度が切り替わって別れと新たな出会いを待つ季節。

個人的には年度替わりを強く意識する仕事のため,やはり特別な月ではあるんです。

 

 

そしてXを見ていても,この3月の末には多くのアイドルの卒業,体制終了が流れてきていました。

(私自身はほとんどアイドルさんをフォローしていないため,FFさんのリポストが中心でしたがそれでもたくさんの情報が流れてきました。)

最近私が追い始めたライブアイドル“透色(すきいろ)ドロップ”。

3月末をもって,2期生メンバーであった佐倉なぎさん,天川美空さん,そして瀬川奏音さんの3名が卒業されました。

 

 

昨年11月に知った透色ドロップ。

知って2週間程度経ったころだったでしょうか。

この3月末でのメンバーの卒業(に加えて最後の1期生でもあった見並里穂さんの12月末での卒業)のアナウンスがありました。

応援を始めようかな?と思った矢先の体制終了のアナウンス。

一瞬このグループとはご縁がなかったのかな?なんてことも思ったのですが,同郷出身の4期生メンバーの鎌房祐衣さんは残留することと,何せとても曲がいいグループだなと思ったので,今も応援を続けています。

 

さて,この透色ドロップ。Youtubeコンテンツが充実していて,毎週月曜日に“30分ラジオ”(と言っても動画付き),そして毎週水曜日に“透色ってなにいろ?”というバラエティ番組風のコンテンツが配信されています。

この中ではいろいろな企画がされているのですが,その中の1つの企画として,2024年の忘年会という企画がありました。

この中で卒業するメンバーの,卒業に至る思いが赤裸々に語られています。

 

(11:30頃~卒業について語っておられます)

 

 

卒業する,しかもアイドル活動をやめるメンバーだからこそ話せる,本音。

 

腰のけがを,騙し騙し活動を続けてきた最後の1期生の見並里穂さん。

「アイドル活動が楽しくないとかそういうことではなく,年齢のことが大きな原因。アイドルが終わった後の人生を見つめなおした時に,20代のうちに次の新しいことを探さないといけない。だから今のうちに腰の手術を考えないといけない。」

 

理系の国立大学を卒業してからアイドル活動を始めた瀬川奏音さん。

「本当に女の子の20代って短い。それは男性と体感が違うと思う。」

「自分の力で60歳,70歳,80歳と生きていこうと思ったらどう計算してももう就職しないといけない」

 

一度ウェディングプランナーとして社会人になった後,アイドルへと転身した佐倉なぎさん。

「(もちろんそんな事はないってわかっているけど)自分の価値がどんどん無くなってるって思っちゃう。」

 

20代後半を迎えた彼女たちの偶像(アイドル)ではなく一人の人間としての思い。

実は,なんかとてもよく分かるんですよね。

いや,もちろんアイドルとしての気持ちが分かるわけではないんですが,20代後半の葛藤が。

 

 

私自身,現在の職業についたのは30代になってからなんです。が,そこにつながる人生の転換点を迎えたのが26歳の頃。

ちょうど今回卒業する方々と同じくらいの年齢のとき。

20代の頃に求められること,そして20代の頃に許されることが,30代を目の前にすると徐々に変容していき,何かもやもやとした気持ちを抱えていたあの頃。

 

きっとアイドルの皆さんは常に期待され,求められ,比べられ。

私なんかと比べられものにならないくらいに,周りからの目の変化というものに敏感になるんだろうなと思います。

その中で,“次”を考えることで生まれる決断。

それが卒業ということなのでしょう。

 

 

こちらも動画の中で語られていますが,

「友人からの結婚報告,出産報告が毎月のように飛び込んでくる。でも,羨ましいとかそうなりたいとかではない。けど,夢を追いかけている自分が世間とは別次元にいるような気がする」

と。

 

私たちにとってステージ上の夢の世界が見えている大半である一方で,アイドルの皆さんはステージを降りて,一人の人間になる時間が大半。

夢を追いかけたい気持ちと,現実を生きなければならない気持ちと,折り合いをつけて活動をしていくアイドルたち。

 

 

応援するアイドルの“今”の大切さを再確認した,この3月末でした。

 

 

さて,そんな透色ドロップさんですが,4/2(恐らくアップしてる今日)新メンバー3名を加えた新体制がYoutubeにて発表されます。

 

また覚悟をもって,新たにアイドルの世界に飛び込んでくる新メンバー。

その未来に,幸多からんことを!!

 

日曜日,イコラブ18枚目シングルの最後のオンラインお話し会がありました。

18枚目は参加した回数こそそれほど多くないものの,いつもより少しだけですが多めの枚数を取り,ちょうどツアーさなかのお話し会ということで,たくさんのありがとうを伝えられて充実した期間だったなと感じています。

 

 

さて,そんな最後のお話し会ですが,困ったことが。

 

一昨年ごろより私の母親が大きめの病気を患っており,在宅が中心ではあるものの,長期の治療を行っております。

なかなか頑固な病気で,完治はできておらず,そう近い時期ではないであろうものの,そう遠くない時期に…ということも考えられます。

なるべく長期休みには息子たち(孫)を連れて帰り,会わせてやりたいとの思いもある中,この春休みも年度替わりの厳しいスケジュールではあるものの帰省を予定しておりました。

さて,仕事は帰ってきてから必死にすればリカバリーできるのですが,大きな問題が。

ちょうど帰省のための行程とオンラインお話し会(1部)が重なっているではありませんか!

出発を遅らせれば何とかなるかもですが,休憩時間を入れると片道5時間は見ておく必要があるため,到着が遅くなるのは子供たちも両親も望まぬところ。

仕方なく,午前中の出発を甘受しました。

 

車を走らせながら必死に考えます。

何とかしてお話し会に参加することはできないか。

前の週に車の中から参加したことはあるものの,さすがに子供たちの前で参加というわけにもいかず…。

 

そして導き出した作戦が…。

 

大きめのSAでトイレ休憩ということで子供たちを連れ出します。

そして,普段は買い与えぬソフトクリームをそれぞれに1つずつ買い与えてフードコートに座らせ,「お父さん1件電話を車の中でしてくるから,ちょっと待っといて。食べ終わったらおばあちゃんへのお土産をなんか探しといて!」と言い残し。

長男はこの春から中学生。きっと大丈夫。

と自分自身に言い訳しながらそそくさと車へ。

はい,ダメ親父,確定!!

 

 

そしてお話し会へのアクセス。

あさイチということで比較的すいており,待ち時間も5分程度。

何とかお話をすることができました。

 

 

杏「マーシーさーん。」

マ「おはよう」

杏「おはよう」

マ「車の中だからちょっと電波悪いかも」

なんか山の中のSAのため,電波が2本と3本を行ったり来たり。

子供たちよりも電波の方が心配になりながら(コラッ!)のお話でした。

 

 

杏「でも大丈夫そうよ。聞こえる!」

マ「18枚目もお話し会ありがとうね。最後だね。」

杏「こちらこそいつもありがとう!」」

また出ました。天にも昇る気持ちになる魔法の言葉,“いつも”。

これまで,特に一昨年までは,お話し会にあまり参加してこなかった私としては,これを聞けただけでもう,18枚目シングルは記念すべきシングルになりました。

 

 

マ「来月頭の方は行けないんだけど,末の方のツーショ会にも行くから」

杏「楽しみに待ってるね」

マ「衣装の杏ちゃんの横にどんな服を着て立てばいいんだろうか?」

いや,これ本当にそうなんですよね。普段のツーショ会でも仕上がった写真の美少女の横に写るおじさんを見たくないという気持ちになるのに,衣装を着た杏ちゃんですからね。

醜さが際立ってしまうというかなんというか…。

 

 

この発言に杏ちゃんがすごく笑ってくれて。

杏ちゃんの笑顔ってかわいいですよね?

目がなくなるくらいにニコって笑ってくれている姿を見て幸せを感じていると,ちょっと意地悪そうな笑い方に変わって,杏ちゃんから悪魔のような一言が…

杏「どんな格好で来てくれるのかな~,楽しみにしとこ~っと」

えっ?そんなこと言われても何も思いつきませんよ笑

 

とりあえず助かっているのが,4月5,6日にも同じくツーショ会があること。

そちらでの皆さんの服装をじっくりと研究したうえで,26日に望みたいと思います笑

 

 

いや~,やっぱり杏ちゃんとのお話し会は緊張もするけど,幸せになれる。

遠いようで,近い。

でも近いようで,やっぱり遠い。

そんな程よい距離間でお話を楽しませてもらえる杏ちゃんのお話し会が私はとても好きです。

 

 

追伸

ちなみにフードコートに戻ると,片隅に置いてあるガチャガチャの前に陣取る息子二人。

もちろんご機嫌に,それぞれ1回ずつ回させてあげましたよ笑

このブログを書き始めた3月26日(水)の23:28。

(恐らくアップは明日の昼?)

私は涙を浮かべながらキーボードをたたいています。

そう,杏ちゃんのMOMENTを見てからいてもたってもいられなくなってPCに向かっています。

 

 

本日出たイコラブアリーナツアー2025の福岡公演,そして代々木公演の一般申込の当落。

FC先行の当落が出たのがニアジョイ3周年コンサートの当日。

昼公演と夜公演の間に当落が発表され,私はありがたいことに代々木2日目のみの申込みで無事当選。

ただ,当然のように皆で参加できると思っていた仲間は,代々木2日目ファイナルの落選とのことで衝撃が走りました。

ニアジョイ現場にもかかわらず,会う人会う人,皆当落の確認をしあい,かなりの数の落選の報に触れ,最初はFC先行の枠を絞ったんじゃないの?一般に多く残してるだろうからきっと一般ではある程度当選するでしょう!と高を括ってたところもあったのですが,本日一般の当落が発表され,仲間は単番に切り替えて挑むもやはり落選。

X上でも多くの悲しみのポストを見ることとなりました。

 

 

私の初現場である代々木第一体育館。

当時は代々木を埋めるぞという気合いの入ったメンバーのポストなどを見えていた記憶があり,ほぼほぼ全当と言っても過言ではないくらいの大きなハコだったはずが,争奪戦となる小さなハコに。

本当にイコラブって大きくなったんだなと感じています。

 

あの日,初現場でエースなーたんの卒業発表という衝撃を味わった代々木。

帰りの新幹線の中で,自分はきっとイコラブの最高到達点を,初現場にして経験しんだななどという今となっては失礼なことを考えていました。

頭ではメンバーを信じて,もっともっと上を目指していくんだと思おうとは考えていても,どうしてもなーたんのいないイコラブが今よりも大きくなることをイメージできなくて。

そのイコラブが,代々木では小さすぎるグループになっているという現実。

昔の非礼を詫びる気持ちを持ったうえで,本当に誇らしく思います。

 

 

そんな状況の中での杏ちゃんのMOMENT。

FC有料コンテンツですので,一言一句というわけにはいきませんが,概ね以下の内容について書かれていました。

 

・見切れ席など条件の悪い席の販売が始まったことで,そういった席でも楽しませるとの決意。

・ライブに来られない人も=LOVEを作る一員であること。

・たくさんの人が応募してくれたことへの感謝。

・落選のどこにもぶつけられない気持ちをMOMENTのコメントでぶつけてくれれば私が受け止めるということ。

 

 

読みながら…

・これが言える杏ちゃんの優しさに感動する気持ち。

・これが言えるわが推しに対する誇らしい気持ち。

・ここまで杏ちゃんに背負わせて大丈夫なのかなという気持ち。

・もっと昔から応援している人,もっと現場に通っている人達を差し置いて,自分なんかが当選して申し訳ないなの気持ち。

 

もういろんな感情が入り混じって涙が止まらなくなりました。

歳をとって,最近,いろいろな感情が涙腺に直結するようになってきたというのもありますが…。

 

 

いや,アイドルにとって,“完売”って最も誇らしいことだと思うんです。

地下でも地上でも,多くのアイドルがそれぞれにハコを埋めることを目標に,そしてそれを勲章にして活動しています。

もちろんイコラブだって,“武道館公演を成功させた”,“代々木第一体育館公演を成功させた”,“SSA公演を成功させた“,”Kアリーナ公演を成功させた“という勲章をもって紹介されることもこれまで多々ありました。

今回の代々木公演。おそらく本来の定義としては違うとは思うのですが,「即完」といっても過言ではないこの状況。

誇らしいはずのこの状況でも,落選したファンに寄り添おうとする杏ちゃん。

 

真面目過ぎるし,優しすぎる。

誤解を恐れず言えば,この優しさがイコラブがネクストブレイクと言われ続けるも,K-Popや坂道Gに交わり切れない一因なのかもとすら思えるほど。

 

いや,でも,これでいいんだと思うんです。

 

イコラブはAKB出身のプロデューサーということで,やはりAKBの影響を受けているのは間違いないでしょう。

指原PのAKBのOGという肩書によって環境が整えられている面は多々あると思います。

 

でも決して48Gをトレースしてきたのではなく,事務所の力が大きくない中,道なき道を,地道に愚直に一歩一歩踏みしめながら,確かめながら進んできたグループです。

イコラブが歩んだ一歩一歩が道となり,ここまでやってきたグループ。

杏ちゃんの優しすぎる優しさ。真面目過ぎる真面目さ。

いや,杏ちゃんに限らず,全メンバーが競争ではなく協調でファンと接してくれる。

すべてが“正解”なんですよね。

これがイコラブなんですよね。

 

いや,これだからこそイコラブであり,これだからこそ私を含めてファンはイコラブを愛してるんです。

 

 

すみません。

先ほど羅列した気持ちから,

もっと昔から応援している人,もっと現場に通っている人達を差し置いて,自分なんかが当選して申し訳ないなの気持ち。

は消したいと思います。

 

参戦するからには全力で,参戦できない皆さんの気持ち一緒にステージに届けます。

メンバーに,最高に幸せなライブだったと思ってもらえるように。

 

もちろん,そんなきれいごとでは参加できない皆さんにとっては何の解決にもならないことは承知しています。

それでもそんな皆さんのイコラブを愛する気持ちとともに,現場にいられる感謝を込めて。

もっともっと大きな舞台で輝くイコラブちゃんをみんなで応援するために。

声からして伝えてきます!