山海関旅行5:天下第一関で生配信するハッスルばあさん | みどりの果敢な北京生活

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6月13日。最高気温34度。最低気温21度。空気質量指数109。

<おとといの記事より続く>

 

前回の問題:スペアリブの食べ終わった骨を私が片付けようとしたら、ばあさん1がばあさん3に「わかってるでしょ」(你知道怎么做吧)と渡した。用途はなんでしょうか。

 

答え:北京に持ち帰って犬にあげる。「お義母様。まさか犬に与えるのではないでしょうね」とは言えない。だから確証はないが、99.999%そうに決まってる。

 

もう一回、キャラ立ちするばあさん達の紹介から。

ばあさん1:おなじみ、私の義母。

ばあさん2:上の妹、何してた人か知らない。私は老姨と呼ぶ。

ばあさん3:下の妹、元高校の国語教師。私は三姨と呼ぶ。

 

1日目の夜は知らないおじいさんの家に泊まった。2日目はばあさん2の家に泊まると言われた。午前中に観光地「天下第一关」へばあさん1も行くと言った。行ったことがあるんだし、「家で休んでてもいいんですよ」と私は言ったが、「せっかく孫も来て、写真を撮りたい」と言った。ばあさん3は70歳以下なので、有料。だから行かない。ばあさん1だって有料だったら、絶対来なかったね。

 

天下第一关まで路線バスがある。ばあさん、何しろお金を使いたくない。それは自分だけでない。嫁のお金は我が家のお金という考え方だから、私にも使わせない。それでも80歳がなるべく疲れないようにと考え、「車を呼びます」と私が滴滴を呼んだ。

 

天下第一关」に到着。入場料50元。この近くの観光スポット数カ所が含まれているのは60元。予習をしてなくてよく分からなかったが、なんとなく60元にした。結論から言うと、60元を買って正解。

 

天下第一关……万里长城-山海关是明长城的东北关隘※之一,在1990年以前被认为是明长城东端起点,素有中国长城“三大奇观之一”(东有山海关、中有镇北台、西有嘉峪关)。

※关隘 [guān ài]指险要的关口,在交通要道设立的防务设施。

 

天下第一関=山海関。明代の万里の長城(要塞)の一部で、東端の起点として1990年に認定され、万里の長城の「三大奇観」の一つとして知られている(東に山海関、中央に鎮北台、西に嘉峪関)。

2009年に遼寧省の虎山長城が長城の東端と中国政府が訂正するまで、山海関から延びた城壁が海岸から突き出た「老龍頭」が長城の東端とされていた。「天下第一関」と称されるが、これは山海関の著名性を表したものではなく、東から数えて最初の関所であったことを示す。<wikiより抜粋>

 

天下第一関」という大きな扁額があり、この中も入れるのだが、ばあさんここでいきなり「抖音」(≠TikTok)を始める。げっ、まだやっていたのか!孫にスマホで撮影させ張り切るばあさん。

 
ここでわかったわ。ばあさんが来た目的は動画配信だったんだ。
 

中に入る。

 
出る。少し歩く。「不到長城非好漢」by毛沢東。「万里の長城に行かなければ立派な男ではない」という有名なお言葉。右がばあさん。
 
ここでも配信をやった。ばあさんが「不到长城非好汉。我也是好汉」(私も好汉)って言ったら、こんなレベルのギャグ(?)でも周りの人が笑う。「他们笑了」と嬉しそうだった。よかったね。いい旅の思い出ができて。

 

ここはつまり二階で、結構歩けるんだけど、80歳には無理。下に降りる。

 

こんなの初めて見た。座ってロボットごと動ける。

 
下から見上げる。

 

 敷地内に展示室があるので行ってみる。

 

素敵なお庭。

 

これは裏の方で観光客もほぼいない。ここに座って休憩。着いてまだ1時間も経っていないのに。

 
ばあさんは水筒と食べ物を持っていた。もちろん、私と娘で分けて持ってあげた。食べ物はバナナとみかん。重いし、ここで食べる。そして水筒は蓋をしっかり閉めても水が漏れる。どんなの使ってんのよ!娘のリュックが少し濡れた。

 

出口の小部屋に「辦理通關文牒」と書いてある。御朱印のように、その場で筆で書いて印を押してくれる。15元。若い男性で、字は上手。でもこのハンコの捺し方が、ボンで終わり。全然きれいに押せてない。

 
この小部屋を離れてから、ばあさんは「我们家有书法家」(うちには書家がいるからね)=そんなものは要らない。
 
出口から出るときに係りの人に「上は上がりました?奥の方は行きました?」と聞かれた。全員に聞いているようだ。下をちょろっと回って出て来て、後からもう一回入りたいと言う人が以前は続出していたんだろう。

 

ばあさんが「ここから鼓楼へ行くよ」と言う。そこへ行くまで両脇は土産物屋ばかり。特に買うものもなし。

 
鼓楼へ行く途中に「闯关东」というのがあり、参観可。入口に入場料が堂々と書いてあるのに、ばあさんは「ここはタダみたいだ」と入って行く。いやいや、どこに目をつけてんのよ。80歳以上は無料。私と娘は60元のセット券を買っているので支払いなし。
 
闯关东闯 [chuǎng]は「突進する」という意味。关东を突き抜けた。
 

关东,现今指代东北地区。“关东”作为汉字文化圈的地理专有名词源自中国先秦时期,泛指函谷关以东的地区,但随着时代变迁,“关东”在中国的意涵有所变化,自明代,“关东”泛指山海关以东的地区。

山海関より西側を「関内」と称し、東側の満洲を「関東」もしくは「関外」という。かつて日本の租借地であった関東州や、そこに駐留した関東軍の名称もこれに由来する。<wikiより抜粋>

 

<wikiの闖関東の項>

闖関東は中国語で「関東(山海関の東)へ進出する」と言う意味で、19世紀後半から20世紀前半にかけて行われた山東半島に住む中国人(特に漢民族)の遼東以北への民族移動を指すことが多い。

 

 

 

民俗の紹介。

 

小麦粉系を作ってる!ばあさん✖️小麦粉=最悪(by嫁)。

 

途中の通路が妙に派手。ばあさんが「きれい!ここで写真撮ろう!」と。どんな審美眼?うちのダンナ、悪趣味でない芸術家によく育ったな。

 

民家の復元。揺りかご。

 

賭博場。

 

顔出しってどうなんだろう。このくらい不鮮明ならいいのか?今日はクイズ出さないから、顔出しについて意見を求めたい。だって、ばあさんは本人自ら顔出しして生配信してる人なんだよ。閲覧数10人くらいかな?(と勝手に)私は抖音のアプリを入れてないから見られないんだけど。

 

民家を復元。

 

結構見ごたえがあった。

 

ここで撮った写真はここに入れた。
 

<続く>

 

 

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