待ちにまった夏休み!タイ南部に行ってきました。LCCで8月5日(土)深夜に出発、クアラルンプール経由でプーケット空港に到着。華僑の方々が移住して造り上げたプーケットタウンに滞在後、北上してタイ本土のカオラックというエリアに滞在。
映える街並みのプーケットタウン旧市街、週末の夕方からは夜市が開催されていてすごい人出と熱気。氷が心配なものの、暑かったのでパッションフルーツのスムージー買ったり。
日中散策すると、インドハッカやオオハッカといったムクドリの仲間たちの中にミドリカラス
モドキを見かけたり。こちらとオオハッカは、熱帯雨林の豊かなカオラックではみかけず。
8日にカオラックに向け出発。しかしいきなりのハプニング、ローカルバスで移動する予定が、客が集まらないので予定時刻に出発しない、という東南アジア旅あるあるな展開に愕然・・・。急遽プーケット空港までバスで行き、仕方なくそこからタクシーでホテルを目指すことに。
島にかかる橋を渡り、タイ本土の国道を車でぶっ飛ばす道中、少しだけ熱帯雨林が残されていたエリアにさしかかったとき、ドライバーがクラクションを鳴らします、見ると前方にクイナの
シルエット・・・シロハラクイナでした。無事ロードキルは回避・・・汗。
カオラックは、プーケット島の観光客に人気のビーチエリアと違いノンビリ落ち着いており、
国立公園に指定されたエリアに隣接して自然も豊か。宿泊したホテルは、とりわけ環境保護に
配慮し、下水を施設内で処理したり、生ごみをたい肥にしていたり、敷地内の大木は極力伐採
せず残しているとのこと、ホテルの敷地内では朝の鳥見ガイドや夜の野生動物観察ウォークと
いったイベントがあったり。そのあたり前面に打ち出しています。
ホテルのシンボル的な存在、キリンの形をしたバニヤンの大木。
海は雨季ということもあるのか?そんなにきれいなブルーではありません苦笑
夕方、夕飯どころ探しにホテル近辺を散策。インドハッカも夕食タイム。
大都会でもよくみかける、東南アジア一帯に分布しているムクドリの仲間です。
翌朝、早速朝食前に鳥見!と思うもなんとなく胃の下が重くて全身だるく・・・朝食はモリモリ食べるも、悪化の一途、思わず体温測ると37度半ば・・・う~んここにきて体調不良とは泣!間違いなく食あたり系・・・あの夜市のスムージーか?いや、俗にいうキタナうまかったあの店の汁なし福建麺か?いずれにせよ家族はみんな元気、バスがでなかったハプニングや疲れもあったのでしょう。この日はおとなしく部屋やプールサイドで夕方までゴロゴロ。トホホ・・・
それでも、休んだおかげでこの旅のハイライトのひとつでもあった、スローロリスという希少動物を探す20時~のナイトツアーには参加できるレベルまで数時間で回復。お目当ては見つからず、でしたが、出発時のワクワク感ときたら・・・!おかげで免疫力UPしたと思います。
ホテル敷地内各所にある生き物ガイドパネル。真ん中の目の大きい動物がスローロリスです。
一晩さらに爆睡、体調回復ということで、翌日は朝食前6:30頃から鳥見開始!
まずはヒヨドリの仲間。東南アジアでは種類が多いようで、南方系の鳥だと実感。
一番目についたのは、メグロヒヨドリ。声もキョコキョコ綺麗です。
圧倒的にメグロヒヨドリが多い中、よーく見てみると、ミミスジヒヨドリもいたり。
部屋入ろうとしたら、近くの木に飛んできて実をついばみます。
最もレア、一度しか見れなかった、アカメチャイロヒヨ。アカメヒヨドリと
コアカメチャイロヒヨ、というのが別種でいるらしく、和名が似ているので
ややこしいですが・・・画像で判別する限り、アカメチャイロヒヨだと思います。
ハト類は、ジャングルに生息するアオバトの類もいるらしいのですが、
見れたのは普通種2種のみ。キジバトに似たカノコバト。
そして小さくて可愛いチョウショウバト。顔の色彩も鮮やか、声も南国っぽくて好きです。
ヒタキ科らしい、とても良い声でさえずるシキチョウ。
東南アジア広域で普通種。黒味が薄く、尾が短いので幼鳥っぽいです。
ムナオビオウギビタキ。名前のとおり長い尾羽を扇のようにパッ、パッと
よく開閉し、フライングキャッチを繰り返す姿はサンコウチョウを彷彿とさせます。
ホテルの入口で、セッカ的なトーンでジッ、ジッと騒いでいる小鳥が低木の茂みに。
カメラでズームすると・・・ファインダーに強烈な赤色が飛び込んできます!
もう一気にアドレナリン出まくり!ところが、ムシクイばりにちょこまか、加えて
セッカよりも小さいサイズ・・・もうこの写真がやっとこさ、のセアカハナドリ♂でした。
ヒメコノハドリもよくみかけました。大体2羽で登場、つがいでしょうか。
同じ日の朝、敷地内でひとりで鳥見していると、7時からの鳥見ツアーらしき人影、夜明けに
雨降っていたせいか参加者はご婦人ひとり。ガイドは昨晩のナイトウォークの女性。
このガイドさん、鳥見後の朝食のレストランにもいらして・・・ホテルのマネージメント、
従業員の仕事の割り振りやキャリアパスについて、もうちょっと考えてあげた方がよいかと・・・!ご婦人は、「Kingfisherを見た」「ビーチ前の芝生エリアで」と教えてくれました。
ナンヨウショウビンのことらしく、見れないなあ~、ホントにこんなところにいるのかな?と思ってたら、昼過ぎにビーチに向う途中、ハト小の大きさの鳥が芝生からサーッと・・・!
カメラのファインダー覗いてビックリ、たしかにいるではありませんか!
芝生でデカいカニのような生き物を採って飲み込んでました。嘴のまあゴツイこと、
ワライカワセミを彷彿とさせます。南西諸島で稀にみられる亜種とは違うようです。
前編はこのあたりで、地味目な色彩の鳥が多かったですが、
後編は、これぞ熱帯・南国!というような鳥たちとの出会いについてです!