5「新橋手工芸市集」潘家園のマルシェ(まだネタある) | みどりの果敢な北京生活
潘家园でのマルシェに出店したことは書いた。まだネタある。今日で終わりにしたい。

 

私の出店の1日目。敷地内の飲み物を買ってみたかった。記念品も売っているが、中国茶(アイスティー)も売っている。写真撮るの忘れた。

 

今、流行りのスタンプもたくさんあった。

 

 
3日間座っていて、二人「加微信吧」(微信で繋がりましょう)が、別々に来た。ほかのマルシェを主催している人だ。「うちの出店料はもっと安いよ」という推销

 

マルシェをやるようになって中国版インスタグラム「小红书」を見るようになった。特に今回のマルシェの名称「新桥市集」で検索した。二週連続で出店して、一週目、三日間で37000元(約80万円)の売り上げがあったブース。金額を公開するのも珍しい。アメリカに店舗があると書いていた。收支と書いてあるが、収入の誤りでしょう。

 

 
こんな売り上げはここだけだと思う。長い文章があるのだが、「消費者はすぐコストを考える。材料費は安いはずなのに販売額が高いと」。でも「これを作るまでの研究開発と努力があります」。具体的に書いてある。「椎间盘突出(椎間板ヘルニア)、老花眼(老眼),腱鞘炎になった」と。
 
私にとって価格をつけるのは難しかった。日本の鳩居堂で買ったハガキに漢字一字を書いて並べたが、通りがかった女子が「我没见过这么贵的明信片」(こんな高いハガキ見たことない)と言った。私に言ったのでなく、同伴者に言ったんだけど。「明信片」がいけなかった。そのあと「书法」と書き直した。
 
私のブースに、ハガキ代の額に入った作品が通路側に置いてあって、スレスレを歩いていた女子が額にちょっとぶつかったら焦って「我可赔不起」(弁償は無理!)と言った。「書道=高級な物」というイメージなんだろう。
 
今回私は価格を安めにしている。それでも書道が分からない人には高いし、ネットで探せば同じような商品がありえないくらい安く売られている。そこで自分の線引きとして、商品と作品を分けて考えることにした。印を捺すとき、展覧会などに出す作品には本名を。翠は本名じゃないんだけど。それは作品。
 
私は篆刻家ではないので、以前から側款(刻った人の名を刻すところ)に「林」と入れている。普通は名前を入れ苗字は入れない。今回しおり、キーホルダー、ハガキに捺す用の印を10顆刻った。「林」のほか「吉祥」や「福」も。こういうふうに区別して安いのがあってもいいかと自分を納得させている。
 
私は微信のやりとり、必要なものはパソコンに移して、どんどん消す。この出店者のグループのやりとりも消すために初めからちゃんと見た。見逃していた内容もあった。
 
まず「えええ!」と思ったこと。私達は出店料を払い、ブースの場所も決められているのだが、入口から入ってすぐのところにちょっと空いている場所があった。そこで子どもが石を売り始めた。おいおいおいおい!
 
マルシェへの入場は有料だが、子どもは無料だったと思う。子どもを座らせて、物を売る。親がやらせたにちがいない。子どもでは思いつかないよね。近くの出店者が写真を撮ってグループに挙げ、主催者にどうにかしてくださいって。もちろんどかせた。
 
出入口が二つあったのだが、あまりにも来場者が多く、一つは入口、一つは出口に変えた。東側は「只出不进出られるけど、入れない)」さや香のネタじゃないか。佐賀県かっ!ネットであのネタ見つからないのが残念。
 
最終日、グループチャットで「摊主八折」(出店者に売るときは2割引にします)という人、続出。三日間、私はゆっくり回らなかったし、何も買わなかった。若い子向きの「ええ?こんなの誰が買う?」と思うような不思議なデザイン、わざと醜い顔だったり、私くらいの年齢の人が買いたいものは少なかった。
 
片付け終わって、みんなが主催者に謝意を述べる。

・感谢新桥和老朋友相聚,和新朋友相识,美好的两周,回忆满满!

・感谢新桥的团队 处理问题的速度也大大的赞 

・感谢主办方!!第一次参加新桥市集,效果和体验都满分!!期待再次相聚!!

 
私はグループに書きこまなかった。こういうのを見て中国語の言い方を勉強をしている。デポジットとして500元を出店料と別に払っていた。問題がなければ終了後5日以内に返金される。私、コーヒーこぼしたよね。ちと心配だったが、無事全額が返された。そのときに謝意を述べた。
 
ほかのマルシェもたくさんあるし、これも半年後にあるはずだ。また出すかと言うと「また参加したい」とは言えない。売るのは大変よ。終わって2日はぐったり。この私が外出せず。体はすぐ回復し、楽しい思い出が残ったけどね。
 
 

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