「仕事を頑張っているのに
評価されない」
「何であの人が昇進するの!?
悔しい!」
自分はとても頑張ったのに
評価されなかったと感じると
誰でも落ち込みますし、
会社に不信感を持つことも
あると思います。
でも、その気持ちを募らせて
「もう転職するしかない」
と踏み切る前に、
気づいておいて
欲しいことがあります。
それは、
「評価されないのには
理由がある」
ということです。
そこに気づかないと
たとえ転職したとしても
次の職場で同じ不満を抱えて
悩むことになるかもしれません。
「評価されない理由」は
いくつかあります。
・上司があなたの頑張りに
気づいていない
上司の目が届く部下の人数は
7名程度が限界と言われます。
また、上司自身が
プレイングマネージャーとして
実務を抱えていると
部下を見ることが
更に難しくなります。
そもそも、頑張りが
上司に認識されていない
可能性があれば
こちらから伝えましょう。
中堅・ベテランであれば、
上司から聞かれるのを
待っていてはいけません。
その際、あからさまに
”私の成果を聞いて下さい!”
とアピールするのでなく
仕事に区切りがついた
タイミングで
「今回の仕事について
ひと段落ついたので、
結果を報告したい」
という形で
・仕事の概要
・成果
・お客様、会社への影響
・本件に誰がどう関わったか
・成功したポイント
・自分が頑張った点
・残った課題(あれば)
を上司に伝える機会を
持つと良いでしょう。
・上司や会社の期待値に
合っていない
自分が頑張った内容が
そもそも評価の対象外だったり、
高評価をもらえるレベルに
至っていないことが
あるかもしれません。
客観的に見て、
その成果は
社内で高評価を得られる
レベルでしょうか?
自分としては
良く出来たとしても
周囲と比べてどうでしょうか?
成果が会社にもたらした
インパクトを
客観的に考えてみましょう
・売上に貢献した
・無駄な作業を減らした
・新規顧客を開拓した
・新しい事業分野を作った
・人員育成で期待以上の成果を出した
・知名度Upに貢献した
・長年の問題を解決した 等々…
高評価を得られるような
突出した実績を出せましたか?
期待通りの成果を出すだけでは
”普通”としか見なさなれません。
また、会社が注力する分野と
違う分野で実績を出しても
評価されにくいと言えます。
企業で働く以上、
会社の求める分野で
期待以上の成果を出す
必要があるのです。
・評価を下げる
別の要因がある
遅刻や欠勤が多く
勤務態度の面で問題があったり
依頼された仕事を断り
自分の好きな仕事しかしない
というように、
ある部分では
高い成果を上げていても
別の部分で評価が下がり
結果として低い評価を
受ける人がいます。
本人としては、
嫌なことはやる必要が無い
と思い込んでいるので
「営業や出張は無理」
「後輩育成は出来ない」
などと仕事を断りつつ、
一方で、自分が得意な分野では
成果を出しているのに
評価されないと憤っています。
その人が仕事を断ったことで
他の人に仕事がまわり、
周囲の負担が増している事実にも
気づいていません。
もちろん、1つの突出した実績が
評価されるケースもありますが、
企業の仕事は
周囲とのチームワーク
が重要であり
様々な業務のバランスで
評価がされていることを
理解する必要があります。
・枠が決まっている
多くの企業では、
人事評価は絶対評価ではなく
相対評価になっており、
高評価をつけられる
人数枠には限りがあるので
高い実績を出す社員が
一定数以上いた場合、
実際の能力は高くても
誰かは低い評価を受けざるを
得ないという事実があります。
不公平感を避けるため、
上司は
「今期は○○さんがA評価、
来期は◎◎さんがA評価」と
高評価を順番につけるようにしたり
ボーナスの金額で
調整することがあるでしょう。
このように枠の関係で
致し方なく
高評価が得られない場合、
恐らく上司から理由の説明が
あると思いますが
特段説明がなければ
上司に理由を質問してみると
会社の制度を踏まえた
評価結果を受け止めることが
できると思います。
仕事を頑張っているのに
評価されず、
転職しようかと思ったら
評価されない理由を
考えてみて下さい。
理由を前向きに捉えられれば
転職などしなくても
今の会社でもっと
活躍できるかもしれません