どうも、よんたんです。

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接頭辞と語根、接尾辞のみを解説した何ともマニアックな(笑)本です。

そもそも接頭辞や語根、接尾辞って何?って話ですが、
英単語って漢字と同じでいくつかのパートに分けて考えることが出来るんですよね。

例えば

produce

これは

pro + duce

に分けることが出来て
pro(=前のほうに) duce(=導く= to lead)
という二つの意味が合わさって出来た単語だと考えることができます。

物事を前のほうに導いていく、という意味から"生み出す、生産する"という produce の意味が導かれるんですね。

この時、このpro接頭辞と呼んでくっついた単語に"前のほうへ"という意味を付加します。

propose(前のほうへ置く→提案する)
prospect(前のほうを見る→見込み)
proceed(前のほうへいく→始める、続行する)
progress(前のほうへ歩く→進歩)

いかがでしょう?

中には若干無理矢理のものもあるかもしれませんが、実際に英単語はこんな感じで成り立ってるんです。

逆に上で
 duce(=導く= to lead) と書きましたけど、これは語根といって単語の核になる意味をもつ物になります。

試しにこのduceにいろんな接頭辞をつけてみると

introduce (中へ導く→紹介する)
deduce (離れるほうへ導く→(既知の事実を元に)推測する)
reduce(後ろのほうへ導く→減らす)

というように元の"導く"という意味が前面にでなくても、そのニュアンスを残しながら様々な意味を表せるんですね。

接尾辞は単語の後ろについてその単語の品詞を変えるのが主な目的です。

例えば

valuable (value + able で value という名詞を形容詞化、価値のある)
memorize (memory + ize で memory を動詞化、暗記する)

こんな感じです。

ではこれが何に役立つか?というと

①単語を関連付けて覚えられる

②試験で知らない単語の意味を推測する大きな手掛かりになる

の2点です。

①は上で書いた単語をバラバラに覚えるのと、このように理解して覚えてしまうのではどちらが早いか?という話。

②に関してはやはりどんなに単語を勉強しても試験で知らない単語は絶対出てくるもの。

でもこういった内容がわかっていれば

pro*@&$/

みたいにproがついてるけど後ろはわからない!という単語に出会ってもこの単語を
『集団の中から少し前に出たニュアンスを出したくて使ってる』
という認識で読み進めると意外とどうにか全体の意味は落とさなくて済むようにもなります。

そういった意味で接頭辞、語根、接尾辞の学習は
必須でないにしろ大きな武器になるんです。

特定の単語を調べたければアルクの語源辞典で入力してしまうのが一発ですし、こいつは元の単語の語根を元に接頭辞や接尾辞を変えて色々な単語を紹介してくれます。

一方でアルクの語源辞典では接頭辞や接尾辞単品での検索は出来ません。

そういった意味では長期的に、かつ、しっかりと英語を勉強したいと思っている方は座右に置いておいて損のない一冊ではあるかと思います。

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