大学のTAにアプライしたところ、『TOEFLのスコアが足りないのでもう一度受けてください』との通知が届きました。

いくつか他にも基準はあるものの、馴染みのあるテストで言えばTOEFLのSpeakingで26以上(かつ総合で100以上)かIELTSのSpeakingで7.0(総合でも7.0以上)が必要との事。

感覚的にはIELTSのほうが楽そうだけれども、IELTSだと受けられるのがだいぶ先になってしまうのでとりあえずTOEFLに再挑戦してきました。

受験前合わせれば実に43回目の受験です(笑)

結果は

Reading 27
Listening 29
Speaking 20 (FFF)
Writing 26 (GG)
TOTAL 102




……

………

すぴーきんぐ…(笑)

感覚的にはめちゃくちゃ楽に感じたんですよね。

今まで話していた量の1.5倍は話せたし、当然のごとくListening部分での聞き逃しはないので、必要なコンテンツも全てカバー。

話ながら『これ言った、あれ言った』『ちょっと時間に余裕あるからこれ付け足しておくか』

そんなこと考えながら26はもらった!と思ってたのに…。

やっぱTOEFL嫌いです(笑)

ちなみに他のセクションは

Reading

50分で終わりました。
いままでの感覚でかなりスピードを上げて解いたところ、最初のパッセージの最後の問題(要約になる3文を選ぶ問題)まで10分しか使わずに来れました(13分くらいで1題目終了)。予想より早かったので残り2題をのんびり解いて約10分残しくらいの時間配分です。

文章が短く感じたり、読むスピードが上がった原因は恐らく多読でしょう。量で言えば1日にTOEFLのReading Passageの20~50倍は読んでいるので、1年間それくらいの量を読み込めばReading は40分くらいで終わらせるだけの速読力はつくといった感じでしょうか?
(計算方法はTOEFLの1パッセージを6分で読み切ったと仮定すれば自分のReading力は1時間に10パッセージを読むくらいです。課題のReading には2~5時間かかる印象なので20~50倍くらいだろう、と考えました)

あとは精神論ですが『速く読む』という事に対する真剣さだと思います。

Reading Assignment に時間がかかる=睡眠時間が減る

という状況なので、早く読まないと生命を維持できません(笑)なので、真剣にならざるを得ない状況で読んでます。勉強している環境でそこまでの必死さを作るのは無理かもしれませんが、それに近い追いつめ方をすれば近い効果が得られるかもしれません。

まぁでもスコアが27なんで素点で言えば45点満点、37-38点(葛山先生のブログ参照)、つまりは1題あたり最低でも2~3問間違えている計算になるので偉そうな事は言えませんが。

Listening

これはやはり普段から聴いているからでしょう。
授業が2時間×2コマ
これに加えてミーティングが最低でも2時間程度。
1日最低でも6時間はネイティブの容赦ない英語が飛び交う環境にいます。

ネイティブのスピードやTOEFLのようにコントロールされていない音声に慣れていたため、TOEFLはゆっくり、はっきり話している感じがしました。渡米前が20前半のスコアばかりだったのでそれを考えればだいぶ成長したんだと思います。これもReadingと同じように真剣さが違います。何度も再生できる音源と違い、聞き逃しが許されないので、その辺も効果があったのだと思います。恐らく高い集中力の中で長時間聴き続け、さらにそれを理解していく環境はListening力の向上には大いに役に立つのだと思います。

ちなみに同じく葛山先生のブログを参考にすれば29点は1問間違え。
1問重箱の隅をつついたような質問があり、そこは完全に勘で答えた事、あとは答えを1つに絞り切れない問題ひとつがあって2択に絞って勘で答えたのでそのどちらかが間違えで、あとは全部あってたんだと思います。

Speaking

感覚的には一番成長を感じたんですがね…。
スコアに現れませんでした。
上のほうでも書いたように必要なコンテンツは全てカバーしたし、留学前に比べれば圧倒的に話せるようになっているので、なんでこうなったかは謎です。
強いてあげるのであれば速く話過ぎたかもしれない?というくらいですね。もう少しゆっくり、はっきり話したほうがよかったかも、今振り返ると思います。
あとは癖で"like"とか"kind of"という単語を挟んでしまう(日本語で言う"えっと")のでそれは良くなかったのかな、とは思いますが…。それでも受験前と同じスコアなのは納得いきません(笑)

Writing

MBAは意外と書かないんですよね。
チームでまとめてレポートという事が多いですし、何よりビジネスシーンで使うレポートなので簡潔に要点をまとめれば良かったり、パワポで済んでしまったりetc。

さらにはWordでスペルチェックしてくれるので受験をしていた時ほど気を付けなくなりました。間違ってても赤線引かれるし、右クリックすれば修正してくれるし…。スコアが低かったのはスペルミスだったという事にしてください。。。

1題目は15分で300字程度、2題目は20分で600字程度をばーっと書いて残りの時間で余分なところを削って最後は550字程度で提出しました。

総括

色々と納得いかない点はありますし、本来の目標のSpeaking 26が達成できずに何のために受けたんだ?という思いもありますが、1年半ぶりのぶっつけのTOEFLで100を超え+自己ベスト更新が出来た事は良かったんだと思います。

もう二度と受けないと思いますが、留学を経て受けた事で自分の成長を実感できたのは良かったのではないでしょうか?