一気に気温が下がってきた先週、渡りもどんどん進んでいるようです。
まずは先週10/3(火)、早朝近所の公園チェック。ミズキの木のポイントにつくと、
すでにヒタキ4~5羽がヒラヒラしているのがみえます。と、シジュウカラの警戒音!
猛スピードで高木の樹冠の間を追いかけっこしているツミ2羽。まずいな・・・と
思うも、小鳥達は案外平気なもよう。キビタキ♀タイプを2羽、さらにムシクイspも確認。
しばらく他のところ回って戻ってきたら、肉眼でも見える橙色の点が、ミズキの枝に。
念のため双眼鏡覗いてビックリ!綺麗な♂のキビタキ。あわててパシャパシャ。
なんだか、ヘビのように体を長細くしてクネクネ・・・ツミでも警戒しているのか?
近所の公園で、秋にキビタキ♂との出会いはありがたいです。
6(金)もテレワーク前の公園チェック。しかし・・・ミズキの実がほとんど無い!
メジロやヒヨドリにも食べられ、青い実が少し残るのみ。一瞬、キビタキ♂をみかけた
のみで、♀タイプもおらず。北風に乗ってみんな渡っていったのでしょう。
平日公園チェックはもうこの日が最後かな・・・さみしいですが、季節は進んでいきます。
昨日土曜日は自然教育園へ。エゾビタキ、キビタキ♀型がチラチラ。
そして本日、2週間ぶりの葛西へ。昨日から秋の花粉?アレルギー、鼻と目がツライ
ですが、明日は雨の予報、渡りの最盛期にジッとしてはいられず、疲れた体にムチ打って
朝からむかいます。
一直線に、開門したばかりの西なぎさへ。期待したシギチは浜辺におらず。東西渚間の水路へ。
対岸をよ~くみると、イソシギ数羽に混じって別のシギ。ソリハシシギです。
他にシギチは見当たらず。期待せず、一応公園西側の樹林帯もチェック。
秋らしく、10~20羽の群れで飛ぶヒヨドリをみたり。しかし、やはりというか、
渡りの小鳥の気配は全く無し。だめだこりゃ、と鳥類園へ向かう途中でした。
カメラマン数人が一か所に。少し離れたところで見ていると、ヒラリ!とあのシルエット。
2~3羽のキビタキが、時には地上に降りたり。最初、まさかの餌付け・・・と思ったくらい。
なかなかいいところに出てきませんが、突然、真上の木に♀タイプがヒラリととまります。
♂も1羽混じっていて、しばらくすると、同じ木にとまってくれました。
見上げるかたちで、葉の隙間から撮らせてもらいます。
この♂は、この木にとまる前、となりいたカメラマンの頭にとまるのでは?というくらい
近くに飛んできてビックリ。餌付けされたヤマガラを連想しました(笑)
この♂が現れている時、近くでカケスがジャージャー!と。探すも木の中で姿はみえず。
しばらくするとキビタキ3羽(♂1・♀2でした)は別の場所へ。鳥類園に移動します。
ふと、上の池をみると、遠方のアシの下に小型の白い鳥・・・アオアシシギです。
茨城の田園あたりのシギチの渡りも、10月に入って賑やかになっているようで、
密かに期待していました。縁がなかったのですが、ようやく会えました。
2羽でくつろいでいます。アシを刈って浅瀬を作ってくれたのでしょうか?
こういう場所が増えると、さらにシギも来てくれるかも。
ああ~・・・淡水で見るシギはなぜか、一段と美しく見えます。癒される・・・
下の池に行く途中、ツグミ系の「シーッ!」という地鳴きとシルエットが木に飛び込みます。
この時期に・・・アカハラ?気の早いシロハラ?ひょっとしてクロツグミ・・・?
まさかのマミ・・・もうやめましょう。
下の池、擬岩へ。着いて観察窓覗いていきなり驚きの出会い。左手の松の木に
ヒラリと小型のハトのような翼の尖った鳥・・・もしや?いきなりツツドリです。
しかし、すぐに葉の茂る中へ。今年は近所の公園で出会えず、今シーズン初です。
一瞬でも会えたのは幸運でした。
ツツドリの余韻に一人浸っていると、ふと見るとアオアシシギ1羽がいつの間にか干潟に。
やはり近くで観察・撮影できるのはありがたい!久々にここでシギを間近で
観察できました。コアオアシシギとか、アカアシシギとか・・・かつて秋によく来てくれた
シギ達にも来て欲しいものです。
最後は、これまたここで?と汽水の干潟にキセキレイ。2羽いました。
今日の葛西では全39種(カワラバト含む)を確認。これだけ見ると、
今日はバードウォッチングした~と、満足度が違います。ソリハシシギ、アオアシシギ、
チュウサギ、キビタキ、カケスS、ツツドリ、ツグミspS、キセキレイ・・・当地での旅鳥
(ツグミsp、カケス、アオアシシギ、キセキレイは越冬組かも?)8種は、そろそろ渡りも
終盤、この秋ベストとなるかもしれません。
まだまだ、来週も思わぬ出会いに期待です。