改訂版きよの漫画考察日記446 北斗の拳第9巻 | きよの漫画考察日記

きよの漫画考察日記

我が家の本棚のマンガを1冊づつ考察中。
ちなみに3,000冊近くあります...

北斗の掟は俺が守る!

お月様

そんなこんなでケンシロウvsラオウの初対決の結果は…
両者の微笑みが印象深いですよね。決してケンとラオウは憎しみ合って戦ってるわけではないというのがよく伝わります。なら何故両者は戦うのか、それはもう北斗の定めとしか言いようがないんですよね…

そして立ち去るラオウ。
膝くらいならついてもいいんじゃないかと思っちゃいますが、志の高い男はやはり違うという事です。ここまでは暴君のようにも描かれていたラオウですが、この一言でその高潔さをも示したことが後々偉大なキャラクターへと成長することに繋がりましたな。

そして残されたのは傷ついた戦士たち。
ケンシロウに出会ってなかったらバットはただのコソ泥のままだったでしょう。ケンシロウやレイが流した血がバットの精神的成長を促したことは間違いありませんよね…

さてレイに残された命は残り3日。
死を受け入れるというのもまた難しい事です。とゆーか人間も生物である以上、生への執着を完全に断ち切ることは不可能だと思うんですよ。自殺する奴だって心のどこかには生きたいという気持ちはあるはず。それでもなお死を受け入れようとするのであれば、それはもう「誰かのため」という動機以外にはありえないんじゃないかな…

さてマミヤはレイのために薬を探しにメディスンシティーへ。ここを支配していたのが…
狗法眼ガルフ!
まぁ雑魚キャラに毛が生えた程度の実力しかないんですが、やはり狗法眼」というその二つ名が特徴的で記憶に残るキャラクターです。「ガルフ」と言われてもピンとこないですけど「狗法眼」と言われるともう世界中でガルフしかいないんですよね…
ちなみに狗法眼ガルフの声はあの玄田哲章です。こんな雑魚キャラに使うべきではない名優ですけどね…

そんなガルフは極端な愛犬家。
まぁ確かにペットとして考えるなら犬は人間よりもはるかに上でしょう。飼いやすさ、忠実性、そういった要素は他の動物の追随を許さないですからね。そう考えてみると犬という生物は人間に飼われるという点に特化して進化してきたんだなぁ…

さらにガルフは名言を残します。
「子どもの命と犬の命 どう考えても犬の方が重い‼︎」これも北斗の拳らしい名言です。北斗の拳は弱者が理不尽に苦しめられる現状を描いてナンボですからね、その理不尽さを端的に表す良い言葉です。

そんなガルフの部下に捕らえかけられたマミヤでしたが…

自分の肩に突き刺さってそうですけど(笑)

しかし結局は捕まったマミヤ、輪投げの的になっちゃいます。
おっぱいが大きいがゆえにダメージを受けてしまった悲しい女、それがマミヤです(笑)

さてこのピンチに当然ケンシロウ到着。
ラオウ戦でつけられた傷跡が魁‼︎男塾の伊達臣人の六忘面痕のようになってますな。現代でも不逞の輩を指して忘六者というのはこれに語義を発するのは言うまでもありません(笑)

そしてこの一言。
あんま指関節をならしてばっかおると指が太くなるなんてことをおかんに言われたことがありますがね。あれは本当なんでしょうか?

さて実力的にはたいしたことなかったガルフ、瞬殺されます。
断末魔的にはまぁまぁでしょうかね…
そんなガルフの動画を探してみたところ、見事にありました。
うーむ、さすがは玄田哲章です。断末魔にも深みを感じますね…


さて牙一族戦に続き足手まといだったマミヤ、それでも戦いをやめないのには理由がありました。
出ました「UD」の焼印。こんな紋章を使うのはあの人の他には…ウド鈴木くらいのもんでしょーか(笑)

つーわけで北斗の拳第9巻ではついにあの男が登場します!


ユダ様!
説明不要でしょ。今でこそテレビをつければニューハーフタレントを目にしない日はありませんが、彼らが社会的な生き場所を手に入れられたのは誰のおかげかというとカルーセル麻紀かユダ様のおかげです(笑)それくらい当時のユダ様にはインパクトがありました。
ちょっとその登場シーンを見ときましょう。

ユダ様の声はね、Zガンダムのパプテマス・シロッコと同じというのが一番分かりやすいでしょうか。分からない世代に説明するのであればドラゴンボールのブロリーやONE PIECEのフォクシーと同じ声です。

さてユダ様は周りにも美女をはべらせています。
この彼女たち、いわゆるUDシスターズには北斗の拳イチゴ味で詳細な設定が追加されました。
ぶははっ😆クラリスとポリスの解説が秀逸過ぎるわ…

さてそんなユダ様は若き日のマミヤを誘拐してました。
両親を惨殺されたマミヤ、しかしその仇を討つ事がマミヤの目的だとは思えない。マミヤが女を捨てて戦いに身を投じた理由、それは自分が美しかったことが原因となり惨殺されてしまった両親に対する贖罪なのかもしれませんね…

つーわけでトラウマに苦しむマミヤ。
この後ユダからは「マミヤには何もできなかった」との証言が出てきますからね、いったいマミヤは何をされたのが心の傷として残ってるんでしょうか?ユダには何もされなかったけど、ユダの部下に酷い目にあわされたのかなぁ?

そこに現れたのはレイ。
レイが女風呂に乱入するのは2回目です。死ぬ前にもう一回マミヤのおっぱいでも見たくなっちゃったんでしょう(笑)

そしてレイとユダの関係が明らかに。
ここで初めて出てきたキーワード、それが「南斗六聖拳」です。ちなみに北斗七星は誰でも見たことあるでしょうが、南斗六星はこんな感じなんです。
南斗六星もひしゃく型だったとは知りませんでした。死を司る北斗七星、生を司る南斗六星、こういう関連性があったのか…

つーわけで己の死に方を見つけたレイ。

もーね、こっからのレイの生き様はかっこよすぎて惚れちゃいますよ…


そんなわけでユダの居城に乗り込んだケンとユダ、雑魚は壁に投げつけて瞬殺です。
「ぺがふ‼︎」この断末魔、俺は好きです。壁に激突する際のこのポージングも見事ですしね…

さてユダの居城で2人を待ち構えていたのが…
ダガール!
南斗聖拳108派中、ユダの配下である23派のひとつ南斗比翼拳の使い手です。残り22派の使い手がどこにいるのか、そんなことは俺が知る由もありませぬ(笑)
そんなダガールの活躍も見ておきましょう。
ダガールの声はちびまる子ちゃんの父親のさくらヒロシと同じです。聖闘士星矢的に言えばアイオロスと、男塾的に言えば虎丸と同じ声という事です。この知識、全くもって人生の役に立たんな(笑)

しかしユダはレイとの無駄な戦いは避け、お出かけ中。
それくらいちゃんと覚えとけーい(笑)

つーわけで計略謀略が大好きなユダ様。

殉星・義星・妖星・仁星・将星・慈母星、これが南斗六星です。それぞれがそれぞれの宿命を持つわけなので、妖星は代々裏切りを続けてきたわけですな。そんな協調性の無い奴を六星に入れておいたのがそもそもの間違いです。

そんなユダはダガールを処刑。
南斗紅鶴拳!
シンは鷲、レイは水鳥、そしてユダ様は鶴でした。「返り血でその身を紅く染めた鶴」が名の由来ですが、鶴が返り血を浴びる状況ってどんな状況なのよ(笑)
ちなみに南斗紅鶴拳の特徴は相手を縦に裂くことが多い点でしょうか。横に切り刻むことが比較的多い南斗水鳥拳とは対照的ですね…

そんなユダの部下。
コマク!
ユダ軍団はこのコマクとダガールくらいしか目立つ奴がいません。でもまぁロクな人材がいなかった聖帝軍に比べればまだマシですか。そう考えると部下に恵まれていたのは…五車星を抱えていたユリアと、ファルコ達がいた天帝軍くらいのもんですかね…
そんなコマクの声はご存知千葉繁先生です。北斗の拳のナレーションはもちろんのことですが、他にもジョーカーやコマク、ジャコウや黒夜叉の声も担当しています。

さて今にも寿命が尽きそうなレイのためにこの秘孔。
心霊台!
この秘孔を突くとちょっと寿命が伸びるんですが、全身の苦痛が数倍になってしまうという副作用付き。どれくらい痛いかというと…
これくらい痛い。動画で見てみましょう。
尋常じゃなく痛いんだというのがよく伝わる動画です(笑)

しかしその痛みを耐え抜いたレイ。
白髪の原因の一つとしてストレスがありますからね、とんでもないストレスを肉体と精神に与えれば瞬時に白髪頭になることも無くはないんじゃないかと思ってます。白髪ってのはいつも突然出てきやがるからなぁ…

しかしそんなレイの前に現れたユダは、マミヤが死兆星を見ていることをレイに告げてしまいます。マミヤのために戦い、マミヤのために死に、マミヤの心の中で生きようとしたレイ、しかしそのマミヤもまもなく死んでしまう運命なんです…

たまりませんね…

ちなみに大学時代に後輩で間宮って名前の女の子に出会ったことがありまして、俺の後輩の三浦豪って奴は初対面にも関わらずその女の子に向かって「間宮…どこまでも哀しい女よ…」って言ってました(笑)その間宮って女の子が訳も分からずキョトンとしてたのは言うまでもありません(笑)