超主観的 REGRESSorPROGRESS-FINAL- | 夜の散歩をしないかね~好きこそものの上手なれ~

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From夜の散歩をしないかね
Mr.Children 田原健一さんが好きなShinobuの徒然
~since2005~

超主観的 REGRESSorPROGRESS-FINAL-


高2も終わりに近づいた3月に「BOLERO」は発売された。

 

そして活動を休止するとういう発表ももうあっていたころだう。

 

そんな中私は初めての良い席、田原さん側スクリーンの前17列目が取れてはっきり狂っていた。

 

嬉しさの裏側でその姿を見終わったら次はいつ田原さんに会えるのか分からない。


そんなどうしようもない気持ちで狂っていた。

前日は極度の緊張で寝込むほどだ。前のような明るさはない。
私が当時ボレロに自分を重ねてたことからもその事が伺える。

 

ライブの相手は私と田原さんを出会わせてくれたあの友達である。初の良い席に私達は酔っていた。

 

この前と同じオープニングかと思いきや、私達の前には予測も出来なかった画面が出てきた。


-深海からの脱出 OUT OF DEEP SEA-

 

一気に周りが静まる。その画面に流れる文字に私達は釘付けになりそして鳥肌と涙、極度の緊張状態に陥る。

 

 

ボレロの次第に大きくなるドラムと共にメンバーの登場である。旅人に始まり、私は何だかんだ言ってはしゃいでいた。

 

そして桜井さんがピアノにのせて歌う。


♪Welcome to the FUKUOKADOME  Welcome to the REGRESSorPROGRESS

 

同じ時代を生きる旅人よ 一体君は何処へ行こうとしてるんだい 進化でもいい 退化でもいい 


欲しがっているものを教えておくれ

 

Welcome to the FUKUOKADOME  Welcome to the REGRESSorPROGRESS 


進化でもいい 退化でもいい ただ今夜だけは君と・・・♪

 

そして始まるラヴコネ。やっぱしこれは最高だ。


田原さんがステージ前まで来て激しくギターを弾く。あぁ・・・もうどうしようもない・・・。

 

「ギター田原健一」桜井さんの声に重なり、ソロ。


私は絶叫しすぎて吐きそうだった。昔の曲もやりつつBOLEROからも演奏される。

 

「傘の下・・」のイントロ。いつもより近くに感じる田原さんのギター。


Round Aboutは激しいバージョンで再び演奏された。

 

そして大好きな機械音、Dance×3。今日は田原さんがコーラスしている姿も見える。

 

すごくセクシーな田原さんの姿にまた発狂。

 

座ってギターを弾く田原さんに見とれながらまた私達は深海へ潜っていく。

 

今日は私もメンバーも深海から脱出出来るのだろうか、


そんなことを思いながらシーラカンスのあのギターに感情を抑えられなくなる。

 

前は名もなき詩の前でMCが入り息をつく暇があった。今回はない。

 

あっという間に過ぎていった。私はどうしていいのか分からなかった。しかし確かに前とは違う気持ちで深海の中にいた。

 

田原さんの切なくて、不安定な模索する深海のギターで脱出となる。しかし私は多分まだ深海の中だった。

 

「田原さ~ん!!」と叫ぶ。悲痛なものだったようにも思う。


そして何処かで聴いたことのあるギターの音がする。大きくなる。

 

Brandnew my loverだ!!!超かっこいい、超セクシー!!!田原さんのギターが唸る。

 

桜井さんがカプセルの中で手錠に繋がれている姿に驚く。


出たくても出られない。這いつくばって歌う姿にこの人は何者なのだろうと思う。

 

「タイムマシーン・・」は田原さんのイントロから始まり、絶叫していると桜井さんがなんと目の前で歌い始めた。


周りが叫ぶ。

 

エビバデの爆発とともに私もまた壊れる。踊る踊る、歌う歌う。そしてALIVE。曲の偉大さに拍手も忘れる。

 

歌詞が画面に流れる。「やがて荒野に花は咲くだろう」

 

やたら心に響くEverything(It'syou)。


そして「ありがとう!!」と一旦帰るメンバー。またこれが田原さん帰るの早っっ!!

 

 

笑顔で戻ってきた桜井さんが言う。「また必ず福岡に来ますんで。」そして始まるシーソーゲーム。

 

私にはまだ心残りがあった。私の前に来てギターを弾いてくれていないのである。全然動いてくれていないのである。

 

心の中で「来て!!」と切に願いながら歌う♪僕は今恋に落ちていく♪

 

しかし結局来てはくれなかった。4人だけで始まるボレロ


少し自分がやばくなってきたのが分かった。どうしよう。どうしよう。

 

メンバー紹介の後、メンバー全員で私達の前でお辞儀をし、手を振ってくれた。


その時にのみ田原さんは私の前にやって来た。

 

私の悲痛な叫びは涙声に変わる。「どうしよう。」そんな気持ちのままライブは終わってしまった。

 

はっきり言って病気だった。本当に神も仏もなかった。


好きすぎてどうしよう。次にいつ会えるか分からないこれからをどうしよう。

 

東京ドームが終わったという頃も、なおもひどいライブ病・恋煩いに侵されていた。

そして私は一気に海底へ叩きつけられる。

 

3月29日、田原さんが週刊誌に載った。

 

そしてMr.Childrenは無期限の活動休止に入る。

 

一体私は何処へ行こうとしてるんだろう。

 


1997/3/23 福岡ドーム曲順

旅人、ラヴ・コネクション、虹の彼方へ、幸せのカテゴリー、傘の下の君に告ぐ、Round About、DanceDanceDance、
抱きしめたい、my life

Dive、シーラカンス、手紙、ありふれたLoveStory、Mirror、Making Songs、名もなき詩、
So Let's Get Truth、臨時ニュース

マシンガンをぶっ放せ、ゆりかごのある丘から、虜、花~mement Mori~、深海

~アンコール~

Blandnew my lover、タイムマシーンに乗って、everybody goes、ALIVE、Everything(It'syou)

~アンコール2~

シーソーゲーム、ボレロ