聖なる侵入 フィリップ・K・ディックより
これは、前に書いたヴァリスの2部作で、著者のディックはこれで亡くなったそうです。
前作の主人公はピンクの光を受け、最初はわけがわからなかったのが、だんだんわかってきました。
これは著者デイックの実体験のようです。
この世界は素敵なものと、信じてたのに、回りの人の行動や不条理に絶望してくると、本人は狂ってきます。
むしろその方が正常な事ではないでしょうか。
じゃどうすればいいのかは、第2作のほうに、書いてありました。
読みたい人にとって、ネタばれになるので、自分にとっての印象的な言葉を書くと、
神はまだ子供の部分がある。
相互依存でパートナーに救われる。
この世は自分の生きる意思しだいでどうにでもなる。
この著者は楽しく死んでいったに違いありません。
実は私も去年、ある神社で、光を受けました。
これからどうなるのだろう。
聖なるスノボー
スノボーに何回か行ったんですが、なかなか左右に思うように曲がれません。
思いっきり転がされます。
一人格闘技です。
へその下の筋肉が痛い。(長距離を走っていたので、足は痛くない)
上半身を斜めにして、体重移動しても無理。
でもやっと気づきました。
世の中同じだと。
本当の意味で腰がひけてました。
唯一の誇りは誰かにおそわらなかった事です。
滑る方向側の足を見ながら、祈りました。
曲がれ!と
心意気がよかったのでしょう、行ってくれました。
何かをわかるのは後から考えると大したことないんですが、難しい。
よくブラジルのサッカー選手が天や大地に感謝してますが、祈ることは大事です。
VALIS フィリップ・K・ディック より
麻薬におぼれたことはありますか?
主人公のファットは女友達の自殺を止められなかった日から、麻薬で狂いはじめた。
彼は自殺を試みるが失敗する。
だが彼は神に出会った。
ピンクの光線が頭に情報を送りこんできた。
彼の文章は狂ってるんですが、明晰で、おかげで私も狂ってきました。
時間と空間から解放され、
2歳の女の子が、キリストやブッタのように語りだす。
いままではあなたたちのなかには何もなく孤独だった。
いまのあなたたちは、悩んだり、くじけたり、死んだりすることのない連れそいを得ている。
あなたたちは永遠と結びついてるから、心を癒す太陽のように輝くだろう。
私が最近手にとってしまう本は同じことを語りだします。
いろいろな神をもつ宗教は終わり、今リアルに響くたったひとりの神、
それは自分自身。