
麺王 「こんなの見つけたんだが・・・」

ユリア 「冬向けの新製品って感じね」

麺王 「従来通りのフライ麺に、粉末スープ、調味油という構成だな」

ユリア 「スープの色がオレンジで辛ラーメンに似てるわね」
麺王 「ああ、だが、全く辛くない」
「さらに、コクもない・・・」
ユリア 「う~ん、不味くはないけど・・・」
麺王 「日清にしては失敗作だな」
「そのまま、食べるならだけど・・・」
ユリア 「手を加えたら、美味しくなるということ?」
麺王 「それもそうだけど、こいつの使い方は鍋じゃないか?」
ユリア 「キムチ鍋のベースに、この粉末スープを加えたら、風味が増しそうね」
麺王 「ああ、そして、シメに麺を入れると!」
「通常の細さのフライ麺なのに、茹で時間が4分なのは、
そういう食べ方を想定していると見た!」
そういう食べ方を想定していると見た!」
ユリア 「やや固めで、鍋で煮ても伸びにくいと?」
麺王 「そう考えると、あえて淡白なこの味付けも納得できる」
「さすがは、日清!」
「消費者の1歩先を見越しておるわっ!」
ユリア 「へぇ~! って、ホントかよっ!?」

ユリア 「ねえ、少しは運動とかした方が良くない?」

麺王 「ああ、涼しくなったらな」
ユリア 「あんたの涼しいは真冬だろ!」
麺王 「別に俺も嫌いじゃないんだけどな・・・」
ユリア 「なら良いじゃない」
麺王 「トレーニングするとハゲる!」
ユリア 「なんだ、そりゃ?」
麺王 「いや、マジで!」
「筋トレする → 男性ホルモン分泌 → ハゲ(&エロ上昇)だ」
ユリア 「エロも上昇?」
「お前のそれに限界はないのか?」
麺王 「青天井だな!」
「成層圏を余裕で突破するぐらいの」
ユリア 「それは厄介だけど、ハゲても別に問題ないでしょ」
麺王 「いや、あるだろ!」
ユリア 「なんで?」
「髪の毛なんて、別になんの役にもたってないじゃん」
麺王 「頭を保護するという大事な役目があるだろ」
ユリア 「何から保護するの?」
「空から降ってくるのは、鳥のフンか隕石ぐらいじゃん」
「どっちも、毛があろうと無かろうと大差ないでしょ」
麺王 「いや、有害な宇宙線とか電波とか・・・」
ユリア 「それも、毛で防げるもんじゃないでしょ」
「せっかく近所に市営の設備があるんだから、行ったらいいのに」
麺王 「あそこなぁ・・・」
「65歳以上が無料だから、平均年齢高いんだよなぁ」
ユリア 「そうなの?」
麺王 「プールなんて、5レーン中4レーンがウォーキングだぞ」
「ほとんどデイサービスの入浴介助だ」
ユリア 「マイペースで運動できていいんじゃない?」
麺王 「ま、まあな」
「若い娘がいると、つい、ハッスル、マッスルしちゃうからな~」

麺王 「目指せ!マッスルドッキング!」

ユリア 「ハゲればいいのに!」
「ハゲまくればいいのに!」
「額に肉ってスミ入れてやるから!」