<おとといの記事より続く>
前回の問題:スペアリブの食べ終わった骨を私が片付けようとしたら、ばあさん1がばあさん3に「わかってるでしょ」(你知道怎么做吧)と渡した。用途はなんでしょうか。
答え:北京に持ち帰って犬にあげる。「お義母様。まさか犬に与えるのではないでしょうね」とは言えない。だから確証はないが、99.999%そうに決まってる。
もう一回、キャラ立ちするばあさん達の紹介から。
ばあさん1:おなじみ、私の義母。
ばあさん2:上の妹、何してた人か知らない。私は老姨と呼ぶ。
ばあさん3:下の妹、元高校の国語教師。私は三姨と呼ぶ。
1日目の夜は知らないおじいさんの家に泊まった。2日目はばあさん2の家に泊まると言われた。午前中に観光地「天下第一关」へばあさん1も行くと言った。行ったことがあるんだし、「家で休んでてもいいんですよ」と私は言ったが、「せっかく孫も来て、写真を撮りたい」と言った。ばあさん3は70歳以下なので、有料。だから行かない。ばあさん1だって有料だったら、絶対来なかったね。
天下第一关まで路線バスがある。ばあさん、何しろお金を使いたくない。それは自分だけでない。嫁のお金は我が家のお金という考え方だから、私にも使わせない。それでも80歳がなるべく疲れないようにと考え、「車を呼びます」と私が滴滴を呼んだ。
「天下第一关」に到着。入場料50元。この近くの観光スポット数カ所が含まれているのは60元。予習をしてなくてよく分からなかったが、なんとなく60元にした。結論から言うと、60元を買って正解。
天下第一关……万里长城-山海关是明长城的东北关隘※之一,在1990年以前被认为是明长城东端起点,素有中国长城“三大奇观之一”(东有山海关、中有镇北台、西有嘉峪关)。
※关隘 [guān ài]指险要的关口,在交通要道设立的防务设施。
天下第一関=山海関。明代の万里の長城(要塞)の一部で、東端の起点として1990年に認定され、万里の長城の「三大奇観」の一つとして知られている(東に山海関、中央に鎮北台、西に嘉峪関)。
2009年に遼寧省の虎山長城が長城の東端と中国政府が訂正するまで、山海関から延びた城壁が海岸から突き出た「老龍頭」が長城の東端とされていた。「天下第一関」と称されるが、これは山海関の著名性を表したものではなく、東から数えて最初の関所であったことを示す。<wikiより抜粋>
「天下第一関」という大きな扁額があり、この中も入れるのだが、ばあさんここでいきなり「抖音」(≠TikTok)を始める。げっ、まだやっていたのか!孫にスマホで撮影させ張り切るばあさん。
中に入る。
ここはつまり二階で、結構歩けるんだけど、80歳には無理。下に降りる。
こんなの初めて見た。座ってロボットごと動ける。
素敵なお庭。
これは裏の方で観光客もほぼいない。ここに座って休憩。着いてまだ1時間も経っていないのに。
出口の小部屋に「辦理通關文牒」と書いてある。御朱印のように、その場で筆で書いて印を押してくれる。15元。若い男性で、字は上手。でもこのハンコの捺し方が、ボンで終わり。全然きれいに押せてない。
ばあさんが「ここから鼓楼へ行くよ」と言う。そこへ行くまで両脇は土産物屋ばかり。特に買うものもなし。
关东,现今指代东北地区。“关东”作为汉字文化圈的地理专有名词源自中国先秦时期,泛指函谷关以东的地区,但随着时代变迁,“关东”在中国的意涵有所变化,自明代,“关东”泛指山海关以东的地区。
<wikiの闖関東の項>
闖関東は中国語で「関東(山海関の東)へ進出する」と言う意味で、19世紀後半から20世紀前半にかけて行われた山東半島に住む中国人(特に漢民族)の遼東以北への民族移動を指すことが多い。
民俗の紹介。
小麦粉系を作ってる!ばあさん✖️小麦粉=最悪(by嫁)。
途中の通路が妙に派手。ばあさんが「きれい!ここで写真撮ろう!」と。どんな審美眼?うちのダンナ、悪趣味でない芸術家によく育ったな。
民家の復元。揺りかご。
賭博場。
顔出しってどうなんだろう。このくらい不鮮明ならいいのか?今日はクイズ出さないから、顔出しについて意見を求めたい。だって、ばあさんは本人自ら顔出しして生配信してる人なんだよ。閲覧数10人くらいかな?(と勝手に)私は抖音のアプリを入れてないから見られないんだけど。
民家を復元。
結構見ごたえがあった。
<続く>