親を施設へ入所させるのってどう思う?
お家で親を介護していて疲れちゃった、安心して眠れなくなっちゃった…と、自宅での介護に対して辛さを感じてる人。一緒に住んでない親がなんかボケ始めてる?でも一緒に住めない…と、何とかしてあげたいけど何にもできないもどかしさを感じてる人。えんみに聞いてーって来た方の最近のお話し。介護保険を使っても(介護保険の使い方についてはこっち)家族介護がないと家で過ごせない人がいるのが現実。日本の制度って家族ありきで制度が作られていることが多いのです。国は、ご飯の準備、シモの世話、着替え、身体拭き、とか全部介護が必要な人いますよ!って言ってます。でも、これって専業主婦の嫁がいて成立するんです。今はどうでしょう?専業主婦の人少なくなってきています。なのに、家族介護を嫁に課す!!!意味ワカラナイ!!!仕事して家に帰ってきて、また介護なる仕事を家でする、いつ休めばいいんでしょうか?前にも言ったとおり、介護は介護する側が疲れないことが大事なんです!!!では、どうするのか?介護者が休める期間を作ることです!① 短期的に施設入所する② 中期的に施設入所する③ 長期的に施設入所するの3つではないでしょうか。まず、①の短期的な施設入所についてです。1つ目は、ショートステイです。その名の通り、短期的に入所できる施設です。一度につき1週間くらいが利用の限界です。ケアマネに相談すると探してくれます。介護保険申請してない場合は、地域包括支援センターの人に相談してみましょう!公的な施設を利用する場合は、介護保険を利用して1泊3,000円くらいで利用できます。ただし、どこの地域も1、2ヶ月前から予約開始であり、直前で申し込もうとすると予約まんぱいで利用できないことが多いです。私的な施設でもショートステイをすることはできますが、高いです。1泊10,000円〜20,000円くらいかかります。公的な施設や私的な施設にも言えることですが、熱が出たりと病気になった場合、施設から帰っていただくよう必ず言われます。次に、②の中期的な施設入所についてです。老健(ろうけん)って聞いたことありますか?介護老人保険施設のことです。家に帰ることを目的としていて、リハビリが中心の施設です。入所期間は3ヶ月くらいです。気をつけなければいけないのは、この施設入所期間中は病院に行けません!理由は、国の制度のややこしいところゆえです。老健は介護保険を利用しています。医療行為は医療保険なんですね。で、介護保険と医療保険は同時に使用できない決まりがあるんです。使えないとはどういうことか?全額負担ということです。誰が負担するか?施設です。だから、施設は入所中は病院に行けませんよ!って言うのです。お薬定期的にもらわなきゃダメだから無理か…って思わないでくださいね。まず、施設入所担当者に今のお薬の内容について相談しましょう。次に医者に数ヶ月分の薬をくれるのか聞いてみましょう。薬が手元にあれば問題ないという状況だけだったら、入所できますよ!最後に、③の長期入所についてです。公的か私的かで分かれます。私的な施設はありすぎるので、次回話します。(ごめんなさい)公的な施設は、いわゆる「老人ホーム」です。知ってました?老人ホームって2種類あるんです。1つは、特別養護老人ホーム。2つ目は、養護老人ホーム。違いは所得の少ない多いです。所得の少ない人が入れるのが養護老人ホームの方ですね。特別養護老人ホームは、要介護3以上でないと入所難しいです。そして、気をつけてください!1年に2回しか申し込めません。だいたい冬と夏(1月と6月)入所できるまで2〜3年かかると思ってください。ラッキーだとすぐに入れたりします。家はみんなが帰りたい場所なんです。1人でも帰りたくないって思ったら、その気持ちは家族全員に伝わります。もちろん親にもです。そう、あなたの大切な気持ちですよ!親が安心して暮らせる環境は家の外にも作れます。それが家族全員にとって最善の選択であることもあるのです。