そこに罪悪感はいらない | 手帳を使って人生をデザインする★番場よしこ【東京・八王子】

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思ったような結果が出なかったとき
自分に意図はなくても、結果として相手に迷惑をかけてしまったと思ったとき


なんなんでしょう、あの、ぶわっと湧き出る「罪悪感」ってヤツは。。。


もしかしたら
「オレは(私は)おまえのせいでこんなに不快な想いをしたんだ、どうしてくれるんだ」的な
アピールをされるかもしれませんが
それは、「不快だと感じた気持ちを、相手を責めることでやめさせたり謝らせたりしよう(→それで自分を満たそう)」と相手が選択している、ともいえます。
「他人をコントロールする」と、すっきりするらしいですよw

たとえ、そのトラブルやハプニングのきっかけが自分だとしても、「他人からコントロールされる」のはまっぴらごめん、ですよね。


選択理論では、「人は自分の満たされないものを満たすために行動する」と考えます。
その「満たし方」は、残念ながら、必ずしも健全だったり健康的だったり安心なものだったりとは限りません。


例えば、例えばですよ。
学校で起きるイジメや問題行動なども「何らかの欲求が満たされてなくて、それを満たすためにした行為」と捉えたりもします。
それを満たすためなら、相手に「オマエの行動が問題だからだ、だからいじめたんだ」などともっともらしい大義名分をつけて自分を正当化するケースだってもちろんあります。
そんなに相手がいやなら、他にも行動の選択肢があるのに、わざわざ「イジメ」を選んだのは誰でしょうか?


な・の・で


自分のしたことで、仮に相手が不快な態度を示して、罪悪感が沸いて出てきたとしても

自分が出来る範囲での対応をしたら、それ以降は仕方がない、納得するかどうかは相手が決めることだし
と思うしかないかな、と(私は)最近思います。


そこに、許しを請うようにへりくだってみせたり罪悪感なんて見せてしまえば、相手の思うツボです。
相手はそれで満たせることを知ってしまったので、機会があれば何度でも使ってくるかもしれません。

それでもいい、というならば、それはそれで個人の選択なのでいいですけど。


一つ付け加えておくと


迷惑をかけてもそのままでいいと言っているわけではないのです。


ただ、その「迷惑」「不快」ってのも、あくまで「相手の基準」でもある、ということを忘れずにしないと
相手が、自身を満たすためにわざわざ「不快」「迷惑」をもっともらしい理由をつけて持ち出していることもある、ということです。
…いるじゃないですか、クレーマーとかモンペとか。「八つ当たり」とか。


もう一つ付け加えておくと


「迷惑」「不快」と感じることに「罪悪感」を抱く必要もないと思います。
ただ、それをどのように相手に伝えるか、という工夫は出来ると思っています。
相手との関係性を壊さずに工夫しながらそれを伝えるのと、自分の感情のままにそれを伝えるのと、どちらが相手に伝わりそうですか?


そうそう。

最後に。


「罪悪感」って言えば


「これは悪いことだと自覚しているけれど、あらかじめ『すみません』って言えば相手はそれ以上言ってこないから大丈夫」


という、「相手も悪いって分かってるんだし、これ以上言うのも悪いな」という相手の「罪悪感」を利用した
「魔法使い」ならぬ「罪悪感使い」の人もいるのですよ(笑)←実際に見ましたw


さあ、そんな「罪悪感」ですが


持ち続けるのも「これ、いらないよね」と自分で決めて手放すのも、どちらも選択できますよ♪