PRライター ミエです。
私たちはブログにしてもメルマガにしても、書く時は「最後まで読んでもらえる」ことを前提として書きますよね。
でも実際はどうだろう?
自分が読み手の場合を思い出してみて。
最初の5-6行くらい読んで興味なかったら、読むのをやめてそのページから離れたり、次のメールに行っちゃってませんか?
そう。
最後まで読まれない記事が、普通にいーーーーっぱいある、と思っていた方がよさそうです。
どうやったら最後まで自然に、スイスイ読んでもらえるか。
その要素の一つとして、「書く順番」ってとっても大切なんですね。
なので、クライアントさんの添削をしていて、「内容はとてもいいのですが、順番を変えましょう」とお伝えすることがあります。
順番の例を一つ、書きますね。
昨日電車に乗ったら大学の記事広告があって、ぼんやり読んでました。
それは社会で活躍する卒業生のインタビューでした。
高校生やその親に向けて、「うちの卒業生はこんなに活躍していますよ。就職に強い大学なんですよ」ということをアピールするためのものですね。
インタビューは「3つの質問とその回答」でまとめられてました。
この順番です。
大学時代の思い出(学んだこと、恩師との関わり)
現在の仕事内容(やりがいのある花形部署で活躍中)
読者(高校生)へのメッセージ
私はこれを見て「んー」と思いました。なんかスッキリしないんだよなあ。そんな気持ち。
理由はすぐにわかりました。
順番が惜しいんだ!
上に書いた順番は、広告の作り手である「大学側が言いたいこと」の流れに沿っています。
うちの大学は素晴らしい先生がいる、素晴らしい環境です。
だから卒業後も活躍できるんですよ。
うちの大学に来れば、こんな未来が待っているかもしれませんよ。
こう言いたいわけです。
でも、、、、読者が一番知りたいのは?
そう、「卒業後、どんな仕事に就けるのか」「社会で活躍できるのか」ですよね。
広告の狙いも、これだったはずです。
だからこそ、ここに登場している卒業生は某有名スポーツメーカーに勤務する人なのです。しかも海外の選手との折衝を担当する、いわば花形部署で働く人。
みんなが憧れるような、華やかな仕事です。
この場合、この人の仕事内容が「つかみ」になります。
だったら、これを冒頭で知らせない手はありません。
読者が興味あることを一番最初に持ってくる。
コレ、鉄則です。
そう考えると、順番はこうした方がよかったのではないでしょうか。
現在の仕事内容(やりがいのある花形部署で活躍中)
大学時代の思い出(学んだこと、恩師との関わり)
想定読者(高校生)へのメッセージ
こんなに活躍している人がいるよ!
この人はうちの大学時代、こんな指導を受けていたんだよ。
うちの大学に来れば、こんな未来が待っているかもしれないよ。
という流れですね。
私は、この方が受け手の気持ちに入って行きやすいと思います。
同じことを言うのでも、「相手の気持ちに入っていけるかどうか」は順番で大きく変わります。
プロフィールなども、単純に時系列で書くとあなたの魅力が伝わらない場合がありますから、順番には気を配ってくださいね。
というこの記事が最後まで読まれたかどうか、、、とっても不安ですが・・(汗)。