高温が続き、南風に乗って一気に渡りが進んでいるようです。
先週4/14(日)、この日は久々に明治神宮へ。早朝6時頃~4時間ほどの鳥見です。
森は、常連組のさえずりでとにかくにぎやか。「ホイチーチィヨチィヨ。」まるで大浴場内でさえずっているかのようにエコーのかかった、クロジの歌声を堪能していると、割と近くから今度は「ヒンカラララララッ」。もう一気にテンション爆上がり。姿は見えませんが、私の森の夏鳥2号はコマドリでした。
遠くでキビタキのさえずりも。さらにイカルがキョッキョッ、と上空を通過。これまた想定外。
森の中で3月に初めてお会いした常連バーダーさんに再会します。こちらの紳士、当地の鳥に大変お詳しく、渡りの時期に驚くべき鳥に遭遇されていらしたり。鳥見に関するお考えなど共感できる所多々あり、つい盛り上がってしまいます。LINEを交換させて頂きお別れした後、少ししてからでした。
参道沿いの木々の中からカラ類の声、その中にきしみり音が聞こえます。もしやコサメビタキのぐぜりかもしれないと、念のため捜索開始。
ヒラリと遠くにとまった姿、双眼鏡を覗いてドキリ、目の覚めるような青。
オオルリ♂の登場です。もう少し近くで見たかった・・・!
早速LINE交換させて頂いたバーダーさんに連絡。しばらくしてお電話頂くと、御苑の年間パスがあり、同行者も入れるとのこと、一緒に回りませんか?との有難きお誘い・・・もう図々しくもお言葉に甘えさせて頂きました。
園路を進み、鳥談義に花を咲かせていると、猛禽がスーッと飛び、遠方にとまります。
葉っぱの間から、オオタカ成鳥です。3月頃からよく声も聞こえていました。
期待したコマドリの姿は拝めずも、園路散策しながら鳥や植物のことまで、いろいろ教えて頂きました。当ブログもご覧になられるやも、あらためまして、ありがとうございました!!
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明治神宮で思いのほか出会いに恵まれたので、そろそろあそこにも?と、家から自転車で5分ほどの小さな公園も気になります。昨年の今頃は青い鳥に出会いました。
昨日19(金)、テレワーク前に訪問。狭い公園なのでいるか否やかすぐわかります。
ポイント着くなりキビタキの小声。しばらく待っていると、
常緑樹の木陰から姿を現してくれました。
別の場所からもぐぜる声、2個体が入っているもよう。
キビタキに出会うと、いよいよ夏鳥シーズン到来!と実感。
たまに近くにヒラリ、こちらはドキリ。この時で距離3~4m、枝越しにのぞく
喉の山吹色がまぶしいです。
他にセンダイムシクイ、サンショウクイの声も。近所にも待望の夏鳥到来です。
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そして今日は葛西へ。渡りの波が来ているようで、がぜん期待が高まります。
しかし・・・どうも春の葛西で森の夏鳥には縁が無いようで、夏鳥のさえずりは一切無し。そこまで早起きしなくてもよかったか・・・
西なぎさ開門までグルグルして、いつもはあまり訪れない芝地のベンチで休息。ふとみるとカワラバトが地上で群れていて、そこに低木からムクドリが3羽、さーっと降り立ちます。いや、今の・・・なんか1羽少し小さくて雰囲気違う気が?、急いで双眼鏡のぞいて驚きました。
突然の登場、コムクドリ。キビタキ等であれば、まずさえずりで気づき⇒姿を探す、という段階を踏んでの出会い、それがいきなり、しかも目の前に登場するのでテンパります。
ムクドリのつがいから離れ、ハト達と合流。安心しているのか、警戒心も低め。
その場では何の迷いもなく♀と思ったものの、頬が妙に♂のように栗色なのが気になります。
コムクドリ、頬の色味が異なる2タイプがいるとの研究もあるそう。
まあ、とにかく可愛いので、どっちでもよし。
渡りで疲れ切っているであろうコムクドリ、あんまりパシャパシャして圧かけ続けるのも可哀そうですし、西なぎさ開門時間も迫っているので早々に撤収。
西なぎさはガラン・・・ミヤコドリが少し散らばってるくらい。かろうじて、先日と同じ個体か、ダイゼンがポツリと。なんか1羽だけで弱ってたりしていないか、心配になります。
今日はシギチは期待できないかな、なんて思いつつ堤に着くと、カキ礁から、人に驚いたシャクシギ10羽程度が飛び立ち東なぎさへ。続いて小型のシギチの小群も飛び立ちますが、こちらはその場に留まります。
これまた意外な混群・・・ムナグロとメダイチドリです。
ムナグロ4羽、メダイチドリ6羽の群れ、採食したり、ウトウト休んでいたり。
ムナグロは綺麗な夏羽に換羽した個体が1羽混じります。特にこの個体は
渡りで疲れ切っていたのか、食べた後はよく寝ていました。
カキ殻の中に潜んでいるのか、ゴカイの仲間らしきを引っ張り出しては
両種とも食べまくります。エネルギー補給し体力つけて欲しいです。
チュウシャクシギも対岸に4羽がやってきました。まだ警戒心強そう。
東なぎさにも散らばっており、全部で30羽以上はいたもよう。
ハジロカイツブリもいよいよ2羽のみ、つがいのように仲良く行動。
他にホウロクシギ、オオソリハシシギ、アジサシ、コアジサシ、オオヨシキリ(声のみ)、
コチドリ等々・・・少しの冬鳥、旅鳥に夏鳥も入り、全52種を記録、久々の50種超え。
4月前半とは打って変わって、出会いに恵まれた今週、続々と渡り鳥が到着して、このまま春の渡りの最盛期に入っていきそうです。このあと約1カ月くらい、早起きの必要もあり、シンドイ時もありますが(苦笑)、年に一度(秋もあるものの)のお祭りみたいなもの、体調には気を付けつつ、できる限り、春の渡りを見届けたいと思います。
GWは待ちに待った新潟遠征を予定。次回更新はGW明けになるやも、みなさま、良き鳥運に恵まれますように!