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メンタルトレーナーの吉田こうじです。


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では本題です。



現在は「怒りとウェルビーイング」をテーマに
お届けしています。



ここ何回か、自分の中に湧き上がった怒りの気持ちを
どのように受け止め、どのように表現(処理)するのかに
大きく影響している「感情の社会化」について
愛着の観点を交えながら考えてます。



今回は「感情の社会化」や「愛着」、
「発達」の文脈で語られることが多い

「成り込み」「巻き込み」

について見ていきながら、
「感情の社会化」の理解をさらに深めていきたいと思います。



前回の記事はこちら。
 ↓
愛着の観点から「感情の社会化」について考える その3
https://ameblo.jp/yoshidakouji/entry-12855033634.html




●「成り込み」とは?

親(養育者)が子どもの気持ちを受容し共感しながら、
あたかも子どもの気持ちを自分が感じているかのように受け止め、
子どもにあわせる姿勢、心の状態を指す言葉です。



あらためて言うまでもないことですが、
こうした子どもの気持ちに共感的に寄り添いながら
理解しようとする姿勢は子どもの「感情の社会化」を
適切に育むことにとてもとても大切です。



たとえば、まだ感情を表現する言葉を
持っていない子どもが、なんらかの理由で
どう表現していいのかわかならい、
不快な気持ちを感じてその気持ちを

「大人から見たときの怒っている時の態度」

で表現したとします。



この時、興奮して騒いでいる子どもに親(養育者)が


「どうしてそんなに怒っているの?」

「外で遊べなくて悲しいのかな?」

「おもちゃに飽きちゃったのかな?」

「どうしたいのかな?」


などと寄り添い声がけしながら
子どもの気持ちを理解しようとする関わりをすることで、
寄り添われた子どもは

「なるほど、この自分の中にある気持ちは
 怒りの気持ちと言うんだな」


「なるほど、怒りの気持ちの裏側には、
 悲しい気持ちとか退屈な気持ちもあるんだな」


「なるほど、こんなふうに自分の気持ちに
 寄り添ってもらえると気持ちって軽くなるんだな」


「なるほど、気持ちって騒いでいるだけでなく、
 ちゃんと相手に言葉で伝えないとわかってもらえないんだな」


などと、自分の中に感じている気持ちの扱い方を
体験の中で内省的に学習していきます。



こうした関わりをザックリと分解すると


1、子ども:自分の中に湧き上がった気持ちを吐き出す

 ↓

2、親(養育者):タイミングよく成り込み的関わりをする

 ↓

3、子ども:成り込みをされながら内省し自己理解が促進される

 ↓

4、子ども:自己理解したことをさらに表現する

 ↓

5、親(養育者):その反応に対する更なる成り込み的関わり

 ↓

6、子どもが主体的に落ち着く(自己理解による納得)まで、
2番に戻るサイクルを繰り返す。



こんな具合に、子どもの一挙手一投足に対して
アクションするというイメージです^^




こうした日々のプロセスを通して、
子どもの「感情の社会化」が進むわけです^^





こうして見てみると親(養育者)による「成り込み」には、
いいところしかないようにも映るかもしれませんが、
「成り込み」に限らず物事は

「過ぎたるは及ばざるが如し」

なんです^^




たとえば、「成り込み」も度が過ぎると、

「親(養育者)が子どもの気持ちを先回りで決めつける」

「親(養育者)が子どもの気持ちを勝手にわかったつもりになる」

といった「親(養育者)の独りよがり」的な関わりになって、
子どもの気持ちが置き去りになり、結果として
子どもにとってマイナスに働くこともあります。



そうなると子どもの「感情の社会化」は適切には育まれませんね^^;;



また、ときには子どもが抱えた問題を
子ども自身で考え試行錯誤しながら自分で解決することが
子どもにとってプラスにるような場面もあるかと思います。



そういった子どもの状況を無視して、
なんでもかんでも親(養育者)が「成り込み干渉」をしてしまうと
子どもは内省する機会、試行錯誤し経験から学ぶ機会を奪われてしまいます。



その結果、子どもは自分で自分の気持を感じ取ることや、
気持ちを適切に表現することが苦手になったりするわけです。




さて、ここまでお読みいただいた中で、


「これって親(養育者)の負担がすごくない?」


と思った方がいるかもしれません。




親(養育者)の負担と捉えるか、
義務や責任と捉えるか、
そもそも愛情があれば当然と捉えるか、
なんの負担もないしむしろ与えたいと捉えるか、
捉え方は千差万別だとしても、
現実的に時間や労力はかなりかかると思います。



そういった観点でいえば負担は大きいかと思います。



特に、親(養育者)自身が自分の気持ちを
適切にコントロールできていない状態だと、
「負担」と感じる場面は多くなるかと思います。




例えば、親(養育者)自身がなんらかの
ネガティブな感情にとらわれていて、
そのネガティブな気持に振り回されてしまっていると、
子どもに対して適切な「成り込み」は難しいはずです。



なぜなら、自分の気持ちを適切に処理できなければ、
子どもの気持ちにも適切に関われないからです^^;;



それでも、なんとかして

「いい親にならなければ」

「悪い親だと言われないようにしなければ」

と思って、自分のネガティブな気持ちを抑圧して関わると、
その抑圧した気持ちを無自覚に子どもに投影し、
子どもにとって不適切な「成り込み」をしてしまうことがあります



そう言う意味で言うと、

親(養育者)がどのような心構えでいるか?

どのような心構えで成り込みしたか?

が、子どもの「感情の社会化」を大きく左右すると
言ってもいいかと思います。



ということで、
「成り込み」と「感情の社会化」の関係性についてはここまでにして、
次回は「巻き込み」についてみていきたいと思います。



今回も最後までご覧いただき
ありがとうございましたm(__)m


あなたからのお便りが
テーマを深く掘り下げるヒントにもなります
ので、ぜひ気軽に返信してくださいね^^


それでは今日もよい一日を!


メンタルトレーナー吉田こうじ

 

 

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