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吉野・むかしヤサイ

奈良・吉野の野菜ソムリエ・宮坂敏史が、
吉野に「むか~しからある野菜」、吉野の在来野菜・在来種、それに携わる作り手の皆さんの知られざる情報を「ありのままに」「おもむくままに」発信しています。

【川上村 秋豆】

奈良・吉野の野菜ソムリエ 宮坂敏史です。

3月末にワタクシが所属する、
大和高原を中心に在来野菜や民俗学、文化を研究する若手グループ「大和高原民俗文化研究団」のメンバーが川上村のおばあちゃんのところに直接足を運び、川上村の在来野菜の聞き取りをして下さいました~。

前回、その聞き取りでであった、
在来種のチシャをご紹介しましたが、

まだあります。
(前回より時間が空いてしまいましたが。。。)

こちらの豆です。
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「秋豆」。

インゲン豆の一種で、その名のとおり、秋に収穫するのだそうです。

つるありインゲン。つるで伸びて育つインゲンですが、
伸び方が只者ではないそうです
相当高い支柱が必要だそうです。

どんな育ち方なのか?
サヤインゲンはどんな姿で、どんな味なのか?
見てみたいですね~?
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こちらのチシャ。
川上村・某所にお住いのおばあちゃんが、
江戸時代末期にお生まれの曾祖母の代から自家採種して育てているもの。
150年以上、毎年、毎年タネを採って今日に至ります。

ちなみにチシャとはレタスの一種です。
茎が長く伸びるサニーレタス、リーフレタスみたいなものとお考え下さい。

こちらのおばあちゃんのところでは、チシャのほかに、
「コナ」という菜っ葉、
「高菜」(地元では「バショウ」と呼ばれます)、
「トウヂシャ」、
「つる豆(あき豆)」という、インゲン豆の一種の野菜も
同じ時期から自家採種されていたそうです。

それらの様子はまた後日・・・。

ところで、このブログを管理する、
ワタクシ野菜ソムリエ・宮坂敏史は、
3月に大和高原を中心に在来野菜や民俗学、文化を研究する若手のグループ「大和高原民俗文化研究団」に
所属させていただくことになりました。
主に活動は大和高原が中心ですが、吉野でも活動を広げていきます。
今回はその第1弾。
メンバーの方が川上村のおばあちゃんのところに3月末、直接足を運び、聞き取りして下さいました~。
野迫川村の在来野菜「野川真菜」。

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コチラは11月上旬の様子

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そして、コチラは12月下旬の様子。

寒さが増すにつれて、
タアサイのように、
葉っぱは地面に広がり、
茎と葉のコントラストが出てきます♪