マラソンのためにしないこと、やらないこと | 走るの嫌い

走るの嫌い

でも速くはなりたい

走ることが大嫌いである。楽しいと思ったことも全くない。普段は夜に走っているので、夜が近づけば近づくほど嫌で嫌でしょうがない思いに駆られる。

 

でも、そんな自分でもそれなりのタイムで走ることができるのは、長く走り続けられているからの一言に尽きると思う。速くなるためにはこんなことが必要だとか、こんなことをしなければならない、みたいな情報が巷に溢れているけど、自分はそんなにいろんなことをしているわけではない。これだけ長い年月走っているのだから、本来はもっと速くなっていていてもおかしくないはずだし。

 

そこで、こんなことをしなくても自分くらいのタイム(ハーフ1時間20分、フル2時間50分)は出せるよ、というやらないことをあえて紹介したい。速くなるための方法は探せばいくらでも見つかるけど、速くなるためにやらなくても何とかなる方法はそんなに情報がないからね。

 

どうやって速く走れるようになるかは、様々な情報の中から自分自身で取捨選択することが必要だと思うんだ(ネット時代になった今は、ランニングに限らず何でもそう言われるね)。だから、自分がやってないんだからそんなことやらなくていいよ、と押し付けるつもりは全くない。あくまでこれをやらなくても走力に影響がない可能性があなたにもあるかもしれないよ、と思ってもらえたらという程度の話。ちょっとした参考としてくだされ。

 

 

1 LSD

昔はやっていた。距離を稼げるし、時間もかかるので、しっかり練習できた感じはする。まだ脚ができていない時の脚作りとしてやる分には悪くないと思う。

 

けど、今の自分にとっては不要。時間がもったいない。先月はたまたま時間があったので500kmオーバー走ることができたが、仕事が忙しい時期は200km確保するだけでもたいへんなので、効率的に練習するというのはとても大事。普段からEペースの上限を意識して走ることで、練習では常に一定の負荷をかけることを心掛けている。

 

ただ、いかに少ない月間走行距離で記録を伸ばすかを出すか、みたいな思考を持っているわけではない。距離を積めるなら積むに越したことはないね。地道な努力が大事。

 

 

2 疲労抜きジョグ

Eペース走が難しいくらい疲れているなら、走らずに休んだ方がいいと考えているので、疲労抜きジョグもやらない。いわゆるアクティブレストってやつなんだろうけど、どんなペースで走ろうとも疲れることは疲れると思うんだようなあ。

 

そもそも、仕事が残業で夜遅くになってしまった時と飲みに行く時以外で走らないことは基本的にないので、今は疲れを言い訳にEペース走をやらないってことはしていない。日々、トレーニングである。

 

 

3 アップジョグ、ダウンジョグ

だってただでさえこれから何kmも走らなくちゃならないわけじゃない。その前に走ったらスタートする前から走るの嫌になっちゃうでしょ。

 

ただ、厳密に言えば全くやらないというのは嘘で、ポイント練習の時だけは故障を防ぐためにやっている。あとは、30km走のコースの行き帰りにだけはやってるな。これは一定のスピードが出しやすいコースで走るためだから厳密にはアップとダウンをしようと思ってやっているわけではない。

 

それ以外の普段のEペース走ではやらないし、ましてやレース当日は絶対にやらない。肉体的にも精神的にも疲れちゃうから。

 

 

4 ストレッチ

走った後は、ストレッチをすると疲労がとれやすいとはよく聞くけど一切やらない。身体が固くてストレッチができないんだよね。立位体前屈なんか生まれてからずっとマイナスだからね。当然股割りなんてもってのほか。力士やバレリーナになるのは絶対に無理。

 

ストレッチと同じカテゴリに入るものとしては、準備運動も整理運動もほとんどしていない。運動前に動的ストレッチをして、走り終わったら静的ストレッチをするのがいいという知識は持っているけど、運動前には軽い静的ストレッチ(屈伸、伸脚、アキレス腱伸ばし)をして、運動後には何もしないという、知識をこれ以上ないくらい無駄に扱っている。まあ、運動前のストレッチはその日の脚のハリを確認するのが目的だからそもそも趣旨が違うんだけどね。

 

身体がめちゃくちゃ固い上に、ストレッチも全くしない。これでも故障することはない。

 

 

5 筋トレ

筋力が無くて筋トレらしい筋トレがほとんでできないのでやらない。腕立て伏せ1回もできないし。スクワットや腹筋もなかなか成果が出ないので続かなかった。

 

ただ、ハムストリングスの筋肉がないから足を巻き込めずに流れちゃうんだよね。

 

ハムストリングスを強化するようなトレーニングはした方がいいんだろうとは思う。思うだけでやらないけど。

 

 

6 食事制限

やるなら大谷翔平みたいに徹底的にやれば効果はちゃんとあるんだろうけど、大会の直前にだけカーボローディングやカフェインローディングをすることに意味があるのかは疑問に感じている。気休めなんじゃないかなあ。

 

自分は揚げ物をよく食べるし、カップ麺も結構に食べる。他にも朝食と昼食をプロテインバーやケーキだけで済ますとか不健康な食生活をしている。食事習慣は改善した方がいいとは自覚しているので、徐々に何とかしていかないと。

 

いずれにせよ好きなものを好きなだけ食べているので食事制限は普段も大会前も特に行わない。

 

 

7 ジェルなどの補給食の使用

レース中にエネルギー切れを起こさないために補給食を持つ人はかなり多いと思う。練習中にも積極的にとる人もいるようだ。

 

自分は一切使用しない、というかそもそも持たない。その理由は主に3つ。

 

1つ目は、余計なものを何も持ちたくないから。走る時は少しでも身軽でいたいんだ。重さはほとんど無くてもポケットにあるってだけで何となく違和感を覚えちゃうんだよね。見た目の割に敏感なんだなあ。

 

2つ目は大会で用意されたものだけで勝負したいから。せっかく大会に出るんだからその大会から与えられた環境だけで勝負したいんだよね。どうしても食べたくなったらエイドを食べることになるけど、フルマラソンくらいの距離であればエネルギー切れは起こす感じしないんだよね。スポーツドリンクと水で十分。

 

3つ目はお金をかけたくないから。大会に参加するだけで高額の費用がかかるのに、それに加えて補給食なんて毎回買っていたらお金無くなっちゃうよ。モルテンあたりを使ってたらヘタすりゃ一度の大会でハーフマラソン出られるくらいの費用が補給食だけで飛んじゃうぜ。

 

ウルトラマラソンに出るとしたら使うのかなあ。まあ、出ないけどね。自分には42.195kmが限界ということで、以前に誘われた時も断わっちゃった。

 

 

何個も上げてみたけど、ちょっとだけでも参考になっただろうか。中身のある内容ではないけどね。