昨日、東京港野鳥公園のブログ見て「おおっ?」とつぶやいてしまいました。
サンショウクイにセンダイムシクイ、キビタキ・・・!ネット見てみると、都心でもちょうど昨日あたりからチラホラ夏鳥情報。昨日は気温25度近く、南風が吹いて
一気に渡ってきたのでしょうか。
時期的にちょい早いかなあ、と思いつつ、早起きが大変に苦手な私ですが、
体にムチ打って今朝は5時半に起床、近所の都市公園に出かけます。
もう週末まで待てない!
2020年のGW、緊急事態宣言下で地下鉄・電車乗るのもはばかれた時、渋々近所の
公園散歩でもと、早朝にもしかしたら・・・という淡い期待を抱きつつ、到着して早々にキビタキがピッピピロ、さらにチヨチヨビー・・・こちらの公園には、どれだけ心が救われたことでしょうか。ほんとに小さな公園ですが、大木が密集している
エリアがあり、渡り鳥が立ち寄るにはギリギリのサイズ感。ただそれが幸いし、
狭い範囲に鳥が集中するので、下手するとよく行く自然教育園や明治神宮、葛西なんかよりよっぽど渡りの小鳥に出会える確率は高く、しかも近距離で見れるチャンスが多いのです。
昨春はGW明けに、キビタキ、センダイムシクイ、エゾムシクイ、メボソムシクイを
見聞き、秋はサンコウチョウ、コサメビタキ、キビタキ、ツツドリと・・・
大都会、周囲はビルだらけの緑地帯にも立ち寄るんだ、と毎回驚かされます。
とはいえほんとに狭いうえに、時期もまだ早いかなと、期待せず、滅多に無い早朝の森の空気を楽しむ機会ということで公園に到着。奥のエリアに進みます。
メジロにしてはおかしいな・・・アオジがぐぜっています。さらに進むと・・・
突然「チヨチヨビー」。空耳?いや確かに聞こえます。だああああ!いきなり夏鳥!
一気にテンションあがります。さらに耳をすますと、なにやら美声でグゼっている
のが聞こえます。キビタキ・・・?にしては特徴的な節回しが無く・・・
最後に「ジッツィィィィ」ときしみり音・・・!えっ?もしやの?
必死に青葉の中を探します。そして・・・いました!
オオルリです!!
ようやくお顔も見れました。まだ翼に褐色味も残る若い♂です。
頻繁にソングポストを変えます。時折フライングキャッチしたり。
しばらくみていると、突然、樹冠から「ピリリリリッ、ピリリリリッ」・・・
しり上がりの声、リュウキュウでなく、サンショウクイです!!
他のエリアも周ってからまた戻ると、先ほどのオオルリの声。
今度は本気モードでさえずっています。
少し開けたところにも出てきてくれました。
しばらくすると遥か遠くに。中々近くには来てくれません。
それでも最後、その遥か遠くの高木の樹冠からすっーと、こちらにむかって
一直線に飛んできます!まるで、「会いに来たぜ~」とでも言っているよう!
真上にとまりました。
当公園でオオルリは初めての出会い。センダイムシクイに、
さらにはサンショウクイもこちらではお初。はるばる東南アジアから渡ってきた
夏鳥たち・・・朝から大感激でした!