FCバルセロナ観戦日記 -4ページ目

FCバルセロナvsデポルティーボ・ラ・コルーニャ

リーガエスパニョーラ第19節。
FCバルセロナvsデポルティボの一戦は、カンプノウで行われました。


試合のスタメンは以下の通り。

GK ビクトル・バルデス
CB カルレス・プジョル
CB ジェラール・ピケ
LSB エリック・アビダル
RSB ダニエウ・アウベス
DMF トゥーレ・ヤヤ
CMF セイドゥ・ケイタ
CMF チャビ・エルナンデス
LWG サムエル・エトー
RWG レオ・メッシ
CFW ティエリ・アンリ


今節はエトーが左ですね~w

さて試合ですが、もうバルサの独壇場となりました☆

開始早々、33秒程でした。
チャビからのスルーパスにメッシが走り込み、ゴール前へマイナスのクロス!
そこにいたのはアンリ!
直前まで走っていた足を止め、相手DFを外してどフリーでシュート!!
しかしこれはGKアランスビアの阻まれてしまいます…。
この試合、デポルは防戦一方。
シュートも片手で数えられるくらいなんじゃないかというくらい。
完全にボールと、そして試合を支配したバルサは前半21分、ゴール中央で相手からボールを奪ったチャビが、右サイド前線に走りこむメッシにパスを送ると、その地点から30mを、相手ディフェンスをかわしながらドリブルで中央を斜めに突進したメッシが左足でシュート!
ボールは遠藤のPKばりにコロコロと転がり、ゴール右ポストの内側を叩いてネットを揺らしました!


FCバルセロナ観戦日記

シュートの前、エトーの前も完全に空いていたので、エトーは自分が欲しかったでしょうね~w
さらには27分、右サイドのダニからのアウトサイドキックによる絶妙のセンターリングを中央で待ち構えたアンリが見事なヘディングシュートで決めて追加点!
ダニのボールには思わず「うまいっ!」と叫んでしまいましたよ(笑)
この後もバルサの勢いは留まるところを知らず、31分にはエトーが!33分にはアンリが!!34分にはメッシが!!!36分にはケイタが!!!!そして40分には再びエトーが!!!!!(笑)チャンスを次々と手にして行きました。
そうした攻撃がようやく報われたのは41分、右サイドをスローイン→メッシのヘッドの折り返しと簡単に突破したダニのクロスにゴール前で待ち構えていたケイタがフリーでダイビングヘッド!
これをGKアランスビアが弾いたところを、今度は詰めていたエトーが押し込みました!!!

前半のみで3-0、しかも3TOPが各1点づつGETと絶好調のまま試合を折り返しました。

後半に入るとゲームは少し間伸びした感がありました。
この試合のわずかなデポルのチャンスシーンもこのあたりでしたね。
CKが3回続き、2回目のCKからのヘッドがこの試合、最もバルサゴールに近づいたシーンだったんじゃないでしょうか?
一方、停滞気味だったバルサは52分、再びメッシがドリブルで右から中央へスピード豊かに流れながら左足で強烈なシュートを放ちますが、GKアランスビアが横っ飛びで死守。
そして途中からイニエスタが投入されると、再びアスールグラナはリズムを取り戻します。
71分、左サイドからのアンリのアウトサイドから繰り出された速いクロスに飛び込んだのはそのイニエスタ!
流れるような展開から放たれたボレーシュートは、しかしまたしてもGKが懸命にセーブ。
この試合、一番頑張っていたのはもしかしたらアランスビアだったかも(笑)
しかし81分、イニエスタのスルーパスを絶妙なコントロールで受けたチャビがGKが飛び出したところを冷静に横パス!
これをアンリが決めてゴール!!

4-0として試合を決定づけます。
しかし、試合はまだ終わりませんでした。
流れの中で前線へオーバーラップしたプジョルへイニエスタが絶妙のスルーパスを通すと、プジョルはそのままGKと一対一に。
そしてなんとプジョルがボールをちょんと浮かせる憎いボールコントロール!!(笑)
飛び出して来たアランスビアはこのプジョルを倒してしまい、PKを献上。
なおかつ自身は一発退場となってしまいます。
既に交代枠3を使っていたデポルは、MFのフアン・ロドリゲスがGKを務めることに。
クレからはプジョルコールが起きていましたが、これをピチッチのエトーが(笑)難なく決めて試合を締めくくりました。



【FCバルセロナ5-0デポルティボ】
1-0 メッシ 21分

2-0 アンリ 27分

3-0 エトー 41分

4-0 アンリ 81分

5-0 エトー 86分(PK)


FCバルセロナ観戦日記

今節もバルサの攻撃力が大爆発。
メッシ、アンリ(2)、エトー(2)のスリートップ揃い踏みで大量得点を奪い、5-0でバルサが圧勝しました。
とてつも無い強さで2008/09シーズンの前半戦で数々のゴールラッシュを見せて来たバルサ。
これで19試合を終えて可能な勝ち点57の内、50ポイントを獲得。
リーガの前半戦の最高獲得ポイントの記録を更新しました。
コパもアトレティコに勝利したようですし、益々負けなさそうですね☆
次はコパでのバルセロナダービーです!
絶対勝ってほしいです!

ではいつもの監督&選手たちのコメントです。

ではまた。

★デポルティボ戦後のグアルディオラのコメント
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【勝利の要因】
「今日の試合には非常に満足している。選手達の戦うスピリッツと才能に改めて感服した。それらが毎試合毎試合、勝利の鍵となっている。この感触、この勢い、この流れを続けて行くことが重要だ。しかし、まだ我々はチャンピオンでは無い。謙虚さを忘れずに、今までどおり続けて行くことが肝要だ」
【前半戦、過去最高の勝ち点獲得】
「そうした記録はシーズン最後にチャンピオンになってこそ価値がある。まだ19試合残っている。すなわち、勝ち点57ポイントを巡る戦いが残されている」
【前半戦を振り返って】
「前半戦、我々は多くの勝ち点を獲得することが出来た。この間、バルセロニスタは非常に良い時を過ごす事が出来、その事を祝福したいと思う。いずれにせよ、まだシーズンの半分が過ぎたに過ぎない。我々はゴールに向かって突き進まなければいけない。振り返るのは、その後で良い」
【デポルティボの質】
「デポルティボは非常に良く組織が統率されているチームで、そして素晴らしい選手が揃っている。そんなチームを前に、我々はどうすれば相手のディフェンス網を破る事が出来るのかをしっかりと理解し、それを実践して行った」
【飽くなき要求】
「今日の試合は決してパーフェクトでは無い。上手く行っていなかった部分もある。全体的な感触はもちろん良かったが、冷静に必要な分析をして、修正すべき点は修正して行くことが必要だ」


★デポルティーボ戦後の選手達のコメント

【ティエリ・アンリ】
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「まだ僕らは何も勝ち取ってはいない。記録的な前半戦と言うけど、もしシーズン最後にタイトルを獲れなければ、全く意味を成さない記録だよ。もっとも、今僕らはタイトルを取れる道のりを進んでいる。これを続けて行きたい。僕らは常に勝つ為にピッチに立っている。だけど、常に負ける可能性もあるということを肝に銘じておくべきだ」
【レオ・メッシ】
「記録!?そうした事は、今後勝ち続け、勝ち点を加えていく中で励みになるね。今日はチームが上手く機能したし、とても嬉しく思っているよ。今結果が付いて来ている」
【サムエル・エトー】
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「勝てて嬉しいね。勝ち続け、沢山のゴールを決め続けたい。そして、失点も出来る限り少なく抑えることも重要だ。人生はそんな簡単じゃない。常に足をしっかりと地面に付け、進んで行く必要がある。これまでと同様にね。今僕が望むことはただ一つ。次の試合に勝つ事だけだ。そこでもし自分がゴールしてチームの勝利に貢献出来れば、尚良いね。PKのゴールは祝わなかった。何故なら、退場になったGKの代わりにゴールマウスを守ったのは元同僚のフアン・ロドリゲスだったからね」
【カルレス・プジョル】
「勝利の鍵は最初の1分から全力で戦った事。皆良く動き、良い仕事をした。PK!?僕は全く蹴るつもりは無かった。僕はディフェンダーだ。ゴールすることはいつだって嬉しい事だけど、エトーにとっても重要なゴールだったしね。記録は僕らにタイトルをもたらしてはくれない。最後の最後まで、努力し続けなければいけない。ゾーンディフェンスについては良いと思うよ。マンツーマンでやっていても点を決められる時は決められる。とにかく、今僕らはこのやり方を信じてやっている。リーガ開幕戦でヌマンシアに敗れた時は、こんな前半戦を過ごす事が出来るとは思わなかったね。国王杯!?もちろん、僕らは並々ならぬ意欲で臨むつもりだよ」
【チャビ・エルナンデス】
「チームはとても良い流れにいる。この勢いが続くと良いね。今の雰囲気を大切に、そして、謙虚になることも重要だ。僕らの限界!?僕らの行きつく先はタイトルしかない」
【トゥーレ・ヤヤ】
「前半の戦いぶりの方が遥かに良かった。今日のバルサはデポルティボより圧倒的に強かった。記録!?とても良いんじゃない。今は全てが上手く行っている。監督は勝者のメンタリティを持っているし、このクラブを良く知っている。そして僕らもプロの軍団だ。僕は今、このクラブで幸せを感じている。シーズン最初は少し難しい状態にあったけど、今はここで多くのシーズンを過ごしたいと思っているよ」
【ジェラール・ピケ】
「記録!?そうしたものは統計でしかない。とにかく、勝ち続けることだ。もう今は、水曜日のエスパニョールとのバルセロナダービーに勝つ事しか頭に無い」


FCBarcelona HomePage より


FCバルセロナvsオサスナ

リーガ第18節、レイノ・デ・ナバラスタジアムで行われたオサスナvsFCバルセロナの一戦は、濃い霧と半凍状態のピッチと、極寒のコンディションで行われました。

試合のスタメンは以下の通り。

GK ビクトル・バルデス
CB カルレス・プジョル
CB ジェラール・ピケ
LSB エリック・アビダル
RSB ダニエウ・アウベス
DMF セルジ・ブスケッツ
CMF セイドゥ・ケイタ
CMF チャビ・エルナンデス
LWG ティエリ・アンリ
RWG レオ・メッシ
CFW サムエル・エトー


試合は、開始序盤から完全にボールを支配したバルサ。
前半10分、オサスナ陣内でボールを受けたメッシが30mのドリブル突破から放たれたゴール隅を狙ったゴロのシュートは、惜しくもゴール右のポストに当たって跳ね返ってしまいます…。
続いてはアンリ。
左サイドを縦に突破し、スライディングの相手をかわして角度の無い所から放ったシュートは、GKロベルトが体を張ってセーブしました…。
前半、バルサは完全にボールポゼッションを保ち、相手に殆どチャンスを与えませんでした。
そんな中、22分にはチャビ、25分にはアンリがシュートチャンスを掴み、更には26分にオサスナのセルヒオが泡やオウンゴールというシーンも。
しかしながら、1点が遠いバルサ。
前半、オサスナにも一度だけ決定機が訪れます。
41分、右サイドのフアンフランのクロスに中央でパンディアニがドンピシャで合わせたヘディングシュートは、バルデスがファインセーブ!
そしてその直後でした。
メッシのスピードを活かしたドリブル突破!
オサスナは5人、バルサは2人。
3人のDFに詰められたメッシは、鮮やかにエトーへマイナスのパス!!
これで残り2人。
ゴール正面でボールを受けたエトーは、ワントラップから素早く右足を振り抜くと、ボールは詰めて来たDFの股間をすり抜けてゴール左隅に突き刺さりました!!!


しかし後半に入ると、レイノ・デ・ナバラを覆う視界を奪うような濃い霧がアスールグラナの視界も奪ったのか、いつものような流動的なパスワークは見る影もなくなり、オサスナのチャンスシーンが多く見られるようになりました。
そんな中、62分、右からのコーナーキックにファーサイドでフラーニョがヘディングシュートを決め、同点とされてしまいます。
途中、ブスケッツが倒れているのを見たレオが試合を止めようとした瞬間、オサスナがボールをかっさらいシュートまで持っていきます!(怒)
これはバルデスが辛くもセーブしますが、これに激怒したバルデスはピッチ中央まで抗議に。
結局バルデスを含め、オサスナ2枚の、計3枚のイエローが提示される事態となりました。
これで火が付くかと思われたバルサでしたが、さらに勢い付くオサスナ。
レイノ・デ・ナバラの熱狂的なファンの声援をバックに、圧力を強め、72分、遂にパンディアーニに逆転ゴールを奪われてしまいました!
完全に勢いに押される形で逆転を許したバルサ。
さらに活気付く相手に対し、その状況を覆すのはいよいよ困難化と思われました。
しかし尻に火の付いたバルサは、再びギアチェンジし、猛攻に転じます。
80分、右サイドを突破したアウベスのセンタリングをチャビが押し込んで同点ゴール!
しかしこの際、チャビは相手の脚に自らの脚を痛打…!
故障による試合の続行が危ぶまれましたが、事なきを得ます。A=´、`=)ゞ
続いては高い位置からダニがプレスを掛けて奪ったボールをメッシがドリブルから強烈なミドルシュート!!
ボールは左に変化しながらGoal!!!
瞬く間に逆転ゴールをもぎ取りました。

FCバルセロナ観戦日記



【オサスナ2-3FCバルセロナ】
0-1 エトー(45分)
1-1 フラーニョ(62分)
2-1 パンディアニ(72分)
2-2 チャビ(80分)
2-3 メッシ(84分)


苦境を乗り越え、難しい状況を克服しての価値ある勝利。
これで勝ち点は47。
これは昨シーズンのレアルが打ち立てたリーガ前半戦の勝ち点最多記録と並ぶこととなります。

さて次節はデポルティーボ・ラ・コルーニャをカンプ・ノウに迎えての1戦となります。
今日の試合の問題点を教訓として、リーガ前半戦、勝ち点最多記録の更新をしてくれることを願って…。

それでは以降は試合後の監督と選手のコメントです。

ではまた。

★オサスナ戦後のグアルディオラのコメント
FCバルセロナ観戦日記

「今日、我々が苦しむ事は十分に予想することが出来た。オサスナは魂を懸けて戦って来るチームだし、歴史的にもこのスタジアムでは常に苦しんでいる。今日の試合が難しくなる事は分かっていた。前半、我々は素晴らしい試合をしたと思う。しかし、後半、2-1にされるまで、我々は試合に100%入って行くことが出来なかった。熱くなるようないざこざもあった。後半の序盤は、集中し、全力で戦って来たオサスナにイニシアチブを奪われた。しかし、最後は選手達のポテンシャルをしっかりと発揮し、勝利を掴み取ることが出来た。

この試合は今後に向け、良い授業となるだろう。これで、我々はチャンピオンでも何でも無い事が分かったはずだ。我々の欠点が浮き彫りになった。まだ多くの試合が残っている。今日のような展開に陥らないよう、修正して行く必要がある」

【オサスナへの称賛】
「オサスナは我々に多くの困難をもたらして来た。特に際立っていたのは、彼らのファイティングスピリットだ。こうした戦いを続けて行けば、彼らは今いる順位から必ず抜け出すだろう」

【レオ・メッシ】
「メッシはチームに平静をもたらしてくれる選手。今の彼の凄まじい勢いが続く事を願っている」


★オサスナ戦後の選手達のコメント
FCバルセロナ観戦日記

【チャビ・エルナンデス】
「後半は苦しんだね。だけど、最後は勝利に値する戦いをしたと思う。今のチームには自信と誇りがある。それが戦いぶりに表れたね。300試合!?ここまであっと言う間だった気がする。僕は1日1日を歩んで来ただけさ」

【ジェラール・ピケ】
「ある時間帯、僕らはボールを前に運ぶのに苦労した。だけど、リードされてからは良くリアクションを起こしたし、勝利を掴む事が出来た。後半は試合の中に入って行くのに少し時間が掛かってしまったし、相手に突け入る隙を与えてしまった。勝ち進んで行くに連れ、僕らは称賛を浴びるけれど、自分達自身はしっかりと地に足付けて進んで行かなければいけない。油断すればやられてしまう。今日がその良い例だ。FIFAワールド・プレーヤー!?チャビもメッシもそれに値する選手。どちらかが選ばれれば嬉しいね」

【ビクトール・バルデス】
「前半、僕らは相手をはっきりと上回った。それが逆に後半の低調なリズムに繋がってしまったかもしれない。その中で、相手が勢いに乗って攻め、2点をもぎ取ってきた。だけど僕らはそれに対してしっかりとリアクションすることが出来た」

【レオ・メッシ】
「難しい試合になることは分かっていたよ。このスタジアムや相手の事を考えればね。とにかく、何よりも重要なのは勝利したこと。勝ち点3を手にしたことだよ。3点目のゴールは上手く決まってくれたね。この結果にはとても満足しているし、リードされてからチームは奮起し、最後は勝利する事が出来、皆満足しているよ。ブスケッツが地面にうずくまったから、僕はプレーを止めたんだ。だけど、彼らはそのボールを奪い取って、泡やゴールを決めるところまで行ってしまった。逆に、オサスナの選手が倒れた時、今後は僕らがプレーを続けたら主審がプレーを止めた。あの(不公平な)ジャッジは僕らに不利に働いたね。FIFAワールド・プレーヤーについては僕は静観しているよ。チャビと一緒にね。僕にとって何よりも重要な事は、チームが勝つ事、チームが順調に進んで行くことだ」


FCBarcelona Home Page より

お知らせ

え~。(-"-;A

最近、なぜだか急に忙しくなり
家に着いたら寝るだけの日々が続いております…。
(因みに今日は久々の午後半休♪)

おそらく、今後もこんな状態が続く予定です。(/TДT)/


ブログの更新や、皆さんへのペタ&コメント等、
なかなかできなくなってしまうと思います。

すいません…。m(_ _ )m

できれば週一ペースでリーガのブログは更新していきたいと思います。
また、時間があれば皆さんのところへも引き続きお邪魔しようと考えておりますので。

ようするに何が言いたいのかというと、

「ブログ、週一更新になるけど、見捨てないでね?」

ということですw

次は、今週末のオサスナ戦です。

ではまた。