①登園再開に必要な「意見書」「登園届」について
感染症罹患後の登園開始の際、感染症の種類によって医師記入の「意見書」、保護者記入の「登園届」を提出することが市内保育所で一律必要となっている。「意見書」はもちろん、保護者記入の「登園届」であっても、症状が改善した後に病院を受診して診断を受けなければならない。 保育施設での感染拡大を防ぐため、一定の線引きは必要と考えるが、 症状改善後のもう一度病院を受診することに対して「感染症流行時のさらなる医療逼迫への懸念」「待合室で違う病気に感染する不安」の声をいただいている。 感染症の種類によっては、罹患直後の受診時に診断名を医師が記入し、症状経過記録を保護者が記入していき、 登園目安の基準を満たせば、症状改善後の受診を不要としている自治体もある( 例:東京都豊島区保育施設様式「インフルエンザ・新型コロナウイルス感染症届」)。
保育所の安全の担保、子ども保護者負担の軽減、医療逼迫の緩和、これらを勘案しながら、意見書・登院届の内容の見直しを求めるが見解は。

感染症に罹患した子どもが登園を再開する際には、 子ども家庭庁発行「保育所における感染症対策ガイドライン」に基づき疾患の種類に応じて医師の意見書または保護者が記入する登園届を保育所に提出していただいている。 保育所は、乳幼児が長時間にわたり集団で生活するため、1人1人の子どもはもちろんのこと、集団全体の健康と安全、保育の継続体制を確保する必要があり、保育所内において感染症を拡大させないことが重要であると認識をしている。そのため、国のガイドラインが示すように、子どもの身体状況、その他の検査結果等を総合的に勘案し、医学的知見に基づき、集団生活に支障がないことを医師に診断していただいている。
 一方で、一定の基準の下、保護者が経過を観察して登園の見やすとしている自治体の例もあり、そのメリット・デメリットなど実際の対応例を確認させていただくなど、今後調査研究を行っていく。 なお、この取扱いに関しては、市内全ての認可保育所の合意の下で行っていくことが肝要であると考えている。

私自身も保育所 での感染拡大防止は大事だと思う。感染症が広がれば子どもが苦しむし、 保護者もまた休まなければならない。感染拡大防止としての線引きは必要だとは思っている。けれども、症状もなくなって日数も経っているのにわざわざ病院に行くことが感染拡大防止にどれだけさらにプラスに働くのか、バランスに疑問を感じての質問。「他自治体の調査研究を行う」「行政だけで決められることでもなく、民間との協議が必要」という答弁をポジティブに捉えると、他自治体を調査してくださり、保育園連絡協議会の方に投げかけてくださるという理解をしてよいか。

複数の自治体でこのような取り扱いをしている例を確認しているので、それら自治体から直接意見なども確認して、メリットそしてデメリットを整理をしていきたい。その整理が終わったら協議会と話をしていきたい。

メリットデメリットは当然出てくるものだが、議論の結果「登園届や意見書は"あった方が"安全だからやっとこう」のような、結局今と変わらないこともあり得るかなと思う。負担軽減という保護者の視点だけではなく、子育てをしながら保育士として働いている現場を守る目線もある方からも今回「実効性の面からプラスか疑問」「ぜひ見直しを」と意見をいただいている。実効性やメリットデメリット両論併記して丁寧な進行、投げかけをしていただきたいが見解は。

詳細にはまだ確認できておらず、これまでとは違う取り扱いをしていくことにはハードル があるんだろうと思う。実施している自治体には直接連絡をして、意見を伺い、しっかり整理してきちんと協議会と話をしていきたい。



 ②感染症対策マニュアルについて
 違う保育所に所属している園児の保護者や保育士さん同士のやりとりの中で、保育所内での嘔吐下痢への対応が各園によって違うことに対する不安や戸惑いの声をいただいた(例:嘔吐や下痢で汚れた衣服を洗ってすすいで返す/感染対策としてすすがず返す)。
市内保育施設に勤める保育士さんから、「国のガイドラインには対応方法詳細が載っておらず都度対応の選択やその根拠など確認する負担感が大きい」、また「感染症対策マニュアルを自治体で作成・配付している自治体もある」ともご進言いただいた。
市公立保育所において、令和5年5月一部改定、子ども家庭庁発行「保育所における感染症対策ガイドライン」以上に詳しく作成している感染症対策マニュアルはあるか。ある場合、参考として民間保育所に共有することは可能か。

公立保育所では、国のガイドラインや多機関の感染対策マニュアルなどを参考に、感染症発生時の連絡体制や対応に関する留意事項などをまとめた感染対策マニュアルを備えている。 このマニュアルについては、民間保育所に参考としていただくことも可能なので、今後、私立認可保育園協議会などを通じて話をする。

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ひとりのママさんのSNSでのつぶやき(私に向けてではない)から
ご連絡を取らせていただき

こちら↓でご意見を募集したところ
ありがたいことに、友人知人はもちろん
SNSでの発信を見て面識がない中で、
選挙で私を知ってくださって、
勇気を出してご連絡くださる方々がいらっしゃいました。

保護者としての目線だけではなく、

私の息子たちと同世代のお子さんがいるママさんで
保育士として復職され
保育園の安全な運営が必要という目線をお持ちの方々も

見直しがあっても良いのでは、とご意見をくださり
調査・提言のきっかけをいただけたこと本当に感謝しています。


議場のやり取りだけご覧いただくと
私がさらっと言って
行政からさらっと対応案が出ているように見えますが

ここまでの答弁をいただくまでに
多くの材料を集めて提示して
それぞれ調査いただいた上でどこまで議場で出せるか
かなりの時間をいただきました。

並行してこちら↓にも関わりある

個別具体的事例への対応のやり取りもあったのですが


その事例を元に保育園への柔軟な対応をお願いしてくださると伺っています。


大切なこども達を預かってくださる保育士さん達に御礼申し上げながら

真面目にルールを守る保護者さんこそ苦しむ現状に

どうかご対応いただけたらありがたく思います。


議員としてもう3期目となり、

これまでのやり取りの姿勢や

みなさまからいただいているご支援の大きさが

実現の促進力となっていると強く感じています。


本当にありがとうございます!


これからもみなさまのお声を元に
様々な角度から精査して提言していきます。