24年6月承徳旅行1日目:高速に乗って河北省承徳市興隆県へ | みどりの果敢な北京生活

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7月10日。最高気温34度。最低気温22度。空気質量指数144。

週末、ダンナから急に電話がかかってきて、急遽河北省承徳へ行くことになったことは書いた。超特急で翌日のブログを予約投稿して、30分で旅支度、書道用具を用意して、出発。自力でアトリエに一番近いバス停に行く。ダンナの車に乗り込む。後部座席の半分は写生(油絵)の道具。トランクには山で食事ができるように方便面やらお湯を沸かす道具やらが用意されていた。
 
同じく画家村に住む、ダンナの友人の老王の家の近くのスーパーへ行く。老王がスーパーからビールの段ボールを抱えて出てくる。
 
ダンナ:(私を指して)これはうちの奥さん
老王:一回会ったことあるよ
 
覚えてないわ。一回会ったことある人も、三回会ったことある人も、五回会ったことある人も、覚えてない。ダンナ知り合い多すぎ。画家多すぎ。こういうとき私は一応、頷いてやるのだが。
 
老王に助手席に乗ってもらって出発。どんどん東へ進む。京秦高速长深高速に乗り、半臂山で降りる。
 
 
高速出たところでトイレ休憩。ダンナはタバコを吸いたい。老王が棒のアイス(冰棍儿)を買いに行ったら、0.5元だった。さすが地方。北京で1元以下はないんじゃないか?

 

承徳は広いんだが、承徳で有名な観光地「避暑山庄」よりもずっと南。高速降りてから1時間。ひたすら山道。私、どこに連れて行かれるの?

 

私:これから行く家の人はそこにずっと住んでるの?別荘なの?

ダンナ:行けばわかる

 

日本人って親切だよね。質問したら真摯に答える。中国人、不親切だよね。え?うちのダンナだけ?

 

私:友達の家に泊まるんだよね?ご飯どうするの?誰が作るの?

ダンナ:おまえは食べるだけでいい

 

もう質問しない。

 

こんなに青空ではなかった。iPhoneが真実を写さないの、心から好きじゃない。

 
景色はとてもよい。
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やがて降雨。しかも雹が降って来た。これ初めの方で、この後もっと強くなったのだが、車がボコボコになるほどではなかった。
 
っていうか、アメブロに動画を貼れるの知らなかった。
 
山道を進み、やがて到着。そこの家の主人は、私が何回もアトリエで会ったことのある人だった。でも食事をしたことないし、名前も知らない。
 
今回泊まらせてもらったアトリエ、外も中はここで公開しないけど、天井が高かった。普通の家でいうと3階分。番犬がいて、本当に噛むんだって。だから私たちが出入りするときは木にロープで繋いでもらった。
 
凶暴なのよ。ワンワン!の声がうちの可愛い大型犬とは大違い。怖い。

 

18時半に着いて、荷物を置いて、お茶を飲んでちょっと休む。ここの主人が「王夫人(と私を呼ぶ。私の名前を知らないからだ)、あなたのために今日はこの村の書家を夕食に招いています」。嫌な予感。私、望んでないんだけど。ただダンナの写生旅行についてきただけなのに。

 

書かされるのか?安易に「字を書け」ってなるのよね。覚悟はしておいたほうがいい。

 

徒歩でレストランへ向かう。四方が山に囲まれている農村。三階以上の建物なし。

 

水表(水道のメーター)を設置工事中。

 
ここの主人(名前は最終日に知った⇦ずっと聞かない私も私だ)に「今まではどうやって使った水を計っていたんですか?」と聞いたら「知らない」。え?あなた、この村に住んでいるんだよね?
 
レストラン到着。個室に入るとすでにおじいさんが座っていた。主人が「こちらは小学校の先生を退職した方で、書道の腕前は相当なものです」と。私、隣に座らされた。ええぇぇええ!話すことないよ〜!
 
やがて若い夫婦がやっていた。ダンナさんの方は工人だが、趣味で油絵を描いているという。これで全員揃った。

 

右の味噌をつけて生野菜を食べる。味噌は色からして、怖いよね。うちの黒竜江省の家族が好きな東北の味噌は臭い。好きじゃない。あれだったら、どうしよう?

 
食べたら、別に問題なかった。よかった。

 

川魚を揚げたもの。ここらへんは水がきれいだから、魚も問題なし。

 
私はおじいさんとダンナの間に座った。ダンナはこの地に何回も来ていて、おじいさんの家で食事をご馳走になったこともあるという。
 
小学校の先生だったけど、畑もあり、栗の栽培もし、川魚を手で獲る(ものすごく自慢していた)。「養殖は食べない。天然しか食べない」とも。6mのボートを所有し、今でも乗る。毎日3時起きだという。70歳にしては元気。

 

豆腐を揚げたもの。中は白い豆腐だけなのだが、まわりの衣が美味しかった。

 

おじいさんが「このセロリ、食べて!美味しいから」。味が濃い。自然の美味しさが詰まっていた。

 

羊。自然の味なんだと思う。私が美味しいと思わない味。すまん。

 

川魚。北京の川魚はあまり美味しくないが、これは臭みもないし、スープもしっかり味がついていて、よかった。

 

ものすごい量だ。東京の居酒屋で出る10倍くらい?

 

水爆肚。牛や羊の胃。センマイ、ミノ。

 
どれもお皿も大きいし、量も多かった。爆肚↑、北京では高いからね。10年くらい前、一人で前门の老舗(小汚い店)でこれの1/4くらいで48元した。

 

主食。名前、忘れた。ダンナに聞いておく。

 
7人でこれだけ食べて、支払いはたぶん、泊まるうちの主人。割り勘にしない中国人達。

 

徒歩で帰る。街灯がほぼない。またまたiPhoneが悪い。こんなに明るくなかったから!

 
夜はみんなでおしゃべり。私、5時台に起床するので、9時過ぎは辛い。眠い。ダンナも私に「寝ろ」と言う。でも、このまま聞いていたい。だいたいダンナは私とおしゃべりしない人なので、こういうときじゃないと、いろいろ聞けない。
 
一晩目、面白いことたくさん言ってたのに、忘れた。メモしないと無理だ。1時間前のことも忘れる私だから。二日目からは少しスマホにメモしたよ。
 
<続く>
 

 

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