
ユリア 「なんか、今日は無性にナポリタンが食べたい気分なんだけど・・・」
麺王 「フッ、そんな事、この麺王にとっては赤子の手を捻るより容易い!」
ユリア 「実際に、赤ちゃんの腕を捻ったりしたら、張り回すけどな!」

麺王 「まずは、ソースを作るのだ」
ユリア 「ナポリタンって、ケチャップじゃないの?」
麺王 「この俺のナポリタンを弁当の付け合わせと一緒にされては困るな」
「ケチャップに牛乳、それに砂糖を隠し味に使うのだ」

麺王 「はい、完成!」
「やはり、タバスコは欠かせぬ!」

ユリア 「うん、確かにケチャップだけとは全然違うわね」

ユリア 「小池都知事、東京五輪の新標語にMOTTAINAIを発表だって」

麺王 「タチの悪いジョークだな」
「あれだけ、税金を浪費してる都市は古今東西、類を見ないってのに」
ユリア 「勿体無いっていう感覚は外国には無いみたいで、説明が難しいらしいわ」
麺王 「英語で言うと、消費削減(Reduse)・再使用(Reuse)・再生利用(Recycle)の
3Rに置き換えるらしいぞ」
3Rに置き換えるらしいぞ」
ユリア 「オリンピックや築地移転でやってる事と全く逆じゃないの?」
麺王 「いざとなったら、マスゾエリユーズ・イシハラリサイクルじゃないか?」
ユリア 「あいつらに責任を取らせるってこと?」
「実際、彼らにも責任があるんだけど」
麺王 「もう、ああなったら事実関係とか調べようが無いしな」
「と言っても、前知事とか個人で賠償できる物でも無いし・・・」
「もう、税金が勿体無いとか言ってるレベルじゃないよ」
ユリア 「そう! 勿体無いといえば、アレよ!」
「廃棄のお弁当とかお惣菜!」
麺王 「家畜の飼料にしてるという話を聞いたけど・・・」
ユリア 「あのパックを一個ずつ開けて?」
麺王 「まあ、人件費を考えたら割に合わないよな」
「でも、売り物である以上、タダで配るワケにはいかないからなぁ・・・」
ユリア 「じゃあ、あんたは何が勿体無いって思うの?」

麺王 「そうだな」
「若くして、失われる命かな・・・」
ユリア 「はい?」
「いや、間違ってはないけど・・・」
「あんたのそれは、特に女性限定なんじゃ?」
麺王 「そ、そんなこと無いぞ」
「この麺王、そこまで腐ってはおらぬ!」
ユリア 「じゃあさ、白血病の患者がいて、あんたがドナーに適合したとする」
麺王 「まあ、予定が合えば、ドナーになってやらんこともないかな」
ユリア 「本来、相手は分らないんだけど、もし美少女だったら?」

麺王 「我が骨髄、正に骨の髄まで差し上げようぞ!」
ユリア 「じゃあ、オッサンだったら?」

麺王 「ええ~、別にやってもいいけどさぁ・・・」
「テンション、上がらねぇ~」

ユリア 「骨の髄まで、腐っとるやないか!」