お台場にオープンした「イマーシブ・フォート東京」は3月1日で開業1周年を迎え、パーク構成が大幅にリニューアルされました。

 

有料コンテンツである「ザ・シャーロック」、「東京リベンジャーズ」、「江戸花魁奇譚」は内容がアップデート。一方で入場チケット(パスポート制)が廃止されて「ジャック・ザ・リッパー」、「第五人格」、「パーティ・フェスタ」等のアトラクション・ショーは全て終了し、入場料無料の施設内に(有料の)イマーシブシアター・コンテンツが揃っている、テーマパークというよりコンテンツ・モール的な施設になりました。

 

高評価及び人気が高かった「フォルテヴィータ事件簿」も終了となり、多くのファンを落胆させることに。

 

こうして生まれ変わったイマーシブ・フォート東京ですが、まず自動ドアが透明ガラスになっています。

 

入った先の入場ゲートが撤去されています。正面の映像も以前のものから変更(中央広場のものと同じ)。

 

リリースにあったよう、レッドカーペットが広場まで続いている。

 

右ルートは閉鎖。

 

一応「フォルテヴィータ」の表記は残っている。

 

しかし、殆どの装飾品が撤去されており、殺風景な感じ。お気付きの方もいるかもしれませんが、天井の照明がグラデーションするようになっています。

 

中央広場への通路も閉鎖。

 

こちらが中央広場です。休憩ラウンジみたいな感じ。モニターも設置されており、賑やかな雰囲気ではある。

 

「ドルチェ・ヴィータ」の所がインフォメーションに。カフェ「ぺローニ」はそのまま。

 

ギフトショップはあるものの、「喫茶フラワー」は閉店。

 

そして、こちらのザ・シャーロック方面へ繋がる道が「ゲートA」です。

 

3階は繋がる通路や階段は閉鎖。奥は変わってなさそうですが、先には進めない。


※後にここが後述の新作「真夜中の晩餐会」で使われています。

 

「ザ・シャーロック」はこちらが受付になりました。「ザ・キャバレー」の所が最初の待機場、プレショールームになっています。

 

旧・ノースストリート側に行くこちらが「ゲートB」

 

「江戸花魁奇譚」、「東京リベンジャーズ」、「今際の国のアリス」はこちらで受付です。中央広場まで進んでエレベーターで3階へ進む。

 

ご覧のよう、想像以上にショッピングモール感が強くなり、テーマパークの雰囲気は完全に失われています。様々なキャラクター達が出てきてパーク自体がイマーシブシアターだった頃を知ってると、ちょっと寂しいですね。

 

 

今回は3月1日(土)リニューアルオープン初日に訪問し、3つのコンテンツ全て体験。イマーシブフォートには昨年8回行きましたが、有料コンテンツを最後にやったのは5〜6月だったから、リニューアルした以前に久しぶりに体験したかったんですよね。

 

なお、最初のザ・シャーロックが10時からだったのですが、何故か9時15分には着いてしまったので、写真を撮って時間を潰

すのも10分で終わってしまったので、広場で座って本記事を書いていました。

 

 

・「ザ・シャーロック  -ジェームズ・モリアーティーの逆襲」

 

今回のリニューアルで明確に変更(アップデート)されたコンテンツ。これまでの公演を「第一部」として1時間程度に再編集したものと、15分程度の休憩を挟み、今回初公開の「第二部」が40分程ある構成です(全部で2時間)。

 

後述の「江戸花魁奇譚」のように、キャラクターにピックアップされた個別の演出、サイドストーリーを体験する機会が増えているほか、ストーリーや展開も分かりやすくなっていると思います。何より、アクターさん達の演技が凄かった。昨年見た時より、明らかに迫力や臨場感が違いました。ラストのホームズとモリアーティ教授の対決は必見です。

 

当初は物語構成の分かりにくさから「上級者向け」と言われていたコンテンツですが、今回のアップデートで初心者でもある程度理解しやすい、かつ没入(イマーシブ)しやすくなっていると思います。総じて素晴らしかったです。

 

 

・「江戸花魁忌憚」

 

言ってしまうとザ・シャーロックのような大きな変化は無く、基本的な構成は従来のままです。いくつかあるエンディングのうち新たなエンディングが追加されているとのことですが、今回は遭遇しませんでした(なお、新エンディングでも結局は似たような結末で、大きく物語が変わる感じではないらしい)。

 

ただ、音響等の演出がより濃厚になって感情移入しやすくなった、気がします。

 

 

最後は「東京リベンジャーズ」、ですが2時間くらい間が空いていて、そもそも昼飯を食べていないので・・・

電車(ゆりかもめ)で、去年10月31日「イマハロ スペシャルナイト」の日にも行った、豊洲「先客万来」へ。

 

海鮮丼(2900円)とビール。土曜日だったので全体的に混雑していましたが、飯時じゃなかったから飲食店は空いていたかな。

 

ここのオイスターバーが美味しくて忘れられず、もう一度行ってみたかったんですよね。

 

という訳で、お腹いっぱいで満足し体力も回復したので、そろそろ家に帰るか

 

と思ったけど、「東京リベンジャーズ」がまだだった。 (※ネタではなくマジで忘れかけてて、帰り方面の電車に乗ろうとしていました。)

 

 

・「東京リベンジャーズ イマーシブ・エスケープ」

 

「タケミチ君に包帯巻いて怪我の手当」など新しい演出が追加されてましたが、これも大きな変化はありません。リリースにあるキャストとの絡み3倍は言い過ぎではと思います。

 

私事ですが、昨年体験した時は作品について本当に全く知らない状態で体験しましたが、今回は原作漫画1巻と最終巻読んだ状態だったので、印象がまるで違いましたね。キャラクターの皆さん、とてもカッコよかったです。

 

 

・「今際の国のアリス The Ultimate」

 

(リニューアルオープン日の)3月1日〜24日まで"リニューアル前と同じ内容"の開催を経て、4月5日(土)より内容を一新して再登場しました。良い意味でほぼ別物に。詳しくはこちらを。

各コンテンツ終了後にドリンク引換券が貰えるようになりました。引換はペローニにて、イマハロでのドリンク引換と同じ方式かな。

 

また、4月までは公演終了後60分以内は次回チケットが1000円引きというのも。回数特典といい、とにかくリピーター確保に力を入れているようです。

 

 

前述のよう、今回のリニューアルで確かにイマーシブフォートはテーマパークをやめてしまい、また実際に大きな変更・アップデートがあるのは「ザ・シャーロック」のみであるものの、コンテンツ自体は素晴らしいので、気軽にこれら優れたコンテンツを楽しめるという意味では重宝すると思います。

 

しかし、昨年オープン時の所感で「結局一部のマニアにしか受け入れないのでは」と言いましたが、フォルテヴィータ事件簿やハロウィンイベント等でマニア以外の人達も取り組めていると思いきや、本当にマニア層の需要が凄くて今回のリニューアル方針になったのでしょうね・・・。

 

 

個人的には、アップデートされたコンテンツ全て体験できたので、ついにイマーシブ・フォートからは卒業

 

と思ったけど、4月25日(金)より始まるディナー付き体感型演劇「真夜中の晩餐会」も気になるから、オープン後また行く事になるかな。

 
先行販売で4月25日公演初日のチケット購入して、体験しました。詳しくはこちらを。


なお、2025年5月中旬より、ストリートの写真の一部が「真夜中の晩餐会」及び「今際の国のアリス」(リニューアル後のもの)に差し代わっていました。