さて、麺王一行は温泉からしばらく田舎道を走り、高知県津野町へとたどり着いた。
そして、おじさん3号さん宅の、倉庫を改造した部屋へ案内された。

麺王 「こ、これは!?」
torico 「対面カウンターに業務用まな板・・・」
ブラウン 「お店みたいであります!」
おじさん 「まあ、元々、本職なんやけどな」
ぐれ 「飾ってある模型も凄いですよ!」
麺王 「うむ、それぞれ木製ベースに固定してあって良いセンスだ」

おじさん 「さあ、そろそろ始めましょうか」

おじさん 「まずは鰹のタタキから」

ブラウン 「うわっ! 何これ! うま~い!」

torico 「ブラウン君、キミは宮川大輔かね?」
「だが、確かに、香り、食感共に、今まで食べた鰹とは比べ物にならぬ」

おじさん 「それはな、朝どれの鰹だ!」
「釣ったばかりのを今朝、水揚げしたものだ」
麺王 「まさか、久礼の漁港へわざわざ買いに?」
おじさん 「まあ、県外のお客さんには、
ちゃんとした鰹を食べてもらいたいからなぁ」
ちゃんとした鰹を食べてもらいたいからなぁ」
ぐれ 「高知県民でも、なかなか、こんなの食べられませんよ」
torico 「これこそ、まさに、ご馳走だね」

ブラウン 「この煮豚も美味いであります!」

麺王 「この肉味噌も絶品だ!」
おじさん 「シメはその味噌でジャージャー麺でもやろうかと思っておる」

torico 「それにしても、料理やお酒のタイミングも絶妙だね」
麺王 「さ、マスターも、もっと飲んでくだされ」
おじさん 「いえいえ、お気遣いなく」
「十分、やっておりますよ」
「十分、やっておりますよ」
この後も、豚の角煮、焼き鯖、など続き、バーベキューの牛肉など完全に忘れられていた。
そして、翌朝。

コーヒー豆を挽く音で目が覚めると、朝食が用意されていた。
torico 「ふむ、挽きたてのコーヒーは格別だね」
ブラウン 「この、ポークビーンズも、めちゃウマでありますよ!」
麺王 「ぬうぅ、千切りキャベツもふわふわだ!」
おじさん 「いや、君たち、褒めずぎやろ・・・」
torico 「ところで、マスター・・・」
「忘年会の予約は受け付けてるのかな?」

おじさん 「忘年会は無論、皆の予定が合うときに、
せひ、また飲りたいものだな」

お土産にマスター特製の肉味噌を頂きました。