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おはようございます^^
メンタルトレーナーの吉田こうじです。
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では本題です。
現在は「怒りとウェルビーイング」をテーマに
お届けしています。
ここ何回か、自分の中に湧き上がった怒りの気持ちを
どのように受け止め、どのように表現(処理)するのかに
大きく影響している「感情の社会化」について
愛着の観点を交えながら考えてます。
今回は「感情の社会化」や「愛着」、
「発達」の文脈で語られることが多い
「成り込み」「巻き込み」
について見ていきながら、
「感情の社会化」の理解をさらに深めていきたいと思います。
前回の記事はこちら。
↓
愛着の観点から「感情の社会化」について考える その3
https://ameblo.jp/yoshidakouji
●「成り込み」とは?
親(養育者)が子どもの気持ちを受容し共感しながら、
あたかも子どもの気持ちを自分が感じているかのように受け止め、
子どもにあわせる姿勢、心の状態を指す言葉です。
あらためて言うまでもないことですが、
こうした子どもの気持ちに共感的に寄り添いながら
理解しようとする姿勢は子どもの「感情の社会化」を
適切に育むことにとてもとても大切です。
たとえば、まだ感情を表現する言葉を
持っていない子どもが、なんらかの理由で
どう表現していいのかわかならい、
不快な気持ちを感じてその気持ちを
「大人から見たときの怒っている時の態度」
で表現したとします。
この時、興奮して騒いでいる子どもに親(養育者)が
「どうしてそんなに怒っているの?」
「外で遊べなくて悲しいのかな?」
「おもちゃに飽きちゃったのかな?」
「どうしたいのかな?」
などと寄り添い声がけしながら
子どもの気持ちを理解しようとする関わりをすることで、
寄り添われた子どもは
「なるほど、この自分の中にある気持ちは
怒りの気持ちと言うんだな」
「なるほど、怒りの気持ちの裏側には、
悲しい気持ちとか退屈な気持ちもあるんだな」
「なるほど、こんなふうに自分の気持ちに
寄り添ってもらえると気持ちって軽くなるんだな」
「なるほど、気持ちって騒いでいるだけでなく、
ちゃんと相手に言葉で伝えないとわかってもらえないんだな」
などと、自分の中に感じている気持ちの扱い方を
体験の中で内省的に学習していきます。
こうした関わりをザックリと分解すると
1、子ども:自分の中に湧き上がった気持ちを吐き出す
↓
2、親(養育者):タイミングよく成り込み的関わりをする
↓
3、子ども:成り込みをされながら内省し自己理解が促進される
↓
4、子ども:自己理解したことをさらに表現する
↓
5、親(養育者):その反応に対する更なる成り込み的関わり
↓
6、子どもが主体的に落ち着く(自己理解による納得)まで、
2番に戻るサイクルを繰り返す。
こんな具合に、子どもの一挙手一投足に対して
アクションするというイメージです^^
こうした日々のプロセスを通して、
子どもの「感情の社会化」が進むわけです^^
こうして見てみると親(養育者)による「成り込み」には、
いいところしかないようにも映るかもしれませんが、
「成り込み」に限らず物事は
「過ぎたるは及ばざるが如し」
なんです^^
たとえば、「成り込み」も度が過ぎると、
「親(養育者)が子どもの気持ちを先回りで決めつける」
「親(養育者)が子どもの気持ちを勝手にわかったつもりになる」
といった「親(養育者)の独りよがり」的な関わりになって、
子どもの気持ちが置き去りになり、結果として
子どもにとってマイナスに働くこともあります。
そうなると子どもの「感情の社会化」は適切には育まれませんね^
また、ときには子どもが抱えた問題を
子ども自身で考え試行錯誤しながら自分で解決することが
子どもにとってプラスにるような場面もあるかと思います。
そういった子どもの状況を無視して、
なんでもかんでも親(養育者)が「成り込み干渉」をしてしまうと
子どもは内省する機会、試行錯誤し経験から学ぶ機会を奪われてし
その結果、子どもは自分で自分の気持を感じ取ることや、
気持ちを適切に表現することが苦手になったりするわけです。
さて、ここまでお読みいただいた中で、
「これって親(養育者)の負担がすごくない?」
と思った方がいるかもしれません。
親(養育者)の負担と捉えるか、
義務や責任と捉えるか、
そもそも愛情があれば当然と捉えるか、
なんの負担もないしむしろ与えたいと捉えるか、
捉え方は千差万別だとしても、
現実的に時間や労力はかなりかかると思います。
そういった観点でいえば負担は大きいかと思います。
特に、親(養育者)自身が自分の気持ちを
適切にコントロールできていない状態だと、
「負担」と感じる場面は多くなるかと思います。
例えば、親(養育者)自身がなんらかの
ネガティブな感情にとらわれていて、
そのネガティブな気持に振り回されてしまっていると、
子どもに対して適切な「成り込み」は難しいはずです。
なぜなら、自分の気持ちを適切に処理できなければ、
子どもの気持ちにも適切に関われないからです^^;;
それでも、なんとかして
「いい親にならなければ」
「悪い親だと言われないようにしなければ」
と思って、自分のネガティブな気持ちを抑圧して関わると、
その抑圧した気持ちを無自覚に子どもに投影し、
子どもにとって不適切な「成り込み」をしてしまうことがあります
そう言う意味で言うと、
親(養育者)がどのような心構えでいるか?
どのような心構えで成り込みしたか?
が、子どもの「感情の社会化」を大きく左右すると
言ってもいいかと思います。
ということで、
「成り込み」と「感情の社会化」の関係性についてはここまでにし
次回は「巻き込み」についてみていきたいと思います。
今回も最後までご覧いただき
ありがとうございましたm(__)m
あなたからのお便りが
テーマを深く掘り下げるヒントにもなります
ので、ぜひ気軽に返信してくださいね^^
それでは今日もよい一日を!
メンタルトレーナー吉田こうじ
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