3連休も相も変わらずTNR
捕獲器にはなるべく長居させたくない事もあり、金曜夜に世界のあっちゃんが捕獲器を持って、幾つかの場所へ。
私が職場から帰るのに電車に乗ったタイミングでグループLINEに想定外の連絡が。
Gさんには取り敢えずはから手術をしましょうという話をしていました。
黒猫が1匹ずついるから、そのから手術をと思っていたら、Gさんが黒猫の亡骸を持って出てきたって
”持って来やがった”と世界のあっちゃんが少々、言葉遣いがアレですみません。
世界のあっちゃんは”死体”が頗る苦手なのです。
(得意ですって人もそう居ないでしょうけど)
後でTPさんに聞いたのですが、相当大騒ぎしていたそうです
亡骸、どうするんだ
とてもじゃないけど、火葬に出す余裕が有るとは思えない。
では市の清掃センターにお願いするようにと思ったけれど、運悪く翌日は土曜で休み。
更に三連休なので月曜も祝日
この気温で火曜日まで置いたままは厳しい。
一瞬、私たちが頂いているご寄付で…と思ったのですが、過去にも書きましたがご寄付は”生きている猫”に使いたい。
可哀想ですが、亡くなってしまった猫に使う事は出来ない。
(清掃センターでの費用くらいは良いと思いますけど)
って言うか、Gさんは今まで亡くなった猫、どうしていたんだ
確か子猫は未熟児で育たないって言っていたはず。
取り敢えず、翌朝、その黒猫が最初の相談者さん宅に来ていた黒猫かどうか、尻尾で確認してもらう事に。
と思っていたら…翌朝、世界のあっちゃんが訪ねた時にはもうGさんが”どうにかした”後だったそうです
これ以上は、誰も知らないし、聞いておりません。
何となく想像はつくのですが、あくまでも想像なので敢えて書きません。
前回、捕獲器の中で怪我をしてしまったと思われる現場。
真夜中に世界のあっちゃんとTPさんが真夜中にチェックに行ってくれて、1匹捕獲。
他の捕獲器がアリだらけだったので、セットし直しもしてくれたそうです
BCS2 1.35kg 輸液
このコ、恐らく先月にリターン予定が保護になったキジトラ2匹と同腹か、まぁ同じ頃産まれだと思う。
餌やりからはこんな子猫の事は全く聞いておらず。
もし、一緒に捕まっていれば、違う未来があったかもしれない。
運の悪いコというか、ゴメン。
そして早朝。
世界のあっちゃんはGさんの所へ。
そこでまた想定外の事が…
成猫の黒は1匹ずつの計2匹。
そのうち1匹が昨日、亡くなったはずが黒猫2匹居るって
生き返った
な訳がなく、結局、餌やりGさんは猫の頭数を把握できていない様子。
もしかしたら、複数の黒猫を1匹と思っていたかも…(黒猫アルアル)
更に、見た事がない猫が2匹出てきたとか、しっちゃかめっちゃか。
世界のあっちゃんがてんやわんやなので、連絡を受けているTPさんが私に知らせてくれるのだけど。
”生きてる猫が出てきたって!”
確かにね、昨日の事があるから分かるんだけどね。
普通は出て来る猫は生きていますから…
死んでいる猫が出て来るって幽霊かよと突っ込もうと思ったのだけど、それどころではなく。
子猫が出てきただの、背中を怪我しているのが居るだの、妊娠中が居るだの…
そんな中、私は何をしていたのかと言いますと…
先週に引き続き、某所で黒猫におちょくられていました
”さぁ遠慮せず、私の胸…じゃない捕獲器に飛び込んでおいで”
と願っていたのですが、そんな気持ち悪い思いが伝わったのか、入らず
相変わらず、働き悪くてすみません…
結局、白雉子猫現場で追加の茶白くん…
ちょっと風邪気味
とGさんの所で…
首外傷 コンベニア シラミ
と黒猫2匹は何かボロボロで
ノミは勿論、シラミ…
Gさん、こんな猫達を家に入れていて、刺されないの
と思ったら、このシラミは人間には寄生しないそうです。
とは言え、ノミは人間も刺すしさぁ…
シラミがつく猫って弱っている猫が多いと聞きます。
前日に亡くなった黒猫にもついていたのかな…
BCS2 FVR 背中外傷 輸液 堕胎大
この黒白は、今回初めて見た(知った)存在。
毛が薄くて恐らく、栄養が足りていないとの話。
それでも妊娠中で、もうかなり育っていました。
産ませずに済んで良かったと思います。
この成猫3匹、皆、背中に大小の差があるものの結構な傷がありまして。
これは黒猫のどちらかの怪我なのですが・・・
古い傷やら新しい傷やら、いっぱい。
聞けば、家の中で壁に穴があってそこを通り抜ける際に怪我をするそう。
そんな穴、塞ぐなりせめて上の部分をカバーするなりって言ったのですが(因みにTPさんは”破壊で良いと思う”と言いましたけど)
大家さんに言っているけれど、直してくれないとGさん。
それじゃ、折角、治療してもまた怪我しちゃうよねぇ
黒猫は病院へ向かう途中、車内が猫の口臭で充満するくらいで…
赤丸で印した箇所、膿が溜まって穴が開いているとの説明。
普通は穴、塞がるんだけど、塞がるかなぁ…って獣医師。
痩せているのは相当、口が痛くて食べられていない所為だと思うと言われました
既にグラグラの歯もあり、何本も抜きました。
食べられるようになると良いのですが…
もう産まなくても良いし、もうちょっとラクに暮らせるようになってくれたら良いのだけど。
BCS2 1.05kg FVR コンベニア
そして、此方が子猫居たのって驚いた子猫。
多分、前回、保護となった雉白くんの兄弟ではないかなぁ…って。
朝、捕獲器を受け取った際に見て、え、これ…小さくないか
手術は出来るだろうけど、ワクチン無理なんじゃないとなりまして。
道中、TPさんと手術しないで一旦、放す大きくなるまで待って手術にする
とあーでもない、こーでもないと悩みつつ搬送。
結果、1㎏は何とか超えていたのでワクチンOKかと思いきや。
風邪をひいているから、ワクチン中止でコンベニアとなりました。
こんな大きさなら、保護出来るんじゃないのーと言われそうですが…
ごめんなさい。
もう、お願い出来るしっかりとしたボラさんに心当たりが無いのです
しっかりとしたボラさんほど、やはり皆さんからのお願いが多くて常に満床状態。
預かりボラさんと言っても、日頃のお世話・管理は勿論、人馴れさせてもらったりと誰でも良い訳ではなくて。
譲渡条件に”完全室内飼育”としているのに、預かりや保護をしているボラ自身が猫をベランダに出していたり、リード散歩しているんじゃ、頼めないです。
預けたのに心配になる…っていうのだったら、どうしようもないので。
外に居ても心配、保護しても心配じゃ、申し訳ないけど外でごめんね…を選びます。
話は変わり、少し前後しますが。
先日、何年も前にTNRや保護のお手伝いで関わったご夫婦から沢山のフードを頂きました
私共の猫を預かって下さっているボランティア仲間にお配りしたいと思っております
子猫用フードもあって、大助かりです。
心より感謝いたします
こちらのご夫婦、私たちが最初に本格的にTNRを始めた場所にお住まいでした。
そこは所謂”無責任餌やり”だらけの場所。
自分が住むマンションで猫に餌やりをしていたら、何十頭にもなり、マンション管理から餌やりをやめないのなら出て行ってもらうと注意を受け。
餌場を勝手にこのご夫婦が住む賃貸の駐車場に移動させた身勝手なおっさん
真夜中2~3時に自転車で回ってきて餌をばら撒くじーさん。
そういや、このじーさまには私、”生類憐みの令”なんかを説かれましたね…真夜中3時に
他にも気が向いた時だけ、猫を部屋に入れ(ペット不可マンションです。しかも猫2匹飼っている。)、その猫を私たちが保護したら会いたいだのその猫の為にアパート借りるだの言い出したおばさん
餌を与えるだけ、与えてハウスまで作っておきながら知らん顔して転居していったおばさん。
他にも居たなぁ…
誰一人として、このご夫婦以外に金銭的にも実働的にも協力してくれた人は居ませんでした。
協力どころか邪魔するわ、説教してくるわだったなぁ。
ご夫婦、順番に猫達を保護して飼い猫にして下さり。
私たちがなかなか捕まえられずに、出産を繰り返していた猫もお二人で協力して捕獲保護
具合が悪い猫のストレスを考え、猫の為に別々の場所で暮らした事も
最終的にはそこに居た猫たち全てを連れて戸建にお引越し。
猫たちが皆、捕まるまで部屋を借りたまま、数か月間も毎日片道約20kmを餌やりと掃除に通っていらっしゃいました。
ここに来た時には既に増えてしまっていた猫たち。
可愛らしい子猫でもない、中には触れないでっかい猫も何匹も居たのに。
一部屋にケージを数台並べて、全頭保護。
なかなか出来ない事だと思います。
そんなご夫婦から、機会があれば是非伝えて欲しいと。
”子猫はカワイイです。でも、外で苦労した大人猫たちも本当に性格が良くて、おりこうさんで我が儘言わず、カワイイです。”
”機会があれば、是非、大人猫にも目を向けて欲しい。家族に迎えてあげて欲しい。”
秋の子猫シーズンが既に始まってはいます。
でも、もし…新たに猫を迎えようかなと思っている方…大人猫も良いですよ~
ウチも成猫で元野良を2匹迎えましたが、ご夫婦と同じ意見です。