心の花嫁学校マリアージュスクールの斎藤芳乃です。
真実の愛や運命の出会いをするために必要なことはさまざまありますが、実はその中でも、「自分の本音に触れる」ということは大切なことです。
自分の本音に触れず、心からの望みに触れずに生きていると、どのような現実を引き寄せてしまうのか…
今回は、以前、個人セッションをさせていただいたW様の例をあげながら、ご説明させていただきたいと思います。
◆あなたの人生は誰のもの?ー愛を得られないとき、心の裏側では見えない呪縛が存在している
W様の悩みは、「これまで、自分が好きになれない人からは好かれても、自分が好きになる人からは好かれないどころか、女性としても扱われない」ということでした。
それが1度ではなく、本当に何年も繰り返している…ということを、涙ながらにお話してくださいました。
実はここには、ある重要な「不幸の原因(パターン)」が存在しています。
いつもこちらのブログでもお伝えさせていただいていますが、私たちの潜在意識は、「自分が強く信じたことを現実化させる」という性質を持っています。
W様もこのメカニズムにはまり、潜在意識のレベルで「私は好きな人から好かれない、でも好きではない人からは好かれる」という信念を持っていらっしゃいました。
もちろん、これは、W様が頭で考えている「自分の好きになる人には好かれたい」という欲求とは、真逆の信念です。
このように、苦しみが生まれる時、人は必ず、「自分が本当に望んでいることと、現実のギャップ」に支配されてしまっているんですね。
もちろんW様が真剣でなかったわけではありません。
それでは、なぜW様が、頭では真剣に望みながらも、望んでいる現実を叶えてはいけないと潜在意識で思ってしまっていたのでしょうか?
実はこれは、W様の子供時代に原因がありました。
W様は子供時代、あまり父親と接するということがありませんでした。
それどころか、容姿が優れていたW様の父親は、ほとんど家に帰らず、W様のお母様以外の女性達と、遊びの浮気を繰り返していたそうです。
けれども、お母様もそれは承知の上で、特にお父様をとがめるということもなく、家庭は「不倫をする夫と、それを諦めて受け容れる母親」という構図になっていました。
この時に、W様は、「自分の人生に対して諦めている母親」を見て、子供ながらに「なぜもっと父親に怒らないのか?!」という気持ちになったそうです。
けれども何度もそのことを母親に伝えたとしても、「仕方ないから」ですませてしまい…それ以降、女性として人生を投げ出してしまっている母親を毎日目にすることになりました。
この時、実際には母親が自分の人生を諦めてしまっているにも関わらず、まるでその様子を見て、W様自身が人生を諦めるような脱力感を味わってしまった…と話してくださいました。
そうなんです、W様は、同じ女性として「母親に共感しすぎる」あまりに、まるで自分自身が「夫に裏切られ、でもそこでどうにもできない」ことを味合わされたかのように、
母親の諦め・人生や男性に対する無力感を、そのまま受け取ってしまったのです。
そして、「本当は自分自身は、人生を生きたい」と渇望しているにも関わらず、一方で『どうせ私なんて好きな人からは愛されないし、愛されるはずがない』という絶望感を持つようになり、
まだ若く、これからいくらでも希望があるにも関わらず、母親の姿にショックを受けて、「私も母と同じだ」という信念を持ってしまったんですね。
このように、私たちは特に同性の親に共感しすぎてしまうと、まるでその親の感情を自分のもののように感じ、自分も同じ人生を歩んでしまう場合があります。
その結果、W様の場合は、「自分はどうせ好きな人から好かれない」という母親の諦め通りの現実を引き起こしてしまったのです。
こうした場合は、自分の中に存在している「誰かからもらった感情」に気づき、そしてそれを相手に返していくというヒーリングプロセスが必要です。
あくまで私は母に共感していたし、母のことはかわいそうだと思う。
でも、私の人生は私のものであり、母の人生じゃない。
そして、私が本当に歩みたいのは母と同じ人生ではなく、愛する人と幸せになる人生です。
このように、「相手に対して共感や思いやりを持ちながらも、相手と自分を切り分け、そして自分で本当に望むことを選び直す」ことで、
私たちははじめて、見えない呪縛から逃れ、本当の自分の人生をはじめることができるんですね。
心とは、とても複雑で繊細なものです。
そして、私たちはさまざまなこうした誤解を持ちながら、今の自分の生を生きています。
だからこそ、人生で思い通りにならないこと、何度も繰り返している苦しみを見つけたときは…
「私は私の本当に望む人生を選択できているのだろうか?」
「これは私の本当の人生だろうか?」
「私はもしかしたら、誰か別の人の人生を生きていないだろうか?」
と自分に問うことが大切です。
W様はこのセッションを終えたとき、自分が本当はさまざまなことを諦めていたことに気づかれました。
けれども本当は幸せになりたいし、好きな人と一緒にいたい。
私は私の人生、私の魂を生きたい。
自分から諦めを捨て、心の底からの本心に純粋に触れられた結果…
セッション約2週間後に、好きな人からはじめて誘いのメールが来たことをW様は嬉しそうにご報告してくださいました。
このように、私たちは、さまざまな隠された制限・呪縛を持ちながら生きています。
それは時に、「支配や攻撃」という形ではなく、「共感や痛み」という形となって、自分自身を縛ってしまうことがあるんですね。
誰かから攻撃された、誰かから支配された、このような他者からの虐待だけではなく、あなたの優しさや共感が自分の幸せへの足かせになっていないかどうか、もう一度見直してあげてください。
そして、もしもそうしたことに気づいたとしたら…
「もう本当は、自由になっていいんだよ」と、自分に望む人生を選ぶことをさせてあげてください。
あなたの人生は、あなたの再選択によって、大きく動いていきます。
あなたがあなたの人生を、あなたのものとして生きられますように心からお祈りしています。
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