黄色いお客様(2023/4/27) | yoshiの鳥見Diary

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野鳥との出会い・ドキドキを求め、都心中心・たまに遠出・・・観察記です。

この季節は天気図とにらめっこ、低気圧が西からやってきたということで、

あらたに到着した渡り鳥もいるかもと、今朝は1週間前にオオルリ等夏鳥に

出会った近所の公園へ。青い鳥に会ったので、そろそろ黄色い鳥も来ているかな、

期待です。

到着して森エリアに進むと・・・「シ~ン。」静かです。

もうこの時点で、ああ~外した・・・とガックリ。
狭い公園なので、いないときには何もおらず、すれ違い、という確率は低いのです。
それでも、さえずらない♀などいるかも?早朝の空気も気持ちいいので散策。
 

ぶらぶらしていると、ツグミ系の「ツィー」という声が複数。にぎやかです。
高木の上の方で数羽の大型ツグミが飛び交っています。妻のコンサート等用の双眼鏡でのぞくと、腹が赤いようにも、そして眉班も目立つような・・・油断して、

ガチ鳥見用のマイ双眼鏡を持ってこなかったのが悔やまれます。グゼる個体もいたり。そのうち、ようやく明るいところに出てきた個体、みるとアカハラ、

しかもオオアカハラ系でした。シロハラも複数。渡り途中なのでしょう。

渡りの大型ツグミでも見れたのが救い、早々に撤収と思っていたら、

「ピルリ」と小声が・・・!
近づくと、間違いない声色、キビタキです!やっぱり来てたんだと嬉しくなります。それにしても暗い常緑樹の大木の中で時折グゼっている程度。これはとても姿は

お目にかかれそうもないなと、またツグミ達が騒がしいので移動してそちらを観察。

しばらく飛び交うツグミ達をみていると、かなり近くでキビタキの本気モードの

さえずりが聞こえてきます。はやる気持ちをおさえゆっくり近づくと・・・

モミジの低木がある明るいエリア、むちゃくちゃ近くから声がするも姿は

見えず・・・じっくり目をこらすと・・・いました!今年初の出会いです!

のどのオレンジも濃い、なかなかきれいな個体です。



 

気温が上がってきたせいか、盛んにさえずっています。



 

さえずっては時折ヒラヒラと舞いフライングキャッチしたり。
そして、一番開けたところに来た、と思ったら、木の幹から何やら虫を

ゲットしたもよう。木立の中に戻り、食事タイムのようです。

双眼鏡をのぞくと・・・巨大なイモムシをくわえています!



 

カワセミのごとく獲物を何度も枝にたたきつけます。やわらかそうなのに・・・
不思議です。そして、自分の体調の1/3はあろうかという大物を、

口いっぱいに開け、若干苦しそうに(笑)、最後は丸のみしました。

こういうのを見ると、こんな市街地のど真ん中の小さな公園でも、

いかに渡り鳥達にとって重要な中継地となり得るか、しみじみと思いました。

それにしても、割と明るいところ、そして何より近くまで来てくれて

サービス精神旺盛な子でした。

週末から行く南魚沼地方の山にいけば、いくらでも見れるのですが、

日頃、自然の乏し~い地元で会えると、嬉しさ・ありがたみが違います。

次回は、GW明けにまとめて、南魚沼での出会いについて書きたいと思います!