三月大歌舞伎
行ってまいりました。菅原伝授はもう、これまで何度もみすぎて、内容も全く共感できないし、好きじゃない演目ですが菊之助さまが松王丸をなさるというので。亡吉右衞門丈をなぞるように、演じておられました。愛之助丈、なんとなしに芝居が軽いのですが、やはり映像作品の印象が私の意識に影響してしまっている気がします。人気という意味では映像作品に出ることは意義深いのでしょうが、どうもね。そして、新悟丈が上手くなっていて驚いたのでした。知らぬ間にこういうお役をなさるようになってたのね。立ち姿が美しい。今月昼の部はやはり、小浜御殿お目当ての方が多いでしょう。今回は最高のキャスティングだったのでは。梅枝丈さいこう、一生ついてく!仁左衛門丈と幸四郎丈のやり取りに、客席も息も詰めて見入っていたように感じる空気感。最高。この日は3階席は高校生の団体がいたのですが、みなさん静かに見入っていたような気配を感じました。学校行事でいらしたのでしょうが、こんな作品を見られて幸せよね。若い人たちだからこそ、ほんまもんを見ていただくことが大事。話の内容が事細かにわからなくてもいいのよ。ほんまもんの芸に触れ、この空気感に触れることが大事。そんな良い気分のまま和光のティーサロンを覗くと、空いてる!お久しぶりのパフェ!知らん間に値段上がってるけど、コーヒーとセットで4,400円だけど、たまにはいいのよ。