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わたしの自分改革ストーリー2話
エンジニアの道を諦めて
意を決して
営業部へ異動したわたし。
営業部では、
これまでの技術系の知識とは
また違って
営業活動のことはもちろん、
マーケティングなど
新しく学ぶことがたくさん。
「この部署で
上手くやれなかったら
もう後は無い!」
と思って、
できないながらも
精一杯勉強しました。
朝8時に出社して専門書を読み、
終業後も、
自宅だとつい誘惑に
負けてしまうので
図書館や自習室で
資格試験の勉強に打ち込みました。
そうやって過ごしていたら
提案書を作ったり、
一人でお客様先を訪問したりと
少しずつ仕事が
出来るようになってきたのです。
恥ずかしながら、
何年も掛かって、
やっと
”仕事のしかた”
というものが
わかるようになったのでした。
その後、自信をつけたわたしは、
更に新しいことを覚えようと
別の部署に異動して
一度は諦めた技術の仕事に戻り、
経験を積んでいきました。
営業部で経験を積んだとはいえ、
技術の仕事の
ノウハウはありません。
しかも、はっきり言って
向いていない仕事です。
ちょっとしたことで
ミスも多く、
「君は緻密さに欠けるね」
と当時の上司に
言われてしまう始末。
不具合なく動くシステムを
作るのが仕事である
エンジニアとして、
緻密さに欠けるというのは
「仕事が出来ない」
と言われているのと同じです。
とても落ち込みましたが、
「今が頑張り時。
もう過去の自分には戻らない」
と気持ちを強く持ち、
周囲にたくさん
迷惑を掛けながらも
一歩ずつ進んでいきました。
苦労の連続ではありましたが、
そうして数年経ったとき、
「もっと別の会社で
働いてみたい」
という気持ちが高まり、
初めての転職をすることに
したのです
期待を胸に転職した
ベンチャー企業の
システム部門でしたが
毎日、信じられないほど
トラブルの連続。
次々と人が辞めていくので、
本来やるはずではなかった
仕事が回ってきて、
どんどん忙しくなっていき、
職場についたら
息つく暇もなく、仕事、仕事・・・
前任者が作ったシステムの不具合で
クレームの電話と
メールが山ほど届き
それに対応していたら
次の不具合が起きるので
忙しさに歯止めがかからない状態。
睡眠時間も短くなり、
休日も疲れて
どこにも行く気力がありません。
有休休暇も使えず、
家と職場の往復で
季節だけが過ぎて行きます。
少しは仕事が出来るように
なったかもしれないけど、
これはわたしが
やりたいことじゃない!
これだけ忙しいと
年収だって見合ってない。
もっと収入を上げたい!
怒涛の一日が終わって
真っ暗なオフィスに
鍵を掛けながら
「もうこんな
状況から抜け出したい!」
と強く決意したのでした。
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