浴室 -86ページ目

お願い、わたしを連れて行かないで

名前をつけてあげたいの





遠いわたしに名前をつけてあげたい


いつまでも磨耗できないわたしの心を半分あげたい


あの時みたいに笑いたいとか


そんな馬鹿なことばかり




取り戻したって、有り合わせで


あの時みたいにはなれない




とっくに麻痺した感覚?


誰が正しい、何が正しい





わたしは間違えてなんてない


わたしはわたしで選んだんだ

遠い夢を見た

遠い夢を見た


わたしが遠い夢を見て、あなたは近い現実になる


わたしが遠くなればなるほど、あなたは近くなって


わたしとあなたは反比例する


わたしの欲しいもの


あなたの欲しいもの


永遠に交わらない平行線


わたしはあなたが欲しくて


あなたはわたしは欲しくない


欲しがって、前みたいに


強請って、あの時みたいに


わたしの中で消化できるかどうか

全てはわたしの中で消化できるか否かの問題であり、別に他人がどうこう言う問題でも関わる問題でもないということ

善意、悪意

裏切るということ
何も感じない訳じゃない

でも罪悪感なんかには負けてる余裕はない

わたしに望むことを叶えてあげるから、その前だけはわたしはあなたのものだけだから

少しだけわたしを好きになって

わたしは彼が好きで

でもあなたたちも家庭があって、お互い様だと思うけど

お互いお互いが壊さない程度に
本気じゃなくて
遊び、でしょう?

どこまでわたしに投資してくれる?

好きとか言わないで

第一愛人なんて囲ってる人間がマトモだとは思えない



それは
わたしも
おんなじだけど