みなさんこんにちは!よしひろよしちゃんです。
今回はJR西日本の関西本線(大和路線)・おおさか東線・東海道支線(梅田貨物線)の一部快速列車に設けられている有料座席サービス「うれシート」をご紹介します。
●うれシートとは
奈良方面から大阪方面へ向かう列車は毎朝通勤客で大混雑しています。
そこで既存列車の一部スペースを有料区画として座席指定サービスが上記路線の一部快速列車で2023年10月23日から始まりました。
★221系電車 ※写真はイメージ
使用車両はお馴染みの221系電車です。
うれシートの指定席券は、みどりの窓口やみどりの券売機のほかJR西日本列車予約サービス「e5489」で購入が可能です。
通常期は530円。閑散期は330円で乗車券が別途必要です。
今回はe5489で販売されている企画切符「チケットレス指定席券」を買ったため300円で座席指定ができました。
★うれシート チケットレス指定券
チケットレスなので券売機などで発券する必要はありませんが、記念に発券しました。
発券することを想定してないことから切符が2枚も出てきます。
今回はJR淡路駅から大阪駅まで乗車します。
ICOCAでも利用できますが今回は乗車券を購入。
チケットレスサービスとモバイルICOCAを併用すれば便利ですね〜
★JR淡路駅▷大阪駅 普通乗車券
こちらは乗車当日にJR淡路駅で購入。
阪急淡路駅から大阪梅田駅までは200円ですからJR利用が10円お得なんですよね〜
★JR淡路駅
この駅の注意点は、みどりの窓口はなく、みどりの券売機はあるもののアシスト機能がないため学割乗車券などを購入できません。
★JR淡路駅 ポスター
ポスターが貼られていて通学定期券購入時には無賃送還ができるようですね。
要相談といった所でしょうか。
なお以前にご紹介しました。
乗車してから買替も可能です。
それでは乗車していきましょう!
★JR淡路駅ホーム
すごい人やん!
この区間は2019年に開業した新線です。
ここを利用する方は、これまでどうやって通勤・通学されていたんだろう?
気づいていないだけで大阪環状線の混雑が緩和されてたりするのかなぁ。
これは有料シートを利用する価値がありそうですね。
★うれシート 乗車位置
しっかり、うれシート乗車位置も貼られています。
いよいよ「うれシート」に乗車!
★うれシート 車内
天国と地獄ですね〜
今回は、おおさか東線を利用し遅い時間の便なんですが結構混雑。
他の人のSNSを見ていると関西本線(大和路線)では、もっと天国と地獄を感じ取れるんだとか。
当列車は直通快速なので次駅、南吹田駅は通過し6分程で新大阪駅に着きます。
新大阪駅で、ほとんどの乗客が降りたので改めて車内を観察!
★うれシート 車内
感覚としては名古屋と伊勢を結ぶ、快速「みえ号」に似ていると思います。
東海道本線及び山陽本線で走る一部新快速列車に連結されたAシートと異なり、通常車両の一部区画を指定にしたサービスなので座席を購入するよりは空間を購入し快適に利用するものだと考える方がいいでしょうね!
★うれシート のれん・ステッカー
大阪駅に着く直前に車掌さんが撤去していました。うれシートは1番後ろの車両なので車掌室の前です。全席事前予約制ですから特別に人を増やして乗務は基本的にしないのだそう。
ただ私が乗車したのはサービス開始から僅か3日でしたから本部の方が3人ほど乗車されていましたね〜
★おおさか東線 0kmポスト
おおさか東線は、ここ新大阪まで。
これから東海道支線に入って行きます。
ルートは以前にご紹介しました。
新大阪駅を出て淀川を渡ると東海道本線は真っ直ぐ進みますが、支線は右に曲がって行きます。
この分岐点の間には、かつて西日本JRバスの大阪北営業所がありましたが2023年7月に安治川口駅近くにある大阪高速管理所と統合し廃止になりました。
★西日本JRバス 旧大阪北営業所
国鉄バスの時代から使われた建屋もあって時代を感じることができました。
2024年1月現在、建物はまだ残されていますが解体される日が近いのかもしれません。
★ 西日本JRバス 旧大阪北営業所
かつてここでバス祭りが開催されたこともありました。
高速バスが開通して50年以上の間、安全運行を支えてきた拠点ですね。長い間お疲れ様でした。
西日本JRバス旧大阪北営業所の前を通ると列車は、すぐに地下トンネルに入って行きます。
以前にもご紹介しました。
この地下までが、とても急なんですが貨物列車が通るんですよね〜
一部列車は登り降りが難しいため後ろに専用の補機を連結して運行されています。
★補機を連結した貨物列車
しかし本機と補機を編成で撮影できる箇所がほとんどありませんね。
補機運転は吹田駅から安治川口駅までの短い区間だけです。
写真は安治川口駅で撮影したものですが、う〜ん。説明がないとわかりにくいですよね
地下に入って暫くすると大阪駅に到着です。
到着するのは大阪駅地上乗り場から離れた「うめきたエリア」と呼ばれる地下駅。
そのためJR淡路駅など、おおさか東線を利用し大阪駅などで乗り換える場合は事前に新大阪駅で下車し東海道本線の列車を利用した方が便利でしょう。
★大阪駅 うめきた地下口
開業当初は賑わっていましたが、しばらく経つと中心地から離れていることや開発が完全に終わっておらず本開業がまだ少し先なことから、大阪駅と思えないくらいの静けさです。
西口もですが、人が少ないからかJR西日本1番の乗降数を誇る駅なのに改札窓口が無人になっていることもあります。
ここで1つ疑問に思うことが!!!
★大阪駅 案内板
大阪駅の案内板を見ると大阪駅地下ホーム乗り場から「おおさか東線」が発着すると書かれています。
あれ!?
先程見ました。
おおさか東線は、新大阪駅終点のはず。
これはJR西日本あるある
愛称名の問題と言えるでしょうか。
東海道本線と呼ばずJR京都線や神戸線と呼び東海道本線と山陽本線境界の神戸駅拠点に考えられていません。
なので運行上、新大阪駅から大阪地下駅は東海道支線だけど路線図上は、おおさか東線と考えるべきなのか?
★大阪駅 駅名標
駅名標を見るとめちゃくちゃです。
番線によって
青(東海道線)
赤(大阪環状線)
灰(おおさか東線)
と案内され神戸方面の次駅は西九条駅になっています。
★新大阪駅 旧駅名標
実は大阪地下駅開業前の新大阪駅でも、次駅は西九条駅になっていて駅名標の色は青だったり灰だったりしていました。
推測ですが大阪地下駅は、おおさか東線を走る普通(快速)列車のほかに大阪環状線方面と東海道本線を直通する特急列車(はるか・くろしおなど)があります。
なので普通(快速)列車が、おおさか東線
特急列車は大阪駅拠点で東海道線から環状線に切り替わると考えるべきなんでしょうね。
★おおさか東線 女性専用車
某有名YouTuberが話題にされていました。
女性専用車の区間もどうなんでしょうか?
どっちみち東海道本線と支線は重複区間で混雑する時間がほぼないので、気にされている方はほとんどいないと思われます。
おおさか東線の普通(快速)列車は、ここ大阪駅までですが、特急列車は更に向こうまで進んで行くほか2030年頃には新線(なにわ筋線)ができて、ここから難波駅まで行けるようになります。
そうなると現在は終点ですが東線の列車が直通する可能性もありますよね。
話を戻して特急列車は大阪地下駅を出発すると地上へ登っていき福島駅を通過します。
★東海道支線/大阪環状線 福島駅
東海道支線の福島駅にはホームがないため全列車が通過しますが、当駅は東海道支線の終点と拠点駅なんです。
ここから大阪環状線の支線扱いとして西九条駅を目指し西九条駅で環状線または桜島線に合流します。
本来であれば先程ご紹介した駅名標、大阪駅の次駅は福島駅にするべきなのでは!?
余計な突っ込みやな〜
ホームないし停まらんのに書く必要ないやん。と思われた方!
現在は西九条駅を停車する特急列車もありませんよ〜
これまで東海道支線を走る特急列車は大阪駅に停車できないことから代替として西九条駅に一部列車が停車していましたが、その必要がなくなり2023年のダイヤ改正時に、特急列車停車がなくなっているんです。
なお以前に当路線をご紹介した際に、西九条駅が終点とご紹介しました。
正式には吹田貨物ターミナル駅から新大阪駅・大阪地下駅を経由し福島駅までが東海道支線となっています。
しかし通称、特にマニア内で吹田貨物ターミナル駅から福島駅を経由し西九条駅までを梅田貨物線と呼ぶ場合もあり、このときは環状線の支線も合わせて1つとして扱われていました。
説明が紛らわしく申し訳ございません。
★東海道支線とおおさか東線の合流地点
ちなみに、おおさか東線は南吹田駅を出発してしばらくすると急な坂を降りて東海道支線と合流するため新大阪駅構内では共用区間となっています。
最初は、うれシートのご紹介だけと思っていたんですが、気がつけばいろんな話になっていましたね〜
わかりにくい説明だったと思いますが、いかがだったでしょうか?
最近、JR西日本は奈良地区に力を入れていますよね〜
奈良へのアクセスが便利な特急列車「まほろば」の運行。
★旧やまとじライナーの幕
そして次のダイヤ改正では通勤時間帯に特急列車を利用したライナー特急「らくらくやまと」の運行が予定されています。
今後どのような変化があるのか楽しみですね!
ご覧いただきありがとうございました。
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