筍と水茄子
野菜の勉強のために、畑巡りを始めました。
ご指導してくださるのは、日本料理“ながほり”のご主人中村さんです。
中村さんは、私の料理の師匠である辻調理師専門学校・畑耕一郎先生のお仲間。
今回のお目当ては筍と水茄子。大阪府貝塚市へお連れいただきました。
まずは筍。青々として清々しい竹藪の美しさに感動しました。
もの凄く、端正を込めて竹藪を手入れされています。
目の前でたけのこを掘ってくださいました。
小川が流れ、三つ葉が自生していました。
水茄子は大阪が誇るなにわ伝統野菜の代表。
糠漬けが有名ですが、生のままサラダにしたり、煮たき物にしたり使い道はたくさん。
フルーツの様な甘さが特徴です。
お野菜の生産者さんの意気込みにとても感動しました。
おいしい野菜って、手間暇かけて作られているんだなーと改めて実感。
畑に行って野菜をみると野菜が愛おしく感じられます。
作ってくださる方に感謝して、愛情を込めて調理して、
そしておいしくいただきたいと思います。
とても勉強になりました。
“ながほり”は、大阪・空堀にある日本料理店。
選びぬかれた食材で作られる洗練された中村さんのお料理は
絶品です。そしてながほりさんにはそれはそれは美味しい
日本酒がズラリと並びます
日本料理を勉強する私の大先輩中村さん。いつもご指導ありがとうございます。
吉田麻子料理教室
いいだこの桜煮
飯蛸は小型のたこで旬の時期に飯粒状の卵をびっしりと持つので
この名があります。
煮上がりが桜の花びらのような色になることから桜煮といわれます。
はちみつを入れると柔らかく煮あがります。
材料
いいだこ 4杯
桜煮の煮汁
だし汁 300cc
酒 50cc
みりん 50cc
さとう 大さじ2
はちみつ 小さじ1
濃口醤油 50cc
作り方
①いいだこは、目、口、墨袋を取り除き、塩でもんで汚れを取り
水で洗って水気を切る。足先を切り落とし、足と胴に切り分ける。
②鍋に桜煮の煮汁を入れ沸騰したら①を入れて弱火で5分ほど煮て
火を止め、そのまま冷まして味を含ませる。
POINT:煮すぎると固くなるので加熱は5分程度に。
味が濃すぎても身が固くなります。
練り辛子を添えてもおいしくただけます。
吉田麻子料理教室
桜の箸置
4月に入り、教室近くの靭公園の桜も満開です。
先日、枝ぶりの立派な美しい桜をひと枝いただきました。
枝先を少し切って 箸置を作ってみました。
食卓に春が満開。
生花で作る箸置は食卓が華やぐのでよく作ります。
ローザ・ネーラhttp://www.rosanera.jp/ のマダムからいただいた桜。
教室でお花見気分。ありがとうございます♪♪
吉田麻子料理教室
有次の玉子焼き鍋
有次の玉子焼き鍋をご紹介します。
このお鍋はもうずいぶんと前に京都の“有次”で購入したもの。
ずっしりとした銅のお鍋です。
銅は、熱の伝導率が高く(ステンレスの20倍)かつ均一に伝わる点が特徴です。
ふわっふわっで絶品の出し巻き玉子が巻けます。
有次は京都の錦市場にある調理道具のお店です。
麻子と名入れしていただきました。
柄の部分は取り替えてもらえます。一生もののお鍋。
もちろん卵以外は焼きませんし、水洗いは絶対にしないで、
毎回、油を染み込ませたキッチンペーパーで何回も拭いてきれいにして
大切に大切に使っている私の宝物♪
調理道具にこだわり過ぎる必要はありませんが、
大切に上手に使えば一生使えるものもたくさんあります。
関西における日本料理の発展のひとつには調理道具が大きく影響していると
いわれています。堺の包丁はあまりにも有名ですね。
吉田麻子料理教室・大阪
myお箸とmyお箸用ケース
吉田麻子料理教室では小さなecoに取り組むべく、
生徒さんにmyお箸とmyお箸用ケースをお使いいただくようになりました。
お箸は漆芸家の奥田志郎さん作「にちにち箸」です。
これは元来使い捨て箸として料亭などで使われていた白木の利休箸に
漆をたっぷりと染み込ませて、奥田さんの自宅用の箸として使ったのが
はじまりだそうです。
毎日使っても2年はもつお箸です。また、純度の高い漆は体にも安全です。
千利休が考案した利休箸は両端が細くなっています。
これは片方を人が、もう片方を神様が使い、
共に食することで神様の魂を呼び込もうと願ったからといわれています。
お箸ケースはコットンココオーナー兼デザイナーの山口恵理子さん作。
可愛らしくてひとめぼれしました。教室で使っているファブリック類は全て
山口恵理子さんデザインのもの。エプロンやランチョンマットなど
彼女のセンスがひかる素敵なデザインばかりです。
またご紹介しますね。
吉田麻子料理教室・大阪