せっかくの休日なのに今週末は南岸低気圧が来るとの天気予報、トホホ・・・ということで、
昨日金曜日もテレワーク前、早朝鳥見に明治神宮へ。
森に入っていきなり騒がしいカラ類混群、高木の梢を飛び交います。「ツッ」「ニィーニィー」
「チー」「ギ―ッ」・・・そこに「ツツツッ」という金属的な声・・・首が痛くなるまで捜索
・・・ここにもいました、キクイタダキです。葉の茂みに見え隠れして、まあ見づらいこと。
やっと葉の無い枝に来た!と思って双眼鏡のぞくと、短い冠羽が・・・ヒガラもいました。
曇天の早朝、真っ暗な森、真上の高木の樹冠をチラチラ、写真は撮れず。
先週、帰り道にアトリの小群に出会った低木スポットにはなにもおらず。さらに増えてきた
ツグミ、定番のシロハラ、アカハラ、シメたち、そしてアオジと同じくらいいそうなクロジ。
ふと遠方のケヤキの枝先にとまった小鳥を双眼鏡でチェックすると、冠羽を逆立てています。
距離があったものの、アトリ登場です。もう1羽いました。
そろそろ帰らねば、と来た道を引き返します。低木スポットまで戻ってきて通り過ぎる時、
先週同様にシジュウカラ、メジロ数羽がいます。アトリ混じっていないかな・・・
さすがにそう都合よくはいません。あきらめて家路を急ごうとしたとき、葉のしげみに
チラチラ動く影。念のために双眼鏡チェック・・・
視野に、あざやかな桃色が飛び込んできて、ドキン!となります。「ウソ!?」想定外の出現、
夢中になって目を凝らしますが、常緑樹の葉がよく茂っていて小鳥の姿を隠して
しまいます。そうこうしているうちに♂を見失ってしまいました。
もう1羽が少しだけ葉の無いところに出てきたので、なんとか撮影。こちらは♀でした。
それにしてもこの低木、先週はアトリが群れて、今週はウソ・・・よく見えないのですが、
何か、アトリ類の小鳥を引き付けてやまない魅力的な実でもなるのでしょうか。
またしても、家路を急ぐ中での出会い・・・後ろ髪引かれつつ、森をあとにしました。
本日は、1/2に訪問した公園へ。
朝イチ所用あり、出だしが遅かったせいか、前回より全般的に鳥が少な目。
アトリ達も見当たらないな・・・と思っていたら、遠方に小鳥の大群!いそいそとむかいます。
キリリコロロ・・・という声、前回同様、全部カワラヒワかな・・・双眼鏡をのぞくと、
混じっています。萌黄色に栗色が、時々ポツリとくる曇天下の枯れ葉の絨毯に映えます。
こういうのが見たかった!
しばらく周って戻ってくると、また大群が。さっきの混群かと思いみてみると、すべてアトリ。
先ほどは130羽くらいのカワラヒワに20羽ほどのアトリが混じっていたのが、木にとまっている
ところを数えると、少なくとも120羽ほどいます。
残り少ないケヤキの木の実を採食したり。
それにしてもザーーッと羽音を立てて木に退避したり、また先遣隊数羽が舞い降りると、
はらはらと枯れ葉が舞い落ちるかのように一斉に地上に降りたり・・・
寒い中でしたが、見ていて飽きません。
やっぱり目立つので、オオタカが突っ込んできました。アトリというよりは一緒に
いたツグミ狙いだったのかも。今回も全員無事でした。
キクイタダキ、ヒガラ、アトリ、そしてウソ・・・どれもじっくりは見れなかったのですが、
街中のMF明治神宮でこのラインナップは豪華だったりします。森を出て原宿駅の喧騒で
現実に引き戻されるまで、一時、山気分を味わうことができました。
今日の公園のアトリも、前回会えなかっただけかもですが、驚くほど数が増えていて、
山に行かずとも東京の区部でこうした小鳥たちに会える年はありがたいかぎり・・・
都市公園での冬鳥探し、今シーズンは、これからさらに期待がもてそうです。