WESTERポイント全線フリーきっぷ(全ポイント)を使って旅行しました① | よしひろ よしちゃん 鉄道写真館

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よしひろよしちゃんをご利用いただきありがとうございます。不定期で私が撮影した写真を投稿します。

夏休みに合わせてJR西日本のポイントサービス「WESTERポイント」を使用した超特典切符が販売されているので、これを利用して3日間西日本を満喫しました!

今回利用したのは「WESTERポイント全線フリーきっぷ(全ポイント)」です。

この切符はWESTERポイント9000Pで購入できてJR西日本と智頭急行が新幹線・特急も含めて3日間乗り放題!というとってもお得な切符でした♪

そしてこの切符最大の魅力が指定券(普通席)の交付が無制限ということですね〜

こういった乗り放題の企画乗車券は指定席交付が回数制限されているんですが、この切符では制限がないので快適にかつお得に移動ができましたよ!


★WESTERポイント全線フリーきっぷ(全ポイント)
この切符はJR西日本のネット予約サイト「e5489」からの購入になります。これまた凄いのが利用開始日当日にも購入できるんです!

私は前日の夜に購入しました。なおe5489で購入し切符を指定席券売機で引き換えるまでは、指定席予約をe5489サイト内で行えます。そして発券後は指定席券売機(JR西日本のみどりの券売機)または、みどりの窓口で追加交付ができます。


★指定席券売機で指定券を交付し発行
指定席券売機で指定券を交付する場合は「回数券などで指定席予約」をタッチして券売機の挿入口にフリー切符を入れて操作します。


★ WESTERポイント全線フリーきっぷ(全ポイント) 注意事項
いくら指定席を取っても追加料金は掛かりません!いかに効率かつ楽しむかを考える必要がありますね〜

私の地元がある茨木駅(大阪府)で切符を発券して新大阪駅へ移動しました!

★指定券(1枚目)
新幹線ではなく在来線特急「スーパーはくと」を利用して鳥取方面へ向かいます。

もちろん指定券を発行しました!
発券前にe5489で座席指定すると発行は指定席券売機の発行箇所が表記されますが、左上に「e5489」と記載されていました。

念願の展望席を確保できたんです!
新大阪から鳥取までの2時間40分前面展望を満喫しました(^^)

切符をご覧いただくと3つ検札印があります。基本的に指定席では車内検札が省略されていますが今回はご厚意で押していただきました!

これは車掌さんが3回交代されているからです。

京都駅から上郡駅までがJR西日本の明石車掌区。そして上郡駅から智頭駅まではJRではなく智頭急行線に入線し智頭急行の車掌さんに交代し智頭駅から再びJR西日本の路線(因美線)に入りJRの鳥取列車支部の車掌さんに交代です。

新大阪駅〜上郡駅までは、よく利用する山陽本線なので、ほとんど撮影しなかったですが上郡駅を出発して智頭急行線に入るとカメラのバッテリーが心配なくらい撮影をしていました…


★JR西日本/智頭急行 上郡駅構内
列車は上郡駅を出発すると新幹線のような立派な高架線に入っていきます。

入ったかと思ったら急加速し振り子もパワー全開で走って行きました!

以前に「スーパーはくと」に使用されているHOT7000系について詳しくご紹介しているので併せてご覧いただければと思います。






★智頭急行線 沿線
智頭急行線は陰陽連絡線を高企画路線として当時の国鉄が建設しようとしましたが経営悪化で断念し地元自治体の兵庫県・岡山県・鳥取県などによって第三セクター鉄道として1994年に開業しました。

高速走行を可能とした路線なため全長51kmのほとんどが単線の高架で駅数は14。そして43%がトンネルになっています。

列車はしばらく走ると岩木信号場を通過です。

★岩木信号場
ここは2両編成までの列車が待避できる信号場。つまり普通列車が特急列車に道を譲る前提の待避設備と言うことになりますね〜

ここで乗客は乗り降りはできませんが、岩木信号場を通過し1分もしないうちに旅客駅の苔縄駅が見えてきました。

★苔縄駅
いや〜すごい駅。振り子全開で通過していきます!中からも外からも見ていたら迫力があるでしょうね〜

そして河野原円心駅と久崎駅を通過しまして智頭急行線最初の停車駅である佐用駅に到着します。



★JR西日本/智頭急行 佐用駅
佐用駅では姫新線と接続しています。兵庫県の姫路駅を起点とし岡山県の津山駅を経由して同じく岡山県の新見駅を結ぶ路線ですね。

この路線も陰陽連絡線の機能を持っていたんですが、中国自動車道が開業してからは連絡の役割を失い地域輸送がメインになりました。








★智頭急行線 沿線
そして佐用駅を出発すると列車は猛スピードで走っていきます。

平福駅・石井駅・宮本武蔵駅すごい名前の駅ですね〜

この3駅を通過し大原駅に到着します。




★智頭急行 大原駅
当駅には車両基地や本社もあって智頭急行線の拠点と言えるでしょう。



★智頭急行線 沿線
大原駅を出発し次に停車する智頭駅まで列車は再び高速走行を続けます。


★智頭急行 粟倉温泉駅
西粟倉駅を通過し次駅の粟倉温泉駅で反対のスーパーはくとと交換がありました。

そして山郷駅を通過したらインスタ映えスポットが見えてきます!








★智頭急行線 恋山形駅
なんやこりゃ!駅設備は全てピンクやないか!

当初は「因幡山形駅」とする予定だったそうですが、地元などからの要望で「来い山形」をもじって「恋山形駅」にすることになったと言う面白い駅であります。

「恋」がつく駅名は全国に4つしかない珍しい駅で、パワースポットにするため2013年にこのような姿になったそうです。

「恋が叶う駅」としてハート型の絵馬やグッズが販売されていたので購入して見ました!

また後ほどご紹介します。

今回は展望席から眺めただけでした。
普通列車しか停車せず、なかなか行きづらい場所なんですが時間帯に寄っては観光客のために5分程停車する便もあるんだとか。


★智頭急行線 沿線
この恋山形駅が智頭急行線で通過する最後の駅でした。

そして智頭急行線の終点である智頭駅に到着

★JR西日本/智頭急行 智頭駅
ここからはJR因美線に入線し鳥取方面を目指します。





★JR西日本 因美線 沿線
因美線に入ると昔からの路線ですから、先程の智頭急行線に比べると速度がかなり落ちました。

でも車窓は楽しいですよ〜
昔ながらの駅舎がたくさん残っていました!

そして列車は郡家駅に着きます。



★JR西日本因美線 郡家駅
当駅は若桜鉄道との接続駅です。
ここに来たことによって、私ごとではありますがJR西日本と関係する第三セクター鉄道の車両を全て見れたことになりました!

ですが若桜鉄道の列車は一部鳥取駅までやって来ますから下車せず、このまま鳥取駅を目指します。



★JR西日本 因美線沿線
鳥取駅に近づくと高架になって暫くすると到着します。


★因美線/山陰本線 鳥取駅ホーム
新大阪駅から約2時間40分。鳥取駅に着きました!

一部スーパーはくと号は、このまま山陰本線に入線し倉吉駅まで走りますが今回は鳥取駅で下車します。

そして少し待っていると先程、郡家駅で追い越した若桜鉄道の車両が入線してきました。

★若桜鉄道 WT3000形(旧WT2500形)
若桜鉄道の創業期に導入された車両です。
元々は国鉄若桜線でしたが、国鉄の経営が悪化し国鉄再建法によって経営分離される訳ですが、第三セクターになったのが1987年10月であるため信楽高原鉄道に似てます。

半年間だけJR西日本若桜線の時代があったということになりますね〜

起点は先程の郡家駅で終点は若桜駅の19.2kmある路線です。

このほかにもう一形式あります。



★若桜鉄道WT3300形
こちらは2001年に1本だけ導入された車両です。イベント列車で使用することも想定しカラオケ設備も備わっているそう。

1本しかないので、出会いにくいのですが以前に京都鉄道博物館に展示されたので見ておりましたが・・・

今回、帰りの列車を待っていると遭遇しました!

★若桜鉄道WT3000形と3300形
しかも併結!なんと運が良いんだ〜
この併結がやってくると一瞬で若桜鉄道に所属する車両をコンプリートできることになりますね〜

なお国鉄時代は若桜線をキハ47形やキハ58形などが走っていたそうです。


★鳥取駅 待合室




★鳥取駅 コンコース
湖西線の駅に似ていますね〜




★鳥取駅 改札口
なんと有人改札でした。
そして、みどりの窓口は現存しアシストマルスも備わっています。


★鳥取駅 みどりの窓口
みどりの窓口の横には精算所兼鉄道案内所があって受取専用機もありました。

これぞ理想の駅の出札姿と言えるのでは、ないでしょうか?






★鳥取駅 駅舎
駅舎はこんな感じ。松江駅や出雲市駅などもこんな雰囲気でしたかね〜


★完成記念プレート
1978年の駅舎ということでしょうか。
国鉄時代に造られ今年で46歳。


★鳥取駅 高架下商業施設
そして駅の高架下は商業施設になっていました。民衆駅という定義ではないようですね。

この手前にあるお土産屋さんで先程ご紹介しました。恋山形駅のグッズ関連が販売されていました。

★恋山形駅 絵馬


★恋山形駅 グッズ
ここ以外でも智頭急行の駅事務室や普通列車車内でも一部取り扱われているそう。


★鳥取駅 駅弁アベ鳥取堂
カニ飯などで有名な駅弁屋さんです。


★鳥取駅 チョコザップ
なんと鳥取駅構内の商業施設内にチョコザップもありました!便利な所にありますね〜


★パジェロミニ
保線区の自動車がパジェロミニでした。関西在住の者からすると珍しい…

それでは鳥取駅から次の目的地に向かいます!



★キハ121形
運良くトップナンバーが見れました。


★鳥取駅
いや〜ええ並びですなあ!


★鳥取駅
乗る列車がやってきました。
スーパーはくと号に乗車しますが、これまた良い並び!

左から若桜鉄道の車両・山陰本線の普通列車そして、はくとと同じく大阪へ行く特急「はまかぜ」です。こちらは智頭急行線ではなく鳥取駅から暫く山陰本線を走り和田山駅から姫路駅まで播但線を通って山陽本線に直通する列車で、終点の大阪駅まで乗車するとはくとよりも、かなり時間がかかります。

はくとだと2時間40分程でしたが、4時間9分も掛かるんですよね〜


★指定券(2枚目)
続いて向かったのは、先程も少しご紹介しました。智頭急行線の終点である智頭駅です。

因美線には数多く昔ながらの駅舎を残しています。本当は全て回りたいですが時間の都合上、主要駅である智頭駅で下車することに。


★JR西日本/智頭急行 智頭駅
はくと号は当駅から智頭急行線に入線しますがここは因美線の途中駅です。

★因美線を走るキハ120形

因美線は鳥取駅を起点に智頭駅を経由して津山駅の1つ手前にある東津山駅までの路線です。東津山駅からは姫新線に入り津山駅を目指します。
 
以前にラジオ関西さんのイベントで乗せていただきました! 「観光列車saku美saku楽」


かつて智頭急行線ができるまでは先程、鳥取駅で見かけた特急「はまかぜ」のように山陰本線を経由したり因美線から津山駅を経由し津山線を通って岡山駅を結ぶ経路で陰陽連絡が行われていました。

因美線及び津山線は連絡線と言う重要な役割から離れてしまいますが、離れたことで高速化工事などがあまり行われず、昔ながらの雰囲気が残されている場所が多いのが特徴です!






★JR西日本 智頭駅 駅舎
1923年の開業当時が使われている駅舎だそう。みどりの窓口が現存していました。

今年で101歳の駅舎ですか!
因美線は鳥取駅から用瀬駅間が1919年に開業。そして1923年に用瀬駅〜智頭駅までが開業しました。

1928年に反対側の津山駅から美作加茂駅間が開業し全通までは因美南線と呼ばれ鳥取駅〜智頭駅間は因美北線と呼んだそう。

1931年に美作加茂駅〜美作河井駅が開業。

そして1932年に智頭駅〜美作河井駅まで全通しました!





★智頭急行 智頭駅舎
JR西日本と智頭急行の駅構内は繋がっていましたが、駅舎や改札口は分けられています。





★智頭急行 智頭駅舎とHOT3521形
おっ!イベント列車としても使えるHOT3521形がいるじゃありませんか!

普段は普通列車として走っていますが、こちらもイベント運転時はカラオケ設備や液晶モニターそしてトンネルシアターもできるそう。


★智頭駅 乗務員控室
このログハウスみたいなのがJR西日本の乗務員さんが待機する控室だそう。

かつては因美線のごく普通の途中駅だったのかと思いますが、今は因美線と智頭急行線が分かれる重要拠点です。この智頭急行線の誕生で陰陽の距離はグッと近くなったことでしょう!

まあ運のいいこと

★DEC700形
試験車両のDEC700形がやってきました。
川崎重工を出場した以来の再開です!


自走しているのは初めて見ました。
この電気式気動車は9月から始めて乗客を乗せて運行するそうですね〜

旅はまだまだ続く・・・