昨日より続く。
遅い昼食を終え、お腹パンパンになって、すぐ近くの「文庙」へ。
定州文庙。唐大中末年(约857~858年),定州帅卢简求废佛寺创修定州文庙。 占地12629.4平方米,分南北两部分,北院坐北朝南,有东、西、中三个相邻的院落,建筑布局为中轴式。东院主要建筑为崇圣祠与魁星阁;中院为大成殿、戟门、棂星门;西院为明伦堂。南院坐南朝北,为四合院式的节孝祠。
文廟=孔子廟。
入ったら右と左に「东坡双槐」。蘇東坡が植えた二本の槐(エンジュ)の木。
蘇軾は1093年10月から1094年4月までここ定州の知事を務め、そのあと惠州、儋州(広東省)に左遷された。
いま蘇東坡について日本語と中国語でいろいろ調べていたら、アメブロ発見。「トンポーロー」の「トンポー」は蘇東坡の「東坡[dōng pō]」だからね。
大成殿。孔子を祀る場所。
左右に「西庑」と「东庑」。
庑[wǔ] 1.堂下周围的屋子。2.堂下左右的屋子。3.堂下四周的走廊。
味のある扁額。上手い!
このあたりの木はすべて曲がっていて、「侧柏」と書いてあった。
そんなに広くないし(中国基準で)、参観終わり。向かいの建築、いい感じ。
駐車場に向かうべく、来た道を戻る。崇文街。
提拉米苏(ティラミス)が露出されて売っていた。気温は9度くらいだったかな。衛生的にも日本ではありえないというか、北京でもありえない売り方。
せっかく旅行に来たんだから、特産品を買いたい。でもない!老杨は買い物大好き。絶対に何かを買う人。この通りで酒専門店に入り、現地のお酒を一本買っていた。140元。店を出てから、教え子が「ネットだと110元がありますね」と、すぐに写真を取って市場価格を調べる。
「いや、ラベルが違うな。これと同じのはありません。この店のオリジナルでしょう」。淘宝で写真検索してないなんてことは珍しい。ここでしかないお酒を買えてよかったね。
駐車場で解散。教え子は河北省へ。私とダンナ、老杨と同僚は北京へ。老杨が「サービスエリアの特産品店で唐辛子を買う」と言った。外に大きな鷹の爪のオブジェがあった。特産なんだろう。
「望都」でトイレ休憩。私達も唐辛子が気になって店に入ろうとするときに、老杨が偶然出て来た。「買ったよ!」って4個も手にしてる。本当に買い物好きなのよ。給料は入ったら全額奥さんに渡し、奥さんから小遣いをもらうという、中国人では聞いたことない夫婦のシステム。なぜなら、無駄なものをどんどん買ってしまうから。ダンナが「いつも俺が阻止してるんだ。そうしないと要らないものまで買う」。
ダンナが買った。そして最後は私に渡した。受け取ってしまったが、大きいから次回アトリエに持って行くわ。
次のサービスエリア涿州でもトイレ休憩。
この書き方どうよ。「餐厅超市卫生间」。日本語でいうと「レストランスーパートイレ」とスペースなしで書いてあるのと同じ。
高速では老杨のほうが先を走っていた。電話がかかってきて、「今どこにいる?俺達は北京に入る検問を通過した。いいか、一番右のトラックのところへ並べ。早いから」。
地方から北京に入る高速道路には検問がある。この日は春節の連休が明けた翌日で、出勤日だったが、まだまだ帰省から北京に戻る人も多く、結構並んだ。
一番右の方は大型車専用なのだが、みんな早いと知っているのか、小型車も多い。私達の何台か前のバスは全員下ろして、身分証をチェックして(は見えなかったけど)一人ずつバスに戻るなんてことをしていて、結局待ち時間は短くなかった。
そして私らも含めて小さい車はノーチェック。ダンナが「北京ナンバーはそんなに調べないと思う」。
帰り道、一番恐れていたのは北京に入ってからの渋滞。時間は18時すぎで退勤時間だから混みそう。「アトリエに一緒に行くか?」と言われ、翌日何も用がなかったが、「行かない!」(心は「行きたくない!」)。
幸い渋滞もほぼなく、私は市内の自宅へ、ダンナも無事アトリエへ。楽しかった!また連れて行ってほしい。
ここで撮った写真は个人图书馆に入れた。
定州旅行記終わり。
<続く>