
麺王 「今日は、前から気になっていたコレだ!」

ユリア 「辛ラーメンのブラック?」
麺王 「ちょっと、デラックス版のようだな」
「ちなみに、太陽に晒してもRXにはならんぞ」
ユリア 「・・・・・」

麺王 「粉末スープが2種類入ってる」
ユリア 「ソルロンタン?」
麺王 「メンタンピンみたいだ・・・」

麺王 「完成~!」
ユリア 「黒くはないのね」
麺王 「普通の辛ラーメンは、いかにもジャンクなスナック菓子みたいな味だが、
これは、落ち着いた大人の味だな」
これは、落ち着いた大人の味だな」
ユリア 「ほんと、塩分が控えめなのにちゃんと美味しいなんて」
「あの国らしくないわ」
麺王 「感情的で、しつこくて、思慮が浅いイメージだからな」
ユリア 「あの国にも、あっさりして落ち着いた、
物事の本質を見極められる人間もいるんだな」
物事の本質を見極められる人間もいるんだな」
麺王 「でも、きっと腹黒いんだろうな」
「ブラックだけに」
ユリア 「自分の感情丸出しのアホよりマシだわ」

ユリア 「いや、それにしても、東京に台風が上陸するとはね~」

麺王 「ブラジルで蝶が羽ばたいたんだろ?」
ユリア 「???」
「す、水泳?」
麺王 「何、言ってんの?キミ」
「バタフライエフェクトも知らんのか?」
ユリア 「知るか! そんなの!」
麺王 「タイムリープものの基本だろ」
ユリア 「だから、知らねぇっての!」
麺王 「バタフライ効果やシュレディンガーの猫はオタクの常識だぞ」
ユリア 「いや、私、オタクじゃないし!」
「てか、オタクの常識は世間の非常識って知らんのか?」
麺王 「そ、そうだったのか・・・」
ユリア 「天才物理学者が味噌汁すら作れなかったりな」
麺王 「いいじゃないか、別に」
「永谷園があるし」
ユリア 「だいたいオタクって、やり直しものが好きだよな」
「よっぽど、自分の人生をやり直したいのかねぇ」
麺王 「な、なんてことを!」
「て言うか、知ってるじゃん、タイムリープ」
ユリア 「・・・・」