南魚沼の鳥たち・前編(2023/4/30~5/7) | yoshiの鳥見Diary

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野鳥との出会い・ドキドキを求め、都心中心・たまに遠出・・・観察記です。

待ちにまったGW、新潟県・南魚沼地方に滞在していました。嫁さん&子供は後半から合流、わたしはひと足先に4/30に現地入り。芽吹いたばかりの明るい森に到着した

ばかりの夏鳥たちが飛び交う・・・普段は身近な都市公園を中心に、鳥を求めて

さまよっている自分にとっては、まさに夢のような1週間です。長くなるので

2回に分けて書きたいと思います。

豪雪地帯の当地、20年近くGWはこちらに来ているのですが、残雪量に木々の芽吹きが大きく左右されます。さて今年は・・・雪がまったく無い!楽しみのひとつ、

山菜取りも大苦戦、フキも大きく育っています苦笑。ブナを始めとする

落葉樹の芽吹きもかなり進んでおり、森はもはや初夏の装い、鳥も見辛くなって

いました・・・

気温はというと、早朝は凍えるような寒さです。それでも、スキー場の麓から

ちょっと林道をてくてく登っていくだけで、夏鳥たちが次々に登場します。

 

早速コサメビタキがお出迎え。

モフモフしててこのつぶらな瞳。反則級の可愛さです。




 

さらにキビタキ、センダイムシクイ、オオルリ、エゾムシクイと、

たみかけるようにさえずりが響き渡ります。

 

ここの占有種ホオジロ。スキー場があちこちにあるせいか、スズメよりも多いです。


人家の近く、ちょっとした道の脇の水たまりにヤマアカガエルやクロサンショウウオの卵塊が産みつけてあったり、カエルやヘビ、そして食物連鎖のピラミッド下層部を支える虫の多さ・種類、特に夏のそれはもう、もの凄く、生命が「溢れる」という

より「爆発的」に発生、夏鳥がわざわざ命がけで海を超えて当地で子育てするのも

納得できます。谷川連峰が防波堤になっているのか、外来種は目立たず、在来種、

もはや希少生物となっているような生き物も多く見られます。

景色の良い中腹近くまで来ました。

 

目の前に突然サシバのつがいが登場。豊かな里山が延々と続く当地は

子育てにはうってつけ、毎年見られます。写真は撮れず・・・。

暗い杉林の登山道に入りクロツグミを待っていると、至近よりシシシシシシッ!と

ヤブサメが。しばらくじっとしていると、珍しく見やすいところ、1mも離れていない場所に、恐る恐る、出てきました!

 

なんかバランスがおかしい!まるでひな鳥のようなフォルム、

これまた反則級に可愛いヤブサメ。でもお顔は意外と精悍です笑。

 

さえずり始めます。間近で聞くと、空気が震えるような声量!

 

 

別日に、さらに上まで登ると、アオゲラに出会ったり。

 

突然、チョリチョリチョリと、メボソムシクイ?鳴き真似上手な

サメビタキでした。しかし、標高的に繁殖地が重なることは無いと思うのですが・・・渡りの中継地で出会ったことがあるんでしょうか?興味深いです。

 

サンショウクイが多いのは、特筆すべきでしょうか。ようやくとまって

くれたものの、遠い・・・

 

もちろん森のピッコロ奏者、キビタキも。

 

豪雪地帯の当地らしい鳥、ニュウナイスズメも

込み入った木に入ってしまいましたが、オスの頭の赤茶色が綺麗です。

証拠写真まで笑。

 

後半5/5、また麓から上がっていくと…ピッ、ピッ、ピッ、ピッ、ピンツルルルルッ!とコルリも!昨年とほぼ同じ場所、深い藪の中で姿は見えず。でも声だけでも

嬉しいです。翌朝には聞こえず。

 

今日はこのあたりで・・・また後編につづきます!