
麺王 「さて、今日は少しリッチなラーメンと洒落込むか」

ユリア 「インスタントラーメンでリッチ?」

麺王 「いかにも!」
「この箱入りの高級インスタントラーメンだ!」
ユリア 「ほう、なんか、車で言うとレクサスみたいなラーメンね」

麺王 「包装してる袋も、ちょっと分厚い・・・」

ユリア 「なんか、ドロっとしてて天一みたいなコッテリに見えるけど、
味はすごくサッパリしてるわね」
麺王 「ちょっと鶏臭い感じもするが、それがまた、店っぽいな」
「これは、柚子胡椒が合いそうだ」
ユリア 「ラーメンというより、水炊き専門店の鶏ソバって感じね」

麺王 「前から気になってたんだけど、
ブラジャーのホックって、なんで前のと後ろのとあるんだ?」
ユリア 「さあ? それは私も知らないわ」
麺王 「フロントホックの方が使い勝手が良さそうだけど、
なぜか、背中のホックの方が多いのも不思議だ」
なぜか、背中のホックの方が多いのも不思議だ」
「というか、フロントホックなんて、はぐれメタル並みの遭遇率なんだけど」

ユリア 「それは、アレだな!」
「フロントだと、お前みたいな不埒なやつが外し易いからだろ!」

麺王 「何を言うか!」
「背中でも、どうということは無い」
「右手なら2秒かかるが、左手なら0.05秒で外して見せる!」
ユリア 「0.05秒って、ギャバンかよっ!」
「ていうか、なんで、右利きなのに左の方が速いわけ?」
麺王 「それは、フライパンが左手じゃないと上手く振れないのと同じだ」
「右手は、より繊細なミッションを遂行していることが多いからな」
ユリア 「ちなみに、繊細なミッションとは一体どのような?」
麺王 「そうだな・・・」
「お肉を丁寧にほぐしたり、お豆を優しく転がしたり・・・」
ユリア 「小学生も見てるんだから、そういのはダメだって!」
麺王 「なんで? 料理の話じゃないか!」

ユリア 「まったく、何を料理してるんだか・・・」