念願の出会い(2023/7/15) | yoshiの鳥見Diary

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野鳥との出会い・ドキドキを求め、都心中心・たまに遠出・・・観察記です。

「情報に頼らない鳥見をする」などとエラそうなこと言っておきながら、振られ続けている

アカガシラサギがどうやら金曜にも見られたとの情報をみつけてしまい(というか探しまくった)、また近隣の谷津干潟などでシギチも到着しているようで、期待しつつ今日も葛西へ。

 

なんとなくですが、明日は見られるのでは?という直感によるワクワク感や、エアコン付けずに寝た寝苦しさもあり夜中の3時頃には目が覚めてしまいそのまま寝付けず、4時頃にそのまま身支度して出発、6時ちょい前には駅に着いてしまいました。

 

どんより曇り空、思ったより涼しくて、酷暑のこの季節にしては鳥見日和、

すなはちマイ・コンデジカメラには最悪の撮影コンディション。

この季節、なんとも悩ましい~。

 

擬岩の観察窓に直行、ドキドキしながら窓に慎重に近づきのぞきます。

みえるのは・・・コサギ、ダイサギなど。目の前の杭にアカガシラサギがとまってたり?

そんなに甘くはありません。ボンヤリしてたら常連さんらしきカメラマンさんがやってきて、

こっちのほうにアカガシラサギらしき鳥が飛んでヨシに入ったとのこと。しばらくすると、

突然、それらしき鳥が正面右手から飛び出しました!

 

すーっと左手に横切り、視界から消え去ります。いきなりの出会い!

ライファ―なのです。でも一瞬でした。

 

写真は・・・このありさま苦笑。どんより曇り、まだ6時過ぎという条件とはいえ、

日頃の飛びものの練習がいかに大切か、ここで痛感・・・。

 

そのあとはさっぱり出てこず。ヨシゴイが飛び出して、どっきりしたり。

この子にもどっきり。

 

サギ類が終結している足元に、ん?アオアシシギでした。

 

久しぶりに親のゴイサギも。

 

粘っても一向に出てこず、9時近くになってきたので西渚へ。

 

渚にむかい、見回すと、ホウロクシギが遥か先に1羽。

かなり離れたところにはダイシャクシギも1羽。共に近づいた人に追われて

飛び立つ際に、腰の色を確認。

 

東西なぎさ間水路に向かう途中、中型のシギが・・・オバシギ!

少しずつ秋の渡りも始まっていることを実感。

 

東西なぎさ間の岩礁や干潟にはシギチはおらず。もうお昼近く、未練がましく、

もう一度帰る前に擬岩観察窓へ。

 

「あ、飛んだ!」と出待ちされていたカメラマンさんの声、アカガシラサギは

正面対岸右手の第2観察小屋付近へ。すぐまた飛ぶかもですが、なんとなく観察小屋まで

ぐるりと回ります・・・これが大正解でした。

 

こちらの観察小屋にも数名のカメラマンさん。みなさんと一緒に飛び込んだヨシ原を

捜索、ひとりのカメラマンさんがいた~・・・とのこと、みなさんで捜索、

たしかにヨシの中に見え隠れ・・・そして時間をかけて少しずつ出てくるのが

わかります。なんという警戒心の強さ・・・。

 

そしてとうとう、ヨシから顔を出してきました。

 

忍者のように用心深く、ゆっくりと慎重に歩みを進めます。

 

草がじゃまだったり、そして距離50m~100m、ボヤッとしちゃいますが・・・

ビビッドな橙色のくちばし、先は黒く、基部は目の覚めるような綺麗な水色、

ワインレッドの頭から顔、胸までのグラデーション、背中の羽毛は紫がかった灰色・・・

ド派手な着物のようで、まとまっていて、想像以上の美しさ・・・これはもう虜に

なってしまいました。

 

過去に何度も情報を頼りに足を運んでも、どうしても出会えなかったアカガシラサギ。

夏羽の綺麗な個体、最後になんとかじっくり見ることができ本当に幸運でした。

やはり、葛西・・・スゴイところだと思います・・・!